カペラステークス過去配当分析!165万馬券の衝撃と攻略法

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こんにちは。Asymmetric Edge、運営者の「K」です。

師走の中山競馬場、冷たい風を切り裂くように行われるダートのスプリント戦、カペラステークスの時期がいよいよやってきました。12月という開催時期もあり、有馬記念への資金作りや、年内最後の一発逆転を狙ってこのレースに情熱を注ぐ方も多いのではないでしょうか。私自身、この時期になると「カペラステークス 過去配当」と検索しては、過去の荒れ具合に思いを馳せることが毎年のルーティンになっています。特に、過去には100万馬券を超える特大配当が飛び出した歴史を持つレースだけに、今年もまたあの興奮が再現されるのではないかという期待感が、ファンの胸を熱くさせますよね。しかし、ただ闇雲に穴馬を探すだけでは、この難解なレースを攻略することはできません。なぜ荒れるのか、逆に堅く収まる時は何が違うのか。その背景にある明確なロジックを理解することで、的中への道筋が見えてくるはずです。

この記事では、過去10年以上にわたる膨大なデータを徹底的に掘り下げ、単なる数字の羅列ではない、実戦的な攻略のヒントをお届けします。初心者の方からベテランの方まで、読み終わった後には自信を持って予想を組み立てられるようになるはずです。

  • 過去10年の配当データからレースの波乱度と傾向を把握できる
  • 165万馬券が飛び出した2014年の伝説的な波乱の要因を理解できる
  • データが示す1枠の優位性と距離短縮組の回収率を知ることができる
  • カペラステークスで高配当を狙うための具体的な攻略法を学べる
目次

カペラステークスの過去配当から見る傾向分析

まずは、カペラステークスが過去にどのような配当傾向を示してきたのか、具体的な数字とともに見ていきましょう。このレースは「大荒れ」のイメージが先行しがちですが、詳細に分析すると、堅い決着で終わる年もあれば、信じられないような高配当が飛び出す年もあり、その「振れ幅」が大きいことが最大の特徴です。この振れ幅が生じるメカニズムを理解することが、カペラステークス予想の第一歩となります。

2024年など近年の結果と配当推移

直近の傾向を把握するために、ここ数年の結果を詳細に振り返ってみます。記憶に新しい2024年のカペラステークスは、1番人気に支持された実力馬が危なげなく勝利を収め、単勝配当は330円という非常に堅実な決着となりました。多くのファンが信頼した軸馬がしっかりと役割を果たした形ですが、ここで注目すべきは2着・3着の顔ぶれです。2着には6番人気、3着には9番人気という中穴クラスの馬が入線しており、3連複や3連単といった連系馬券では、単勝の堅さとは対照的にそれなりの配当がつきました。これは「軸は堅いがヒモは荒れる」という、近年のカペラステークスを象徴するような結果だったと言えます。

時計の針を少し戻して2023年を見てみましょう。この年はテイエムトッキュウが鮮やかな逃げ切り勝ちを収めましたが、2着に10番人気のチェイスザドリームが粘り込んだことで、3連単は187,120円という高配当となりました。勝ったのは2番人気馬でしたが、相手に二桁人気馬が飛び込むだけで、配当は一気に跳ね上がります。さらに2022年、2021年を振り返ると、リュウノユキナやダンシングプリンスといった、後に海外や地方交流重賞でも活躍するレベルの馬たちが上位を占めており、比較的平穏な配当で決着しています。

これらの近年の結果から読み取れるトレンドは、「能力の絶対値が高い馬(特にG1級のポテンシャルを持つ馬)がいる年は、頭(1着)は堅い」ということです。以前のように、何が勝つか全く分からない大混戦というよりは、抜けた実力馬が存在する場合は素直に信頼しつつ、相手選びで高配当を狙う「工夫」が求められる時代になっていると言えるでしょう。単純な穴狙いではなく、強者と伏兵の組み合わせこそが、現代のカペラステークス攻略の鍵となります。

近年はサウジアラビアやドバイといった海外遠征を見据えた実力馬のステップレースとして機能する側面も強まっており、能力上位の馬がそのまま勝ち切るケースが目立っています。

