朝日杯フューチュリティステークス2025想定騎手と出走馬全情報

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こんにちは。Asymmetric Edge、運営者の「K」です。年末のG1戦線もいよいよ佳境に入り、来年のクラシックを占う重要な一戦が近づいてきましたね。朝日杯フューチュリティステークスの想定騎手や出走予定馬の情報を探して、この記事にたどり着いた方も多いのではないでしょうか。特に今年はルメール騎手が騎乗するダイヤモンドノットの評価や、抽選対象となっている武豊騎手の動向など、気になるトピックが満載です。過去のデータ傾向や世相を反映したサイン馬券の考察も含めて、皆さんの予想に役立つ情報を整理しました。エコロアルバなど有力馬の評価もしっかり深掘りしていきますので、ぜひ最後までお付き合いください。

  • 2025年朝日杯FSに出走する全登録馬と想定騎手の最新情報
  • ルメール騎手や武豊騎手など注目ジョッキーの騎乗馬と勝算
  • 有力馬3頭の長所と短所を過去データに基づいて徹底分析
  • 今年の世相を反映した独自のサイン馬券予想と穴馬情報
目次

2025年朝日杯フューチュリティステークスの想定騎手一覧

まずは、皆さんが最も気になっているであろう「誰がどの馬に乗るのか」という点から整理していきましょう。2025年の朝日杯フューチュリティステークスは、賞金が増額される過渡期ということもあり、各陣営の本気度が非常に高いのが特徴です。ここでは、出走が確定している賞金上位馬から、抽選の結果待ちとなっている馬まで、最新の取材情報に基づいた想定騎手情報を網羅しました。

出走予定馬と騎手の最新情報

12月5日時点での登録状況と、各メディアや取材情報から判明している想定騎手は以下の通りです。今年はフルゲート18頭に対して多くの登録があり、出走権争いも熾烈を極めています。まずは一覧で状況を把握しておきましょう。

馬名性齢想定騎手前走成績出走可否
ダイヤモンドノット牡2C.ルメール京王杯2歳S 1着確定
アドマイヤクワッズ牡2坂井瑠星デイリー杯2歳S 1着確定
リアライズシリウス牡2津村明秀新潟2歳S 1着確定
エコロアルバ牡2松山弘平サウジアラビアRC 1着確定
カヴァレリッツォ牡2C.デムーロデイリー杯2歳S 2着確定
タガノアラリア牡2F.ジェルー秋明菊賞 1着確定

注目のポイント
上記のリストは賞金上位の出走確定馬です。特に重賞ウィナーである3頭(ダイヤモンドノット、アドマイヤクワッズ、エコロアルバ)には、現在リーディング上位のトップジョッキーたちが配されており、まさに「三つ巴」の様相を呈しています。

優先出走権を持つ有力馬の動向

今年の朝日杯FSの中心となるのは、主要な前哨戦を制してここに駒を進めてきた3頭の重賞ウィナーです。単なる実績上位というだけでなく、それぞれが全く異なる個性(武器)を持っており、陣営が選んだ鞍上にも「勝つための明確な意図」が透けて見えます。ここでは、単なる戦績だけでなく、血統背景や調教での動きも含めて、この「3強」を徹底解剖します。

ダイヤモンドノット×C.ルメール:短距離のスピードをマイルで昇華できるか

京王杯2歳ステークスを制したダイヤモンドノット。この馬の最大の武器は、父ブリックスアンドモルタルから受け継いだ「一瞬でトップスピードに乗る加速力」です。

前走は前半600mが35.2秒というスローペースでしたが、ラスト3ハロン33.0秒、特にラスト400mでは11.0秒前後のラップを刻んで突き抜けました。これは並の馬にはできない芸当です。一方で、「1400m戦で折り合いに専念しての勝利」だったため、さらに200m延びる阪神マイルでのスタミナ面を不安視する声もあります。

血統と鞍上のケミストリー
ブリックスアンドモルタル産駒は、日本の高速馬場への適性が非常に高い反面、気性的に前向きすぎる傾向があります。そこでC.ルメール騎手の継続騎乗です。彼は馬のリズムを守り、エネルギーを直線の爆発力に変える技術において世界一と言っても過言ではありません。「距離延長の壁」をルメールマジックでどうクリアするかが、この馬の勝利への鍵となります。

