こんにちは。Asymmetric Edge、運営者の「K」です。
12月に入り、街がクリスマスムードに包まれる頃、私たち競馬ファンの心は中山競馬場のダートコースへと向かいます。年末の大一番に向けて競馬界全体のボルテージが上がってくるこの時期、私が毎年密かに、いや、かなり熱量を持って楽しみにしているのが、電撃の6ハロン戦「カペラステークス」です。2025年のカペラステークスの出走予定馬に関する情報や最新のオッズ傾向、そして難解なレース予想に役立つ過去のデータ分析を探している方も多いのではないでしょうか。
中山ダート1200mという特殊な条件で行われるこのレースは、単純なスピード勝負では決まらない奥深さがあります。「速い馬が勝つ」のではなく、「強い馬、そして適性のある馬が勝つ」。そんな格言が似合う舞台です。今回は、新星3歳馬と実績ある古馬の激突という構図を中心に、私が独自のリサーチで掴んだ注目ポイントを余すことなくシェアしていきます。
この記事で分かること
- 2025年カペラステークスの有力な出走予定馬と詳細プロフィール
- 中山ダート1200m特有のコース形態と枠順データの意外な真実
- 3歳馬ポッドベイダーや昨年覇者ガビーズシスターの評価
- 過去10年のデータに基づいた高配当を狙うための馬券戦略
2025年カペラステークスの出走予定馬とレース日程
まずは、今年のカペラステークスの基本情報と、現段階で判明している出走予定馬のラインナップを整理しておきましょう。このレースは単なる冬の重賞というだけでなく、翌年の海外遠征を見据えた重要なステップレースとしての側面も持っています。ここでの結果が、世界への扉を開く鍵になることもあるのです。

カペラSの開催日や賞金などの基本情報
2025年の第18回カペラステークス(GIII)は、12月14日(日)に中山競馬場で開催されます。条件はダート1200m、3歳以上のオープンクラス(別定重量)です。
日本のダート重賞を見渡してみると、実は1400m以上の距離設定が多く、1200m以下の「スプリント重賞」は中央競馬(JRA)において非常に希少なんです。カペラステークス以外ではプロキオンステークス(一部開催年)や根岸ステークス(1400m)などが近い条件ですが、純粋な中山1200mの重賞となると、このレースが唯一無二の輝きを放ちます。
そのため、スプリンターとしての資質を極めた馬たちが全国から集結します。さらに重要なのが、このレースが「世界への登竜門」になっているという点です。ここを勝った馬や好走した馬は、翌年2月のサウジアラビア開催「リヤドダートスプリント(G3)」や、3月のドバイ開催「ドバイゴールデンシャヒーン(G1)」といった国際競走への招待を受けるケースが増えています。過去にはリメイクやダンシングプリンスといった名馬たちが、ここをステップに世界へ羽ばたきました。各陣営としても、「ここで賞金を加算して海外へ」という本気度が段違いなんですよね。
賞金面でもGIIIとしては高額で、1着賞金は3800万円。2着でも1500万円が加算されるため、収得賞金を増やして今後のローテーションを楽にしたい陣営にとっては、絶対に落とせない一戦となります。当日の発走時刻は例年通りであれば15時45分前後ですが、イベントやテレビ中継の都合で数分前後することもあるため、正確な時間はJRAの公式サイトで必ずチェックするようにしてください。