過去10年で荒れるレースの特徴とは

カペラステークスの配当を見ていると、ある年はガチガチの銀行レースになり、翌年には10万馬券、100万馬券が飛び出すという、極端な「振れ幅」があることに気づきます。では、我々が喉から手が出るほど欲しい「荒れる年」には、一体どのような前兆があるのでしょうか。過去10年のデータを詳細に分析すると、高配当が発生するレースには、「ペースの歪み」と「メンバー構成の不協和音」という明確な共通点が存在します。

「前半3ハロン33.5秒」が運命の分かれ道

荒れるか否かを判断する上で、最も重要な指標となるのが「前半3ハロン(600m)の通過タイム」です。カペラステークスの舞台である中山ダート1200mは、スタート地点が芝コース上にあり、しかも下り坂から始まります。そのため、各馬のテンションが上がりやすく、ジョッキーが抑えようとしても物理的にスピードが出てしまう構造になっています。

データ分析の結果、波乱の境界線(ボーダーライン)は「33.5秒」にあります。

  • 33.6秒〜34.0秒(平均〜やや速い):
    先行馬が脚を残せるペース。実力通りの決着になりやすく、逃げ・先行馬での「行った行った」や、好位差しの馬で堅く収まる傾向があります。
  • 33.5秒より速い(激流):
    ここが「危険水域」です。特に33.0秒〜33.3秒台に突入すると、レースの質は「スピード比べ」から「生存競争」へと変貌します。4コーナーまでは手応え良く回ってきた人気馬たちが、直線の急坂で一斉にガス欠を起こして失速。その脇を、後方で死んだふりをしていた人気薄の追い込み馬たちがごぼう抜きにする、典型的な「前崩れ」のパターンが発生します。

今年は荒れる?「波乱予備軍」チェックリスト

では、レース発走前に「今年は激流になるのか?」を見抜くにはどうすれば良いでしょうか。出馬表(メンバー表)を見た瞬間にチェックすべきポイントをリスト化しました。これに複数該当する場合、高配当を狙って手広く構えるのが正解です。

【カペラS・波乱警戒チェックリスト】

  • 「何が何でもハナ」の馬が3頭以上いる:
    逃げ宣言をしている馬や、逃げないと脆いタイプの馬が複数いる場合、共倒れのリスクが跳ね上がります。
  • 外枠にテンの速い馬が入った:
    外枠の馬が内に入れたがって強引にハナを叩きに行くと、ペースが異常に吊り上がります。
  • 1200mベストの馬(スプリンター)が大半を占める:
    スピード自慢ばかりが揃うと、誰もペースを落とせず、結果として全員が苦しくなる消耗戦になります。(逆に1400m巧者が多いとペースが落ち着きやすいです)

現代のトレンドは「ヒモ荒れ」の2023年パターン

ここで一つ、注意しておきたいのが「強い逃げ馬が勝っても、配当は跳ね上がる」という近年のトレンドです。その典型例が2023年のレースです。

この年は、快速馬テイエムトッキュウが前半600mを33.5秒で逃げ、そのまま押し切って勝利しました。一見すると順当な逃げ切り勝ちに見えますが、注目すべきはその背後です。このペースに付き合って追いかけた先行勢や人気馬たちは軒並み潰れてしまい、結果として2着には10番人気の馬が、3着には6番人気の馬が突っ込んできました。

【ここがポイント】
「逃げ馬が強い=堅い」とは限りません。卓越した逃げ馬が刻むハイラップは、後続のライバルたちを消耗させ、結果として「強い逃げ馬(1着)」+「人気薄のズブズブ追い込み馬(2・3着)」という、ちぐはぐな組み合わせ(ヒモ荒れ)を誘発するのです。

つまり、事前の分析で「ペースが速くなりそうだ」と判断したら、単純に差し馬だけを買うのではなく、「この激流を耐えきれる絶対的な逃げ馬」を頭に据えつつ、相手(2・3着)には人気薄の差し馬を総動員するという戦術が、現代のカペラステークスで高配当を仕留めるための最も有効なアプローチとなります。

衝撃の100万馬券が出た2014年の詳細

「カペラステークスは夢が見られるレースだ」と語り継がれる最大の理由は、2014年に発生した伝説的な大波乱にあります。この年の結果は、多くの競馬ファンの常識を覆し、カペラステークスの恐ろしさと魅力を同時に知らしめるものとなりました。