アドマイヤクワッズ×坂井瑠星:闘争心に火をつける「攻め」の騎乗

デイリー杯2歳ステークス覇者のアドマイヤクワッズは、非常に面白い特性を持った馬です。調教では自分からハミを取らず、「ズブい(反応が鈍い)」面を見せることが多々あります。しかし、ひとたび実戦に行くとスイッチが入り、勝負根性を発揮する典型的な「実戦派」です。

このタイプにとって、若きエース坂井瑠星騎手とのコンビ結成は、まさに鬼に金棒と言えるでしょう。坂井騎手は、道中から積極的にポジションを取りに行き、最後もしっかりと腕を動かして馬を鼓舞できるジョッキーです。

舞台適性はナンバーワン?
父Constitution(コンスティテューション)はアメリカのダートG1馬ですが、産駒は芝でのスピードと持続力を兼ね備えています。前走と同じ「阪神芝1600m」という舞台を経験している強みは計り知れません。スローからの瞬発力勝負になっても、タフな消耗戦になっても対応できる「自在性」と「完成度」においては、3強の中で一歩リードしている印象です。

エコロアルバ×松山弘平:エンジンの掛かり遅さを補う「破壊力」

サウジアラビアRCを制したエコロアルバは、父モーリスの全盛期を彷彿とさせる「重戦車」のような馬です。レース映像を見返すと分かりますが、追い出しを開始してからトップスピードに乗るまでに少し時間がかかります。しかし、一度エンジンが掛かってからの伸び脚は、他馬とは次元が違います。

ここで重要なのが、鞍上の松山弘平騎手がその特性を熟知しているという点です。彼は前走でも、馬のリズムを崩さないよう丁寧にエスコートし、直線の長い東京コースでその末脚を爆発させました。

勝負の分かれ目
阪神の外回りコースも直線が長く、エコロアルバにとっては好条件です。ただし、開幕週に近い良好な馬場で「前が止まらない展開」になった場合、エンジンの掛かりの遅さが命取りになるリスクもあります。松山騎手が「どのタイミングでGOサインを出すか」、その判断一つで着順が大きく入れ替わるスリリングな一頭です。

賞金ボーダーと抽選対象馬の行方

G1レースといえば、選ばれし強豪馬たちが集う華やかな舞台ですが、2歳戦においてはこのスタートラインに立つこと自体が最初の、そして最大の難関となります。個人的に今年一番のドラマになりそうだと感じているのが、この「出走ボーダーライン」と「抽選」の行方です。

残り「数枠」を巡る過酷な椅子取りゲーム

2025年の朝日杯FSはフルゲート18頭で行われますが、現状の収得賞金ランキングを見ると、確実に出走できるのはタガノアラリア(賞金900万円)までの上位組だけです。残る枠を巡っては、収得賞金400万円、つまり「新馬戦や未勝利戦を勝ち上がったばかりの1勝馬たち」による抽選となります。

抽選のメカニズム
JRAの規定では、出走可能頭数を超える登録があった場合、収得賞金順に優先出走権が与えられます。同額の場合は抽選です。今年は400万円組の登録が非常に多く、想定される抽選確率は約2/3から1/2程度。つまり、2頭に1頭、あるいは3頭に1頭は、ゲートに入る前に涙を飲むことになります。

注目すべき「400万組」の伏兵たち

「たかが1勝馬」と侮ってはいけません。この時期の2歳馬は成長速度が著しく、賞金が足りていないだけで、重賞級のポテンシャルを秘めた馬がゴロゴロいます。

例えば、抽選対象となっているアイガーリー(武豊騎手騎乗予定)はデイリー杯2歳Sで3着に入っており、実力は証明済みです。また、グッドピース(西村淳也騎手騎乗予定)なども、ここを突破すれば不気味な存在となります。
せっかく有力なジョッキーを確保し、万全の仕上げをしていても、くじ引きで外れれば除外。逆に言えば、この狭き門を突破してきた馬は「運も味方にしている」と言えるかもしれません。

木曜日は運命の日
出走馬が最終的に確定するのは、レース週の木曜日です。ここで抽選の結果が判明します。馬券検討の際、どんなに素晴らしい馬だと思っていても除外されては意味がありません。まずは木曜日のニュースで「どの馬が生き残ったか」を確認することが、今週の予想の第一歩となります。

武豊騎手は抽選突破で参戦なるか

G1レースのファンファーレが鳴る時、そこに「あの男」がいるかいないかで、場の空気はガラリと変わります。競馬ファンとして、いや一人の日本人としてどうしても気になってしまうのが、生ける伝説・武豊騎手の動向です。