登録馬から見るカペラステークスの想定オッズと特注穴馬
今年の出走予定メンバーを見渡すと、「新興勢力 vs 実績馬」という非常に面白い構図になっています。私が独自にリサーチした情報やSNSでの熱心なファンの声を総合すると、上位人気は以下のように割れると予想しています。「誰が1番人気になってもおかしくない」、まさに大混戦の様相です。
| 予想人気 | 馬名 | 年齢 | 性別 | 主な特徴と評価ポイント |
|---|---|---|---|---|
| 1番人気 | ポッドベイダー | 3歳 | 牡 | 芝スタート適性と勢いある3歳馬。データ的な推し要素が満載。 |
| 2番人気 | ガビーズシスター | 4歳 | 牝 | 昨年の覇者で中山巧者。リピーターとしての期待値が高い。 |
| 3番人気 | チカッパ | 4歳 | 牡 | JBCスプリント4着の実績はメンバー中最上位クラス。 |
| 4番人気 | サンライズアムール | 6歳 | 牡 | 安定感抜群の古馬実力派。崩れない強さがある。 |
| 5番人気 | クロジシジョー | 6歳 | 牡 | 昨年の2着馬。展開が向けばまとめて差し切る力がある。 |
「1番人気受難」のデータを逆手に取る
カペラステークスのオッズを分析する上で絶対に避けて通れない事実があります。それは、このレースが「1番人気が極端に苦戦しやすいレース」であるということです。
過去10年のデータを紐解くと、1番人気の勝率はわずか10.0%、連対率(2着以内)も30.0%にとどまっています。これはGIII競走の中でもかなり低い数値であり、信頼度はイマイチと言わざるを得ません。ダート短距離戦特有の「出遅れリスク」や、ハイペースに巻き込まれての「前崩れ」といった不確定要素が多いため、どんなに強い馬でもコロッと負けてしまうことがあるのです。
逆に言えば、2番人気から6番人気あたりの中穴層、さらには二桁人気の爆走が頻発しており、3連単の平均配当は20万円を超えています。「堅く収まることは稀」という前提で馬券を組み立てるのが、このレースの正しい攻略法です。
配当を跳ね上げる「特注穴馬」3選
では、今年のメンバーで「オッズの盲点」になりそうな馬は誰か?上位人気には支持されないものの、展開や適性がハマれば一発がある「特注穴馬」をピックアップしました。
狙ってみたい伏兵リスト
- タガノミスト(牝4歳):
前走の藤森ステークス(OP)を鮮やかな差し切りで制し、現在2連勝中と勢いに乗っています。牝馬特有の切れ味があり、もし前の馬たちが競り合ってハイペースになれば、ゴール前で一気に突き抜けるシーンがあっても不思議ではありません。京都でのパフォーマンスを中山で再現できれば面白い存在です。 - ドンアミティエ(牡5歳):
東京盃(JpnII)で4着に入った実績馬です。京都コースでの良績が目立ちますが、右回りの適性は非常に高く、何より「先行力」が武器です。内枠を引いてスムーズに先行できれば、そのまま粘り込む可能性があります。人気の盲点になりやすいタイプです。 - エートラックス(牡3歳):
兵庫チャンピオンシップ(JpnII)を制した実績馬ですが、前走の室町Sでは6着と足踏みしました。しかし、3歳馬特有の成長力と変わり身を考えれば、ここでの巻き返しは十分にあり得ます。人気が落ちる今回こそが狙い目かもしれません。
また、過去データでは「9歳馬が連対する」といった高齢馬の激走例もあります。ベテランのクロジシジョーなども、展開一つで上位に食い込む力を持っています。「人気がないから」という理由だけで切り捨てるのは非常に危険です。
結論として、オッズが割れている今年は、単勝や馬連だけでなく、3連複や3連単で高配当を狙う「攻めの姿勢」が報われる可能性が高い年です。ぜひ、上位人気馬だけでなく、これら伏兵陣のオッズ推移にも注目してみてください。

昨年の覇者ガビーズシスターの連覇はあるか
ディフェンディングチャンピオンとして臨むガビーズシスター。この馬について語る際、外せないのが「圧倒的な中山適性」です。昨年のカペラステークスでは、好位から抜け出す王道の競馬で完勝しました。中山ダート1200mというコースは、スタートの芝部分での加速力、コーナーでの器用さ、そして最後の急坂を登り切るパワーの全てが求められますが、彼女はその全てを兼ね備えています。
今年はサウジアラビアのリヤドダートスプリントへの遠征も経験し、世界の強豪と肌を合わせることで精神的にもタフなキャリアを積んできました。帰国後のローテーションも順調で、前走の「テレ玉杯オーバルスプリント(JpnIII)」では4着とまずまずの結果を残しています。浦和の1400mというトリッキーなコースでも大崩れしなかった点は評価できますし、得意の中山1200mに戻る今回は、間違いなくパフォーマンスを上げてくるはずです。
ただし、連覇に向けて懸念材料が全くないわけではありません。
連覇へのハードル
昨年勝利した時は3歳牝馬だったため、斤量面での恩恵がありました。しかし今年は4歳となり、さらに別定戦のルールにより斤量が増える可能性があります。他馬との重量差が詰まる、あるいは逆転する中で、昨年と同じような鋭い脚を使えるかどうかが鍵になります。
また、マークされる立場になることも考慮しなければなりません。昨年はチャレンジャーとして気楽に乗れましたが、今年は「昨年の覇者」として他馬から徹底的にマークされるでしょう。早めにプレッシャーをかけられる展開になった時、それでも勝ち切れるかが真価の問われるところです。吉田隼人騎手がどのような手綱さばきを見せるかにも注目が集まります。