2014年の1着馬は、単勝46.8倍、12番人気のダノンレジェンドでした。今でこそダート界の名馬として、また種牡馬としても知られていますが、当時はまだ重賞未勝利の身であり、多くの専門紙でも無印に近い評価でした。しかし、最内枠である1枠から好スタートを決めた同馬は、迷いなくハナを奪い、そのまま影をも踏ませぬ逃走劇を見せました。これだけでも波乱ですが、さらに衝撃だったのは2着・3着の顔ぶれです。

2着には8番人気のサトノタイガー、3着には6番人気のメイショウノーベルが入線。上位人気に推されていた馬たちが軒並み馬群に沈む中、伏兵たちが掲示板を独占しました。その結果、3連単の配当は1,654,200円という、天文学的な数字を叩き出したのです。100円が165万円に化けるという事実は、競馬における「一攫千金」を体現する出来事でした。

この大波乱の要因を分析すると、「有力馬の牽制し合い」と「内枠先行馬へのマークの薄さ」が挙げられます。外枠有利とされる中山ダート1200mにおいて、内枠の人気薄が逃げる展開を多くの騎手やファンが軽視していました。その隙を突いたダノンレジェンドの激走は、コースセオリーを盲信することの危うさを教えてくれています。この2014年の事例は、カペラステークスが条件さえ整えば「100万馬券」を生み出すポテンシャルを秘めていることを証明する、最も強力なエビデンスと言えるでしょう。

当時のダノンレジェンドのように、「本格化手前の才能」や「展開の盲点」を見抜くことができれば、歴史的な高配当を手にすることも夢ではありません。

平均配当から分かる波乱の可能性

ここまで個別の事例を見てきましたが、より客観的にレースの傾向を掴むために、過去10年の配当データを平均化して分析してみましょう。統計データは嘘をつきません。カペラステークスの平均配当を見ると、ある興味深い事実が浮かび上がってきます。

まず、単勝配当の平均は数百円〜千円台前半と、そこまで極端に高くはありません。これは、近年の傾向でも触れた通り、1番人気や2番人気といった上位の実力馬が、比較的しっかりと勝ち切っていることを示しています。しかし、その一方で、3連単の平均配当は10万円を超える高水準で推移しており、中央値を見ても万馬券は当たり前、時には10万馬券クラスの配当が頻出していることが分かります。

この「単勝は堅いが3連単は高い」という乖離こそが、カペラステークスの最大の特徴であり、馬券戦略の肝となります。つまり、1着馬を当てること自体の難易度は標準的ですが、2着・3着を正確に当てる難易度が極めて高いのです。勝つのは人気馬でも、2着には全く人気の無い馬が突っ込んでくる、あるいは1着・2着は順当でも3着に超大穴が紛れ込む。こうした「ヒモ荒れ」がデフォルトであると認識する必要があります。

したがって、馬券の買い方としては、1点買いや少点数でズバリと射抜こうとするよりも、軸馬を決めた上で、相手(ヒモ)を少し手広く構えるフォーメーションや、高配当を逃さないためのマルチ投票などが有効になります。「まさかこの馬は来ないだろう」と安易に消した人気薄が、配当を跳ね上げる使者となるのがカペラステークスです。平均配当の高さは、決して偶然ではなく、コース構造とレース展開が生み出す必然の結果なのです。

最高配当ランキングと高額払い戻し

これまでのカペラステークスにおける高額配当の記録をランキング形式でまとめてみました。過去にどのような組み合わせで高配当が出ていたのか、その破壊力を実感してください。

1着2着3着3連単配当波乱度
201412番人気
(ダノンレジェンド)
8番人気
(サトノタイガー)
6番人気
(メイショウノーベル)
1,654,200円S
20232番人気
(テイエムトッキュウ)
10番人気
(チェイスザドリーム)
6番人気
(メタマックス)
187,120円A
20174番人気
(ディオスコリダー)
9番人気
(スノードラゴン)
1番人気
(ブルドッグボス)
105,610円A
20181番人気
(コパノキッキング)
2番人気
(サイタスリーレッド)
11番人気
(キタサンミカヅキ)
89,030円B
20153番人気
(キクノストーム)
4番人気
(カジキ)
5番人気
(アドマイヤサガス)
48,910円B