「朝日杯未勝利」は過去の話。レジェンドが見据える2勝目

かつて朝日杯FSは、武豊騎手にとって「唯一勝てないG1」として高い壁となっていました。しかし、2021年に名馬ドウデュースで見事そのジンクスを打破。あの時の感動と、ゴール後のガッツポーズは今でも鮮明に脳裏に焼き付いています。

「勝てないレース」から「勝てるレース」へと変貌を遂げた今、彼が選んだパートナーはアイガーリー(デイリー杯2歳S 3着)。重賞で馬券圏内に食い込むだけの実力がありながら、収得賞金400万円というボーダーライン上にいるため、出走は抽選(くじ引き)の結果次第となっています。

アイガーリーの実力評価
抽選対象とはいえ、前走のデイリー杯2歳Sでは、今回の上位人気候補であるアドマイヤクワッズ(1着)、カヴァレリッツォ(2着)と0.3秒差の勝負を演じています。展開ひとつで逆転可能な位置にいる実力馬であり、決して「数合わせの参加」ではありません。

もしゲートに入れば…「武豊マジック」の脅威

もし木曜日の抽選を見事突破し、ゲートインすることが叶えば、アイガーリーは一気に不気味な存在へと変貌します。

舞台となる阪神マイルは、武豊騎手が「庭」と呼べるほど熟知しているコース。特に今年のメンバー構成は、逃げ馬が少なくペースが読みにくい混戦模様です。そんな時こそ、「ペースを支配する魔術師」の手腕が光ります。
彼が内枠からスルリと好位につけ、絶妙なタイミングで抜け出すシーン……想像するだけで鳥肌が立ちませんか?

まずは「運」を天に任せて
すべては木曜日の抽選結果にかかっています。もし除外となれば、武豊騎手の今年の朝日杯FS参戦自体が消滅する可能性が高いです。レジェンドの参戦が叶うのか、それとも幻となるのか。今週最大の「運試し」に注目が集まります。

短期免許の外国人騎手にも注目

秋から年末にかけてのG1戦線において、予想を組み立てる上で絶対に避けて通れないのが、短期免許で来日している世界トップクラスの外国人ジョッキーたちの存在です。彼らの騎乗技術、特にここ一番での勝負強さは、日本の競馬ファンを何度も驚かせてきました。2025年の朝日杯FSにおいても、レースの流れを左右する強力な「黒船」が2名参戦しています。

C.デムーロ×カヴァレリッツォ:「あと一歩」を埋める世界最高峰の豪腕

まずは、イタリア出身でフランスを拠点とするC.デムーロ騎手です。彼に関してはもはや説明不要かもしれませんが、特筆すべきはその「馬を動かすアクションの激しさと正確さ」です。

今回はデイリー杯2歳Sで2着だったカヴァレリッツォに騎乗します。前走は勝ち馬アドマイヤクワッズに屈しましたが、クリスチャンへの乗り替わりは、その着差をひっくり返すだけのインパクトがあります。彼は過去、朝日杯FSにおいてセリフォス(2021年2着)やステルヴィオ(2017年2着)など、人気馬を確実に馬券圏内に持ってくる安定感を見せています。

C.デムーロ騎手の何が凄いのか
日本の騎手以上に「道中のポジション取り」にシビアです。スタートで多少遅れてもリカバリーが早く、勝負所ではいつの間にか好位にいます。そして直線の追い比べになれば、欧州仕込みのパワフルな騎乗で馬の首をグイっと前に出させる。接戦になればなるほど、彼の腕が不気味に光ります。

F.ジェルー×タガノアラリア:アメリカ仕込みの「体内時計」が波乱を呼ぶか

そして、今年の大きなトピックと言えるのが、初来日を果たしたアメリカの名手F.ジェルー騎手です。タガノアラリアとのコンビでG1に挑みます。

日本ではまだ馴染みが薄いかもしれませんが、彼はアメリカで年度代表馬ガンランナー(Gun Runner)の主戦を務め、ブリーダーズカップ・クラシックなどのビッグタイトルを総なめにしてきた超一流ジョッキーです。アメリカの競馬は、スタートから激しいポジション争いがあり、非常にタイトな騎乗が求められます。そのため、ジェルー騎手は「スタートの反応」と「正確なラップタイムを刻む体内時計」において、ずば抜けた能力を持っています。