3歳馬ポッドベイダーの評価と血統データ
私が今回、出走予定馬リストを見て最も熱視線を送っているのが、3歳馬のポッドベイダーです。正直に言いますと、この馬のプロフィールと過去のレース映像を確認した瞬間、「今年のカペラステークスの主役は間違いなくこの馬だ」と直感が走りました。それくらい、このレースが求める特殊な条件に、パズルのピースがハマるように合致しているのです。
衝撃の「初ダート」ラジオ日本賞を解剖する
まず、ポッドベイダーを語る上で欠かせないのが、前走の「ラジオ日本賞(OP)」における衝撃的なパフォーマンスです。この馬、もともとは「葵ステークス(GIII)」や「CBC賞(GIII)」といった、芝の短距離重賞で揉まれてきた生粋のスピード馬でした。
しかし、初ダートとなった前走で、いきなり歴戦の古馬オープン勢を相手に完勝して見せました。通常、芝からダートへの転向初戦は、砂を被るのを嫌がったり、ダート特有のキックバックに戸惑ったりするものですが、彼はそんな素振りを一切見せませんでした。あのレースぶりは、単なる適応能力の高さだけでなく、「ダート界のスター候補」としての資質を強烈に証明したと言えます。
「芝スタート」が約束する絶対的なアドバンテージ
カペラステークスが行われる中山ダート1200mにおいて、ポッドベイダーの経歴は「反則級」のアドバンテージになります。なぜなら、このコースはスタート地点が芝コース上にあるからです。
純粋なダート馬が芝部分でスピードに乗り切れず置かれることが多い中、元芝馬や芝スタート実績のある馬は、水を得た魚のようにスムーズに加速できます。実際に近年のカペラステークスでは、「芝重賞を使っていた馬」や「芝・ダート兼用の馬」が、そのスピードの違いでハナを奪ったり、好位の絶好位を確保したりするシーンが目立ちます。ポッドベイダーが持つ「芝並みのテンの速さ」と「ダートのパワー」を兼ね備えたハイブリッドな適性こそが、今の高速化した中山ダート1200m攻略における黄金の鍵なのです。
血統分析:中山の砂を支配する「最適解」の配合
血統ファンの方なら、ポッドベイダーの血統表を見て思わずニヤリとしてしまうのではないでしょうか。父リオンディーズ × 母父キングカメハメハという配合は、まさにこの舞台のためにあつらえたような構成です。
ポッドベイダーの血統評価ポイント
- 父リオンディーズ(キングマンボ系):
産駒は芝・ダートを問わず高いパワーと前進気勢を持ちます。特に中山のようなタフなコースで、最後までバテずに脚を伸ばす底力を伝えます。 - 母父キングカメハメハ(ミスタープロスペクター系):
カペラステークスの過去データにおいて、圧倒的な勝率を誇るのが「ミスタープロスペクター系」の血を持つ馬です。軽いダート質にマッチするスピード持続力は、母父としての相性も抜群です。
リオンディーズ産駒のダート適性は年々評価が上がっており、特に「1200m〜1400mの激流」でこそ真価を発揮するタイプが多いのが特徴です。血統データ的にも減点材料が見当たりません。
データが叫ぶ「3歳馬による世代交代」の法則
そして、最後に背中を押してくれるのが「年齢データ」です。カペラステークスの過去10年データを詳細に分析すると、3歳馬の成績が突出して優秀であることが分かります。
具体的には、3歳馬の勝率は5歳馬と比較して約5倍近い数値を叩き出すこともあります。これは単に斤量(56kg)の恩恵だけではありません。秋を越えて急激に力をつける3歳馬の「成長力」と、長年の激戦で消耗していない「フレッシュさ」が、12月の中山というタフな舞台で活きるのです。
唯一の懸念点と対策
死角があるとすれば、「揉まれた経験の少なさ」でしょう。もし内枠に入ってスタートで後手を踏み、砂を被り続ける展開になった時、パニックにならずに対応できるかは未知数です。しかし、彼のスピードがあれば、そもそも「砂を被る位置」に下がるリスクは低いと見ています。
結論として、ポッドベイダーは「データ」「適性」「血統」「勢い」の4拍子が揃った、2025年カペラステークスの主役候補筆頭です。オッズが割れそうな今年だからこそ、この馬の単勝や彼を軸にした馬券には大きな妙味があると考えています。