※配当は確定情報ではありません。必ず主催者発表のものをご確認ください。(出典:JRA公式サイト『過去のレース結果』

カペラステークスの過去配当と攻略のポイント

さて、ここからは過去の配当データ分析から一歩進んで、実際に今年のカペラステークスを攻略するための具体的なポイントを掘り下げていきます。配当妙味のある馬、激走する可能性を秘めた穴馬を見つけ出すための「鍵」は、コース特性やローテーションの中に隠されています。

1枠が有利になる中山ダートの枠順傾向

競馬新聞や予想サイトを見れば、必ずと言っていいほど「中山ダート1200mは外枠有利」という解説を目にします。これはもはや競馬ファンの常識、あるいは「定説」と言っても過言ではありません。確かに物理的な構造を見れば、スタート地点が芝コース上にあり、外枠の方が芝を走る助走区間が長いため、ダッシュがつきやすく有利なポジションを取りやすいのは紛れもない事実です。平場の下級条件戦などでは、この傾向が顕著に表れます。

しかし、声を大にしてお伝えしたいのは、「その常識こそがカペラステークスにおける最大の罠であり、同時に我々にとってのチャンスである」ということです。実は、カペラステークスの過去データを紐解くと、定説とは真逆の最内枠、すなわち「1枠」が最多勝利数を記録し、複勝率や回収率においても優秀な成績を残しているのです。

なぜ「定説」が通用しないのか?距離ロスの物理学

なぜ、一般的に不利とされる最内枠が、この重賞レースに限っては「キラーコンテンツ」となるのでしょうか。その最大の理由は、中山競馬場のコース形状と、コーナーワークにおける「距離ロスの致命傷」にあります。

中山のダートコースはコーナーがきつく、小回りな形状をしています。外枠の馬がスタートの勢いそのままに外々を回らされた場合、3コーナーから4コーナーにかけて外に振られる遠心力は相当なものです。もし4頭分、5頭分外を回らされれば、内ラチ沿いを走る馬に比べて、距離にして数メートルから十数メートルのロスが生じます。1分10秒前後で決着するスプリント戦において、この距離ロスは絶望的なハンデキャップとなります。

下級条件では、内枠の馬が砂を被って嫌がったり、スタートで出遅れたりするため、外枠の馬が距離ロスを相殺して余りあるスピードで押し切ることができます。しかし、カペラステークスに出走してくるのは歴戦のオープン馬や重賞馬たちです。彼らは内枠でもスタートを決める卓越したダッシュ力を持っており、砂を被る耐性も備えています。彼らが内枠からスッと好位を取り、最短距離(経済コース)をロスなく立ち回った時、外枠の馬が必死に距離ロスを埋めようと脚を使っている間に、涼しい顔で直線を迎えることができるのです。

騎手心理と「イン突き」の優位性

ここで見逃せないのが、鞍上(ジョッキー)の心理戦です。外枠に入った騎手は「外枠有利だから、強気に外を回しても勝てる」という心理が働きやすく、結果として大味な競馬になりがちです。一方で、内枠に入った騎手は「スタートで後手を踏んだら包まれて終わる」という強烈な危機感を持っています。

その危機感が、スタート直後の積極的なポジション取りや、4コーナーで狭い隙間をこじ開けてでもインを突くという、勝負根性溢れる騎乗に繋がります。2014年にダノンレジェンドが見せた逃走劇や、後のノボバカラの勝利は、まさにこの「内枠の利」と「積極策」が完璧に噛み合った結果と言えます。

「買える1枠」と「危険な1枠」の見極め方

ただし、盲目的に1枠を買えば良いというわけではありません。1枠には常に「包まれて動けなくなる(どん詰まり)」という最大のリスクがつきまといます。このリスクを回避し、メリットだけを享受できる馬を見極めるための条件、それが「テンの速さ(二の脚の速さ)」です。

具体的には、以下の条件を満たす「1枠の馬」は、特大のホームラン級の狙い目となります。

【カペラSにおける「1枠」の鉄則】

  • スタートが速い逃げ・先行馬であること:
    ゲートを出てすぐにハナ、あるいは2〜3番手のインを確保できる馬。
  • 揉まれた経験があること:
    過去に馬群の中で競馬をして好走した経験があれば、万が一出遅れてもリカバリーが効く。
  • 騎手が積極的なタイプであること:
    腹を括ってインを突ける騎手なら、配当妙味はさらに跳ね上がる。