未知数の魅力をどう見る?
「アメリカの騎手=ダート専門」というイメージがあるかもしれませんが、彼は芝のG1レースでも多くの実績があります。タガノアラリアがもしハナを主張したり、先行策を取ったりした場合、ジェルー騎手の絶妙なペース配分で後続を翻弄し、そのまま逃げ粘る……という「行った行った」のシーンも想定しておくべきでしょう。日本の若駒戦特有のスローペースを嫌って、彼がレース全体をハイペースに引き上げる可能性もあり、展開の鍵を握るキーマンと言えます。

朝日杯フューチュリティステークスで想定騎手から読む展開

ここからは、想定騎手と馬の適性を掛け合わせて、実際のレースがどのような展開になるのか、そしてどの馬を狙うべきなのかを深掘りしていきます。阪神マイルという舞台設定と、各ジョッキーの思惑を読み解いていきましょう。

過去10年の傾向とデータ分析

競馬予想において、過去のデータは「未来を映す鏡」です。特に2歳戦は、キャリアの浅い若駒同士の戦いであるため、個々の能力比較が難しく、過去の傾向が非常に強力な武器となります。ここでは、単なる数字の羅列ではなく、「なぜその傾向が出ているのか」という背景も含めて、今年の勝ち馬の条件を絞り込んでいきます。

ステップレースの「格」と「適性」の法則

朝日杯FSにおいて、最も信頼度が高いフィルターとなるのが「前走のステップレース」です。過去10年のデータを見ると、明確な「勝ち組」と「負け組」のラインが存在します。

【鉄板】サウジアラビアRC組(東京芝1600m)

  • 成績:【3-1-1-1】
  • 分析:連対率66.7%、複勝率83.3%という驚異的な数字です。東京のマイル戦は、阪神外回りと同様に「長い直線での末脚」が求められるため、ここを勝ってきた馬は本番でも能力をフルに発揮できます。今年で言えばエコロアルバがこれに該当し、データ上は死角なしと言えます。

【安定】デイリー杯2歳S組(京都・阪神芝1600m)

  • 成績:【2-2-1-2】
  • 分析:近年は阪神開催もありましたが、マイル重賞としての格は高く、1着馬の連対率は50%を超えます。今年はアドマイヤクワッズが該当。本番と同じ舞台、あるいは近い適性を求められるレースを経験している強みがあります。

京王杯2歳S組が苦戦する「1400mの壁」

一方で、注意が必要なのが京王杯2歳ステークス(東京芝1400m)組です。過去データは【0-2-2-24】と、勝ち馬が出ていません。

なぜこれほど苦戦するのか。理由は「レースの質の違い」にあります。1400m戦はスタートからペースが流れる「スピード持続力勝負」になりがちですが、阪神マイルは道中ゆったり流れてからの「瞬発力勝負」になることが多いのです。 1400mの激しい流れに慣れた馬は、マイルの緩い流れで折り合いを欠いてしまい、最後にガス欠してしまうパターンが散見されます。

ダイヤモンドノットへの警鐘
今年の京王杯2歳S覇者ダイヤモンドノットにとって、このデータは無視できません。ただ、前走がスローペースからの上がり勝負だったこと、鞍上がペース判断の神様・ルメール騎手であることを考慮すれば、過去の敗退馬たちとは違う結果になる可能性も十分にあります。

2025年特有の「高速馬場バイアス」を読む

過去データに加えて、今年絶対に考慮しなければならないのが「異常なまでの高速馬場」です。 12月の阪神開催は、例年であれば使い込まれて時計がかかり始める時期ですが、今年は雨が少なく、芝の状態が非常に良好です。

これにより、例年の「外差し天国」という傾向が変化し、「ある程度の位置(先行〜中団)にいないと届かない」というイン・前有利のバイアスが発生する可能性があります。
データ上は最強のサウジRC組でも、後方一気の競馬しかできないタイプだと、前の馬が止まらずに不発に終わるリスクがある……今年の馬場は、そんな「データの裏」をかく展開を示唆しています。

ルメール騎手とダイヤモンドノット:データが示す「壁」を越える絶対王者

データ派の予想家たちが頭を抱えている最大の要因、それが「京王杯2歳S組の不振」と「ダイヤモンドノットのポテンシャル」の板挟みではないでしょうか。データ上は【0-2-2-24】と苦戦傾向にあるローテーションですが、私はこの馬に関してのみ、そのジンクスは通用しないのではないかと見ています。