カペラステークスの優先出走権とボーダーライン
このレースはGIII競走でありながら、例年フルゲート16頭に対して多くの登録が見込まれます。そのため、出走できるかどうかの「ボーダーライン」争いも熾烈です。出走馬の決定順は、基本的に「収得賞金順」となります。
特に今年は3歳馬のレベルが高く、条件戦を勝ち上がってきたばかりの上がり馬や、賞金が足りていない実力馬が除外対象になる可能性があります。カペラステークスは「3歳以上オープン」の別定戦ですので、ハンデ戦のように斤量で調整されることはなく、純粋に賞金を持っている馬が優先されます。
また、国際競走として指定されているため、外国馬にも門戸が開かれていますが、現実的にはJRA所属の実績馬と地方競馬からの遠征馬が中心になります。地方馬に関しては、指定されたステップレースでの成績や、レーティングによって選定されます。
馬券を検討する私たちにとって重要なのは、「出走したかったけど除外された馬」ではなく、「滑り込みで出走できた馬」の存在です。賞金順ギリギリで出走できた馬は、ここを目標にメイチの仕上げを施してきていることが多く、人気薄でも激走することがあります。最終的な出走メンバーと枠順が確定するのはレース当週の木曜日(出走馬決定)と金曜日(枠順発表)ですので、ボーダーライン上の馬を狙っている方は、JRAの発表情報をしっかりチェックしてください。
カペラステークスの出走予定馬を過去データで予想
ここからは、さらに深掘りして「データ分析」の観点から予想を組み立てていきます。中山ダート1200mという舞台には、一般的な競馬のセオリーが通用しない「魔物」が潜んでいると言われています。イメージだけで予想すると痛い目を見る、そんな難解なコースを攻略するためのロジックを解説します。

中山ダート1200mの特徴とコース解説
中山ダート1200mの最大の特徴にして最大の攻略ポイント、それは「スタート地点が芝コース上にある」ということです。これは日本のダートコースの中でも特殊なレイアウトで、バックストレッチの芝部分からスタートし、約120m(外枠は約150m)ほど芝を走ってからダートコースに進入します。
物理的に考えて、芝はダートよりも摩擦係数が低いため、ダッシュがつきやすくなります。その結果、レース全体のテン(前半)3ハロンが極端に速くなる「ハイペース化」が約束されています。前半33秒台前半という、芝のスプリント戦並みのラップが刻まれることも珍しくありません。
そして、各馬が息を入れる間もなくコーナーを回り、最後に待ち構えているのが高低差約2.2m(コース全体では4m超)の急坂です。前半に猛烈なペースで突っ込み、最後に心臓破りの坂を登る。この過酷な設定のため、スタミナのない「平坦コース巧者(京都や大井を得意とする馬)」は、ゴール前で足が止まってしまいます。
例えば、京都ダート1200mで逃げ切った実績がある馬でも、中山では最後の坂で失速して馬群に沈むシーンを何度も見てきました。カペラステークスで求められるのは、単純なスピード能力だけでなく、「激流に耐えうる底力」と「坂を苦にしないパワー」なのです。予想をする際は、各馬の過去のレースを見て、「坂のあるコースで好走しているか」「ハイペースの消耗戦で粘り腰を見せているか」を確認することが非常に重要です。
詳しくは、当サイト内の中山競馬場のコース特徴を徹底解説した記事でも触れていますので、興味のある方はぜひ併せてご覧ください。コースの細かな起伏を知ることで、予想の解像度がグッと上がります。

