こんにちは。 Asymmetric Edge、運営者の「K」です。
いよいよ秋のG1シーズンもクライマックス、2025年のジャパンカップが近づいてきましたね。今年のジャパンカップ 2025 出走予定馬のリストを見ていると、本当にワクワクが止まりません。なんといっても、世界ランキング1位とされるカランダガンという強力な招待馬が参戦を表明。JRAの公式発表にも力が入っている気がします。
国内からも、現役最強格のダノンデサイルや、三世代のダービー馬が集結するかもしれないという豪華さ。まさに「世紀の一戦」の予感がします。ただ、これだけ情報が多いと、「結局どの馬が強いの?」「今年の予想のポイントは?」と、かえって迷ってしまうかもしれません。
私も同じで、日程が近づくにつれて過去データや枠順の傾向、ステップレースの結果などを調べ始めたところです。この記事では、私と同じように2025年のジャパンカップを楽しみにしている方へ向けて、現時点での注目馬やレースのポイントを、もう少し深く掘り下げて整理してみました。
- 2025年ジャパンカップの主要な出走予定馬
- 海外からの超強力な招待馬の実力
- 予想に役立つコースや過去のデータ
- レースの全体的な見どころ
ジャパンカップ 2025 出走予定馬の注目馬
まずは、今年のジャパンカップを彩る主役たち、注目の出走予定馬をチェックしていきましょう。国内馬の布陣も歴史的なレベルだと思いますが、今年はなんと言っても海外からの「刺客」がとんでもないレベルのようです。近年、日本馬のレベルが上がり、海外馬が苦戦する傾向が続いていましたが、今年はその流れが変わるかもしれません。

JRA公式発表の日程と招待馬
最初にレースの基本情報と、JRAから公式に発表されている情報をしっかり確認しておきますね。フルゲート(出走できる最大頭数)は18頭です。
第45回 ジャパンカップ (G1)
- 開催日: 2025年11月30日 (日)
- 競馬場: 東京競馬場 芝2400m (左回り)
- 発走時刻: 15:40 予定
競馬ファンにとって、レースと同じくらい(?)ドキドキするのが枠順の確定ですよね。これは11月27日(木)の14:00過ぎに発表予定です。後ほどデータでも触れますが、東京2400mは内枠が有利と言われることも多いので、有力馬がどこに入るかで予想が大きく変わる可能性もあります。特に注目したいポイントです。
そして、JRAはすでに以下の外国馬が招待を受諾したと発表しています(11月10日時点)。
- カランダガン (CALANDAGAN) (せん4, アイルランド, F. グラファール厩舎)
- ゴリアット (GOLIATH) (せん5, ドイツ, F. グラファール厩舎)
さらに、アメリカからは2024年のケンタッキーダービー馬であるミスティックダンも予備登録を済ませています。まさに世界最高峰のレースになりそうですね。
現時点(11月中旬)での主要な出走想定馬を、データベース情報からリストアップしてみました。あくまで「想定」なので、直前の回避や変更の可能性はありますが、この顔ぶれ……本当に豪華すぎてため息が出ます。
| 馬名 | 性齢 | 所属 | 予定騎手 | 主な実績・近走 |
|---|---|---|---|---|
| カランダガン | せん4 | (IRE) | (未定) | 世界ランク1位, 2025英チャンピオンS(G1) 1着 |
| マスカレードボール | 牡3 | 美浦 | (未定) | 2025天皇賞(秋)(G1) 1着 |
| ダノンデサイル | 牡4 | 栗東 | 横山典弘 | 2024日本ダービー(G1) 1着, 2025ドバイシーマC(G1) 1着 |
| クロワデュノール | 牡3 | 栗東 | (未定) | 2025日本ダービー(G1) 1着 |
| ゴリアット | せん5 | (GER) | (未定) | JRA招待馬, 2025バーデン大賞(G1) 1着 |
| ジャスティンパレス | 牡6 | 栗東 | (未定) | 2023天皇賞(春)(G1) 1着 |
| タスティエーラ | 牡4 | 美浦 | (未定) | 2023日本ダービー(G1) 1着 |
| シンエンペラー | 牡4 | 栗東 | (未定) | 2023京都2歳S(G3) 1着 |
| アドマイヤテラ | 牡4 | 川田将雅 | – | |
| ミスティックダン | 牡4 | (USA) | (未定) | 予備登録, 2024ケンタッキーダービー(G1) 1着 |
注: 出走予定馬は流動的であり、確定情報ではありません。最新の情報はJRA公式サイトなどでご確認ください。