1400mと1600mの「200mの溝」を埋める技術

なぜ京王杯2歳Sの勝ち馬が朝日杯FSで勝てないのか。それは単純なスタミナ不足ではなく、「レースの質の変化に対応できない」ことが主因です。1400mの速い流れを経験した馬は、マイルのゆったりした流れでも「行きたがって」しまい、前半でエネルギーを浪費してしまうのです。

しかし、今回の鞍上は今の日本競馬界で最も「馬をリラックスさせる技術」に長けたC.ルメール騎手です。彼は馬と喧嘩せず、まるで魔法のように折り合いをつけてしまいます。もしダイヤモンドノットが道中で力む素振りを見せても、ルメール騎手のソフトなコンタクトなら、なだめながら脚を溜めることが可能でしょう。

前走に見る「余力」の正体
前走の上がり3ハロン33.0秒という数字は衝撃的でしたが、もっと注目すべきはゴール直後の様子です。一杯になってゴールしたわけではなく、まだ余力を残しているように見えました。ラスト400mで記録した11.0秒台の加速は、単なるスプリンターのスピードではなく、G1馬特有の「長く良い脚」の片鱗です。

陣営とルメール騎手の「自信」を読み解く

ルメール騎手は、自身の騎乗馬を選ぶ際に非常にシビアな判断を下すことで知られています。彼がこの馬に継続して騎乗するという事実こそが、「距離は持つ」という最大の保証書と言えるかもしれません。

最大の懸念点と突破口
もちろん、絶対はありません。もしスタートで後手を踏んだり、外枠から壁を作れずに掛かってしまえば、過去のデータ通りに失速する危険性はあります。しかし、ルメール騎手が五分のスタートを決め、中団で「死んだふり」ができれば……直線で突き抜けるのは、過去のジンクスではなく、この美しい栗毛の馬体かもしれません。

エコロアルバの評価と松山騎手:データ最強馬の死角と爆発力

過去10年のデータ分析において、文句なしの「満点回答」となるのがサウジアラビアRC覇者エコロアルバです。しかし、競馬に絶対はありません。ここでは、この馬が持つ規格外のポテンシャルと、その裏に潜む「危うさ」の両面を、主戦である松山弘平騎手との相性という観点から深掘りします。

父モーリスの系譜を受け継ぐ「重戦車」

エコロアルバの走りを形容するなら、まさに「重戦車」です。父モーリスもそうでしたが、この馬はトップスピードに乗るまでに少し時間を要します。ゲートが開いてからスッと好位につける器用さはあまりありませんし、追い出しを開始しても一瞬で反応するタイプではありません。

しかし、一度エンジンが温まり、回転数が上がってからの推進力は圧巻です。前走のサウジアラビアRCでは、直線の長い東京コースでその真価を発揮しました。他馬がバテて脚色が鈍る中、一頭だけ加速し続けるような「持続力のある末脚」こそが、この馬の最大の武器です。

阪神外回りコースとの相性は?
舞台となる阪神1600m(外回り)は、直線が473.6mと長く、ゴール前には急坂が待ち構えています。これは、加速に時間を要するものの、パワーとスタミナで押し切るタイプのエコロアルバにとっては「理想的な舞台設定」と言えます。坂を苦にしないパワーは、すでに証明済みです。

松山弘平という「ベストパートナー」

この「エンジンの掛かりが遅い」という厄介な特徴を持つ馬にとって、松山弘平騎手は最高のパートナーです。彼は馬のリズムを崩さず、じっくりと脚を溜め、ここぞというタイミングで豪快に追うことができるジョッキーだからです。

松山騎手は過去の騎乗(デアリングタクトなど)でも見せたように、馬の能力を信じて「待つ」ことができます。焦って早仕掛けをして自滅する心配が少ない点は、馬券を買う側として非常に心強い要素です。

唯一にして最大の死角
懸念点は明確です。それは「多頭数の内枠に入ってしまった場合」です。フルゲート18頭立ての今回は、道中の密度が高くなります。もし内枠で包まれ、直線で進路を確保するために左右に動くロスが生じると、加速する前にレースが終わってしまう危険性があります。
逆に言えば、スムーズに加速できる「真ん中から外目の枠」さえ引ければ、勝ち負けに最も近い存在であることは間違いありません。

アドマイヤクワッズと坂井瑠星:高速馬場を味方にする「王道」の競馬

今年の阪神マイル戦において、最も「レース巧者」ぶりを発揮しそうなのが、デイリー杯2歳Sの覇者アドマイヤクワッズと、世界の矢作厩舎で腕を磨いた若きエース・坂井瑠星騎手のコンビです。爆発力のエコロアルバに対し、こちらは「総合力と展開利」で勝負を挑みます。