過去10年の傾向から見る枠順の有利不利
競馬ファンの間では、「中山ダート1200mは外枠有利」というのが定説になっています。これは先ほど解説した通り、外枠の方が芝を走る距離が長く、スピードに乗りやすいこと、そして砂を被らずにスムーズに先行できることが理由です。
しかし、カペラステークスに限って言えば、この定説を鵜呑みにするのは危険です。過去10年のデータを分析すると、驚くべき事実が浮かび上がってきます。
| 枠順 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 傾向 |
|---|---|---|---|---|
| 1枠 | 15.0% | 25.0% | 35.0% | 最短距離を走れる利点が大きく、成績優秀 |
| 2枠 | 10.0% | 10.0% | 15.0% | 内枠優勢の傾向を裏付ける |
| 6枠 | 0.0% | 25.0% | 30.0% | 勝ちは少ないが2-3着には絡む |
| 8枠 | 5.0% | 10.0% | 15.0% | 一般戦ほどの絶対的有利さが見られない |
ご覧の通り、1枠(最内)の成績が突出して良いのです。逆に、有利とされるはずの8枠は苦戦傾向にあります。なぜ、カペラステークスでは定説が覆るのでしょうか?
カペラSにおける「枠順パラドックス」の正体
私の仮説ですが、これは「レースレベルの高さ」に起因しています。重賞クラスになると、出走馬全員が速いのです。そのため、外枠の馬同士で「我こそは」と競り合いになり、外々を回らされる距離ロス(遠心力による負荷)が致命傷になります。前半から飛ばしすぎた外枠勢が、最後の坂で一斉にバテてしまうのです。
対照的に、内枠の馬はどうでしょうか。スタートさえ決まれば、ラチ沿いの最短距離をロスなく走れます。前が激しくやり合っているのを尻目に、じっと脚を溜め、最後の直線で前が崩れたところをインから強襲するパターン(いわゆるイン突き)が決まりやすいのです。もちろん、包まれて出られなくなるリスクはありますが、ハイペース必至のカペラSでは馬群がバラけやすく、進路ができやすいのも内枠有利を後押ししています。「カペラは内枠を狙え」。これは覚えておいて損のない格言です。

前走ローテーションと距離短縮組の成績
次に、ローテーションの観点から好走馬を探っていきましょう。データを見ると、「今回距離を短縮する馬(距離短縮組)」と「同距離の馬」が中心になりますが、特に注目したいのは以下の黄金パターンです。
- JBCスプリント(1200m〜1400m)からの転戦組:G1級のメンバーと戦ってきた経験値は大きく、相手関係が楽になるGIIIでは能力の違いを見せつけやすい。
- オープン特別(室町S、藤森Sなど)の勝ち馬:京都や阪神のダート1200mオープンを勝ってきた馬は、勢いそのままに通用するケースが多い。特に「差し切り勝ち」をしてきた馬は展開が向きやすい。
逆に、成績が芳しくないのは「休み明け初戦」の馬です。ダート短距離戦は、スタートからゴールまで息つく暇もない全力疾走が求められます。休み明けで体が重かったり、レース勘が戻っていない状態では、この激流に対応できず、追走だけで終わってしまうことが多いのです。
また、1600m以上の距離から一気に1200mへ短縮してくる馬も注意が必要です。スピードの違いに戸惑い、前半で置かれてしまうリスクがあります。理想は「コンスタントに使われていて、体調が整っている1200m〜1400mの実績馬」です。
参考までに、レースレベルの比較についてはJBCスプリントのレース回顧記事でも詳しく分析しています。あちらのレースで上位に入った馬が今回どのような位置付けになるか、比較してみると面白い発見があるはずです。