多くのファンが「外枠有利」という先入観に縛られ、外枠の馬に過剰な投票を行います。その結果、内枠の実力馬は実力以上にオッズが甘くなり、期待値(妙味)が極限まで高まるのです。「中山ダート1200m=外枠」という固定観念を捨て、あえて内枠の先行馬に本命を打つ。これこそが、カペラステークスで他人と差をつけるための、最も賢明な「逆張り戦略」なのです。

距離短縮組の回収率と好走データ

私がカペラステークスの予想において、他のどのファクターよりも信頼を置き、かつ実際に高配当的中への「最強の武器」として活用しているデータが、この「前走からの距離短縮」です。単刀直入に申し上げますが、このレースに関しては、前走で1200mを使っていた馬よりも、1400mや1600mを使っていた馬の方が、圧倒的に期待値が高いという事実があります。

なぜ、スピードが絶対正義であるはずのスプリント重賞において、距離短縮組(ステイヤー寄り)が強いのでしょうか。その答えは、中山ダート1200mというコースが持つ「二面性」と「物理的な過酷さ」にあります。

スプリント戦の皮を被った「消耗戦」

カペラステークスは、前半3ハロンが32秒台〜33秒台前半という、芝並みの猛烈なペースで流れます。生粋のスプリンター(前走1000mや1200m組)は、このスピードに対応すること自体は得意です。しかし、問題はゴール前に待ち受ける高低差約2.4mの急坂と、ラスト1ハロンの攻防です。

前半の激流で体力を削り取られたスプリンターたちは、直線の坂に差し掛かった瞬間に「ガス欠」を起こし、急激に失速するケースが多々あります。一方で、前走で1400mや1600mの厳しいペースを経験し、長い距離で心肺機能を鍛えられてきた馬たちは、この「消耗戦」に対する耐性が桁違いに高いのです。彼らは前半のスピードに戸惑うことなく追走し、スプリンターたちがバテて止まる魔のラスト1ハロンで、底尽きぬスタミナを武器に強烈な脚を使って差し込んでくることができます。

【距離延長組(前走1000m等)が苦戦する理由】
逆に、前走1000mなどから距離を延長してくる馬は、スピードの違いでハナには立てるものの、中山のタフな坂を登り切るスタミナが不足しており、直線半ばで失速するパターン(所謂「逆噴射」)が非常に多く見られます。

回収率255%超え?黄金のフィルタリング条件

この「距離短縮有利」の法則を、さらに実践的なレベルまで高めるためのフィルタリング条件が存在します。それは、単に距離短縮なら何でも良いというわけではなく、「前走5着以内に入っている実力馬×距離短縮」という条件に絞り込むことです。

過去のデータを詳細に分析すると、この条件に該当する馬の単勝回収率は255%、複勝回収率は128%(過去データ参照)という、ベタ買いでも大幅なプラス収支になる驚異的な数字を叩き出しています。これは、「前走で長い距離でも好走できるだけの充実度とスタミナがある馬」が、距離短縮によってさらにパフォーマンスを向上させるという、理にかなった現象です。

狙い目のローテーションと具体的レース名

では、具体的にどのレースを経由してきた馬を狙えば良いのでしょうか。特に注目すべきは、東京コースのダート1400mや1600mからの転戦組です。

  • 武蔵野ステークス(GIII・東京ダート1600m)組:
    G1のステップレースであるハイレベルなマイル戦で揉まれた経験は、カペラSの激流を乗り切るための大きな武器になります。着順が悪くても、先行して負けた馬などは巻き返しの筆頭候補です。
  • 霜月ステークス(OP・東京ダート1400m)組:
    時期的に直結しやすいローテーションです。東京1400mはスピードとスタミナのバランスが求められるため、ここでの好走馬は中山1200mへの適性が非常に高い傾向にあります。
  • グリーンチャンネルカップ(L・東京ダート1400m/1600m)組:
    ここを使って間隔を空けて挑んでくる馬も、リフレッシュ効果と距離短縮のダブル効果で激走することがあります。

これらのレースで「スピード負け」を懸念されて人気を落としている時こそが、馬券的な妙味が最大化する瞬間です。「この馬は1400m巧者だから1200mは忙しいだろう」という大衆心理の裏をかくことが、カペラステークス攻略の核心と言えるでしょう。