「稽古より本番」タイプの実戦派

アドマイヤクワッズという馬の面白いところは、平日(調教)と週末(レース)でまるで別馬のような顔を見せる点です。栗東の坂路やコースでの調教時計を見ると、決して派手なタイムを出しているわけではなく、むしろ「ズブい(反応が鈍い)」と評されることさえあります。

しかし、ひとたびゲートが開き、実戦のスイッチが入ると、その闘争心は一変します。前走のデイリー杯2歳Sでは、道中をスムーズに追走し、直線では大外から長く脚を使って差し切りました。調教で動かない馬がレースで勝つというのは、馬自身が「本番」を理解している証拠であり、底知れぬ精神力を感じさせます。

坂井騎手との相性は「S評価」
こうした「自分で動こうとしない馬」には、最後までしっかりと追い、馬を鼓舞できるジョッキーが必要です。その点、海外武者修行で鍛え上げられた坂井瑠星騎手のパワフルな騎乗スタイルは、この馬にとってベストマッチと言えるでしょう。

高速馬場の「最適解」を導くポジショニング

今年の朝日杯FSを予想する上で外せないのが、「異常なまでの高速馬場」です。今の阪神芝コースは、前に行った馬が止まらず、後ろから差すには相当なラップタイムを要求されるコンディションにあります。

ここでアドマイヤクワッズの強みが活きてきます。彼はエコロアルバのような「後方一気」タイプではなく、ある程度の位置(好位〜中団)を取りに行けるセンスを持っています。坂井騎手もまた、スタート直後から積極的にポジションを取りに行く「攻めの騎乗」が持ち味です。

展開の利はこちらにあり
もしレースがスローペースに落ち着いた場合、後方勢は物理的に届かなくなりますが、好位につけられるアドマイヤクワッズなら、前を射程圏に入れつつ、後ろからの追撃も封じる「横綱相撲」が可能です。爆発力ならエコロアルバかもしれませんが、「馬券圏内に来る確率(信頼度)」という点では、このコンビが最も高い位置にいると私は評価しています。

今年の世相を表すサイン馬券考察

さて、ここからは少し視点を変えて、G1恒例の「サイン馬券」について考えてみましょう。2025年ならではの世相が、意外な穴馬を教えてくれるかもしれません。

一つ目のキーワードは「ベリーベリーホース」です。今年、戸崎圭太騎手の発言として話題になったこの流行語。「ベリー(Very)」がつく馬や、戸崎騎手の騎乗馬(もし参戦すれば)には要注目です。
二つ目は「女性総理」のニュース。これに関連して、牝馬の挑戦があれば激熱サインとなりますが、今回は牡馬混合戦。となると、政治的なイメージカラーである「青(4枠)」や「緑(6枠)」が好走するかもしれません。
そして最後に、プレゼンターやCMに関連するサイン。もし反町隆史さんが関わるなら、代表作『GTO』にちなんで「G」「T」「O」の頭文字を持つ馬を探してみるのも面白いですね。

朝日杯フューチュリティステークスの想定騎手まとめ

ここまで、2025年朝日杯フューチュリティステークスの想定騎手と展望をまとめてきましたが、いかがでしたでしょうか。最後に、今回の記事の要点を振り返っておきます。

  • 三つ巴の構図:ルメール(ダイヤモンドノット)、坂井瑠星(アドマイヤクワッズ)、松山弘平(エコロアルバ)の3強対決が軸。
  • データの壁と可能性:データ最強はサウジRC組のエコロアルバだが、ルメール騎手の手腕が京王杯組のジンクスを破る可能性も十分。
  • 抽選の行方:武豊騎手(アイガーリー)など、抽選対象馬の出走可否が木曜日に決まるため、必ずチェックが必要。
  • 高速馬場への適性:阪神の良好な馬場状態を考慮すると、ある程度の位置が取れるアドマイヤクワッズが展開有利か。

個人的には、高速馬場を味方につけられそうなアドマイヤクワッズ坂井瑠星騎手のコンビに最も魅力を感じています。もちろん、枠順確定後の並びや当日の馬体重、そして天候によって状況は変わります。ぜひこの記事を参考に、皆さんも納得のいく予想を組み立ててみてくださいね。

※本記事で紹介した予想やデータは、あくまで過去の傾向や個人の見解に基づくものです。馬券の購入はご自身の判断と責任において行ってください。

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