JBCスプリント組の評価と巻き返しの可能性
今年のメンバーで言うと、チカッパ(4着)、サンライズアムール(3着)、クロジシジョー(5着)といったJBCスプリント組の実力は、間違いなくメンバー中トップクラスです。
今年のJBCスプリントは佐賀競馬場で行われました。地方の深い砂で行われるタフなレースでしたが、あの中で掲示板(5着以内)を確保した馬たちは、中央GIIIレベルであれば能力が違います。「格」が違うのです。
特に注目したいのがチカッパです。この馬は2歳時に中山ダート1200mの1勝クラスを1分11秒6という好タイムで圧勝しており、中山適性は証明済みです。JBCスプリントでも4着に入り、地方・中央問わず崩れない安定感を見せています。ポッドベイダーが未知の魅力なら、チカッパは計算できる実力者と言えるでしょう。
サンライズアムールも強力です。JBC3着の実績は、今回のメンバーに入れば最上位。ただし、過去のデータを見ると中山ダート1200mでの具体的な実績が少なく、急坂への対応力が若干の懸念材料として残ります。クロジシジョーは昨年のカペラSで2着に入っており、コース相性は抜群。展開に左右される追い込み脚質ですが、ハイペースになれば昨年同様、猛然と追い込んでくるでしょう。
SEOの観点からも、多くのユーザーが「JBC組の取捨選択」に迷っているはずです。私の結論としては、「JBC組の地力は素直に信頼すべき」です。特に中山実績のある馬は、巻き返しの可能性が極めて高いと見ています。

騎手データと乗り替わりから見る激走のサイン
中山ダート1200mは、馬の能力もさることながら、騎手の判断力が非常に問われる「ジョッキーの腕が試されるコース」でもあります。スタートの出方、3コーナーでの位置取り、4コーナーでの進路確保、そして直線の坂での追い出しのタイミング。これらの一つでも判断を誤れば、勝てるレースも落としてしまいます。
特に注目したいのは、「中山ダート短距離を得意としている騎手」への乗り替わりです。過去のデータを見ても、このコースで穴をあける騎手は固定化されている傾向があります。例えば、田辺裕信騎手や戸崎圭太騎手、横山武史騎手といった関東の名手たちは、中山特有の仕掛け所を熟知しており、人気薄の馬を持ってくることが多々あります。
外国人騎手や若手騎手の動向もチェック
また、12月は短期免許で来日している外国人騎手が騎乗するケースも増えます。彼らは馬の推進力を引き出す技術に長けており、ズブい馬を一変させることがあります。もし、今回の出走予定馬の中で、「近走振るわないが、今回名手に乗り替わる」という伏兵馬がいれば、それは激走のサインかもしれません。
データ的には、関西馬に関東の騎手が乗る場合や、逆に勝負気配のある関西の騎手(川田将雅騎手など)が遠征してくる場合は要注意です。騎手配置から陣営の「本気度」を読み解くのも、予想の楽しみの一つですね。

カペラステークスの出走予定馬から導く結論
ここまで、コース形態、枠順データ、血統、ローテーション、そして騎手といった多角的な視点から2025年カペラステークスを分析してきました。最後に、これらを踏まえた私の現時点での結論をお伝えします。
今年のカペラステークスは、「3歳馬ポッドベイダーのスピード」対「JBC組(チカッパ、サンライズアムール)の総合力」という戦いになると見ています。データ的には「3歳馬」の勝率の高さ、「芝スタート適性(リオンディーズ産駒)」、「内枠有利のトレンド」の全てがポッドベイダーを後押ししています。彼がスムーズに先行し、そのまま押し切るシーンが最も想像しやすいです。
しかし、古馬の壁も厚いでしょう。チカッパの安定感、ガビーズシスターの中山適性は脅威です。個人的な狙い目としては、ポッドベイダーを軸にしつつ、ヒモ荒れを想定してJBC組へ流す、あるいは内枠に入った先行力のある伏兵(タガノミストやドンアミティエなど)を絡めた馬券が面白いかなと考えています。
「1番人気を盲信するな、内枠の伏兵を探せ」。これが今年のカペラステークス攻略の合言葉です。出走予定馬も確定し、あとは金曜日の枠順発表を待つばかり。ぜひ皆さんも、この記事のデータを参考に自分だけの予想を組み立ててみてくださいね。中山の短い直線で繰り広げられる熱いドラマを、一緒に楽しみましょう。