予想紙の馬柱を見る際は、まず前走の距離に目を向け、「今回距離短縮になる馬」を赤ペンでマークしてみてください。それだけで、今年のカペラステークスで波乱を演出する穴馬の正体が、浮かび上がってくるはずです。

前走クラス別成績と激走する穴馬

馬券検討において欠かせないのが、各馬がどのようなローテーションでここに挑んでくるかという「前走クラス別」の分析です。カペラステークスにおいて、最も好走率が高いのは、やはりJBCスプリント(Jpn1)などのG1・交流重賞組です。これらのレースを経由してきた馬は、すでに実績上位であることが多く、軸馬としての信頼度は高いと言えます。

しかし、高配当を狙う上で注目したいのは、そこではなく「前走で人気を裏切って敗れた実力馬」や「目立たないオープン特別からの参戦馬」です。特に、前走が1200m以外の距離で大敗していたり、地方の深い砂に脚を取られて凡走していたりする馬は、オッズ妙味が非常に高くなります。

例えば、前走の武蔵野ステークス(1600m)で展開が向かずに二桁着順に沈んだ馬が、得意のスプリント戦に戻って一変するケースや、地方交流重賞で適性の合わない小回りコースを走って負けた馬が、広い中央のコースに戻って巻き返すケースが散見されます。2018年に11番人気で3着に激走したキタサンミカヅキなどは、地方所属馬でありながら中央の実績も十分で、まさに「実力はあるが近走の着順で人気を落としている」典型的なパターンでした。

このように、単純な着順だけで判断するのではなく、「負けた理由」を精査し、条件替わりでプラス要素がある馬を見つけ出すことが重要です。「この馬、前走は負けているけど、中山1200mなら話は別だ」と思える馬こそが、あなたの馬券に高配当をもたらしてくれる黄金の穴馬となるでしょう。

逃げや差しなど有利な脚質を見極める

最後に、展開のカギを握る「脚質」について考えてみましょう。短距離戦である以上、基本的には「先行力」が物を言うレースであることは間違いありません。4コーナーをある程度前の位置で回ってこなければ、物理的に届かないケースが多いからです。

しかし、前述の通りカペラステークスはハイペースになりやすいため、単調な逃げ馬や、逃げ馬に絡んでいく番手の馬は、ゴール前の坂で失速するリスクを常に抱えています。そのため、狙い目となる理想的な脚質は、「激流に巻き込まれず、好位(4〜5番手)で虎視眈々と脚を溜められる先行馬」あるいは「前崩れの展開を利して、中団から確実に伸びてくる差し馬」です。

特に配当を押し上げる立役者となるのは、逃げ馬たちが競り合って潰れた展開に乗じて、無欲の追い込みを決める人気薄の馬です。メンバー構成を見て、ハナを主張しそうな馬が3頭も4頭もいるような年は、「前は全滅する」という極端な仮説を立てて、差し・追い込み馬を積極的に馬券に組み込む勇気が必要です。逆に、確たる逃げ馬が1頭しかいない場合は、その馬の逃げ切りを想定するなど、展開予想と脚質の組み合わせを柔軟に考えることで、的中率は飛躍的に向上します。

カペラステークスの過去配当に関する総括

ここまで、カペラステークスの過去配当や傾向、そして具体的な攻略ポイントについて長文で解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。このレースは、単なるスピード勝負のスプリント戦ではなく、中山特有のコース適性、枠順のバイアス、距離短縮によるスタミナの恩恵、そして展開の綾が複雑に絡み合う、非常に奥深く戦略的な一戦です。

165万馬券が出た過去があるように、一発逆転の夢がある一方で、近年は実力馬がしっかりと結果を残す傾向も見られます。重要なのは、「外枠有利」という一般論や表面的な着順だけに惑わされず、「1枠の利点」や「距離短縮組のポテンシャル」「展開による恵まれ」といった、データとロジックに裏打ちされた本質的な要素を見極めることです。今年のカペラステークスも、これらのポイントを参考に、ぜひあなたなりの「勝利の方程式」を導き出し、納得のいく予想を組み立ててみてくださいね。この記事が、あなたの的中の一助となれば幸いです。

※本記事の情報は過去のデータを基にした分析であり、将来の結果を保証するものではありません。馬券の購入は自己責任でお願いいたします。正確な情報はJRA公式サイトをご確認ください。

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