世界ランク1位カランダガンの実力
今年の最大の目玉は、間違いなくこのカランダガンでしょう。
私、この馬の実績を見てちょっと言葉を失いました。2025年11月14日に発表された「ワールドベストレースホースランキング」で、なんとレーティング130ポンドを獲得して、世界単独1位に立ったというのですから、これはもう「今年の目玉」どころか「数年に一度の衝撃」かもしれません。
レーティング「130」という数字の衝撃
この「130」という数字がどれだけ飛び抜けているか。日本のトップクラスと比べてみると、その凄さがよくわかります。
- カランダガン: 130ポンド (世界1位)
- ダノンデサイル: 125ポンド (ドバイG1馬)
- マスカレードボール: 121ポンド (天皇賞・秋馬)
数字上は、日本馬より明らかに「格上」の馬が来る、ということになります。2023年に世界中を驚かせたイクイノックスが、当時獲得していたレーティング(129ポンド)と比べても、同等かそれ以上。まさに「現役世界最強」の称号を引っ提げての来日というわけです。
欧州G1・3連勝の「勝ち方」
ただ、私たちが本当に知りたいのは「どれだけ強いのか」という中身ですよね。同馬は、欧州の超一流G1を3連勝中です。
カランダガンの主なG1勝利 (2025年)
- 英チャンピオンステークス (G1) 1着
- キングジョージ6世&クイーンエリザベスS (G1) 1着
- サンクルー大賞 (G1) 1着
これらのレースは、欧州の中距離・長距離路線の「王道」とも言える最高峰のレースばかりです。「キングジョージ」は真夏のアスコット競馬場で行われる欧州の頂上決戦の一つですし、「英チャンピオンS」は秋の欧州最強馬決定戦という位置づけです。
データベース情報だけでは詳細なレース展開や馬場状態までは分かりませんが、これらのレースは一般的に、日本のレースとは異なるタフな馬場(重い芝)や、厳しいスタミナ比べになることが多いです。そこで3連勝するというのは、本質的なスタミナと持続力、そして勝負強さを持っている何よりの証拠だと思います。どんな展開になっても、最後までバテずに脚を伸ばしてくるタイプ、と考えるのが自然かなと思います。
最大の焦点「日本の高速馬場への適応」
しかし、これだけの馬であっても、予想する上で最大の焦点となるのが「日本の高速馬場への適応」です。
欧州の芝は、雨の影響を受けやすく、馬場が重くなりやすいのが特徴です。一方、ジャパンカップが行われる東京競馬場の芝は、非常に硬く整備されており、とんでもなく速い時計(レコードタイム)が出やすい、いわゆる「高速馬場」です。
求められる能力が少し異なり、欧州が「スタミナ・パワー」だとしたら、日本は「スピード・瞬発力(キレ)」が重要になります。これが、近年多くの外国馬が苦戦している最大の理由だと私は考えています。
近年の外国馬 苦戦のデータ
JRAの公式データ(過去10年)を見ても、ジャパンカップにおける外国馬は延べ25頭が出走して、すべて4着以下という厳しい結果が続いています。
欧州でどれだけ強くても、日本の馬場特有の「ヨーイドン」の瞬発力勝負に対応できず、持ち味のスタミナを発揮する前にレースが終わってしまう…という展開が多かった印象です。
カランダガンが、この「馬場の壁」をあっさり乗り越えてしまうのか。それとも、やはり日本の馬場に戸惑うのか。2023年のイクイノックスに匹敵する、あるいはそれ以上の存在が、この「外国馬苦戦のジンクス」を打ち破れるのか。そこが最大の見どころであり、予想の最も難しいポイントですね。

僚馬ゴリアットと米国のミスティックダン
カランダガンがあまりに強すぎて隠れがちですが、他の海外からの参戦予定馬も強力です。
侮れないG1馬 ゴリアット
ゴリアットは、カランダガンと同じF. グラファール厩舎の馬です。遠征に帯同する「僚馬(りょうば)」と見られがちですが、この馬自身もG1馬。2025年のバーデン大賞(G1)を勝っており、通算17戦8勝という成績も非常に安定しています。単なる「お供」ではなく、この馬自身もG1タイトルホルダーとして侮れない存在です。カランダガンが注目を集める中で、ゴリアットが漁夫の利を得る…なんて展開もゼロではないかもしれません。
未知の魅力 ミスティックダン
そして、予備登録馬のミスティックダン。こちらは2024年のアメリカクラシック三冠レースの一つ、ケンタッキーダービー(G1)の覇者です。この実績は文句なしに超一流です。
ただ、一つ大きな、そして決定的な懸念材料があります。それは、ミスティックダンが主戦場としているのはアメリカの「ダート」コースだということ。ジャパンカップはご存知の通り「芝」2400mです。
過去にもアメリカのダートG1馬が日本の高速芝に対応できず、力を発揮できないまま終わってしまった例は数多くあります。馬場適性というのはそれほどまでに大きな要素です。もし本当に出走してくるとなれば、この馬が日本の芝にどれだけ対応できるかは、当日のパドックや馬場状態を見ても判断が難しい、大きなカギになりそうです。

国内最強格ダノンデサイル
さて、世界最強の呼び声高いカランダガンを迎え撃つ日本馬。その「総大将」と呼ぶべき筆頭格は、やはりこの馬かなと思います。4歳世代の最強馬、ダノンデサイルです。
最大の強み「東京2400m」という“庭”
まず、この馬が持つ最大の強みは、何と言っても2024年の日本ダービー馬であること。つまり、ジャパンカップと全く同じ舞台、東京芝2400mでG1を勝っているという、他のどの馬にも代えがたい「実績」と「適性」を持っています。
カランダガンが欧州のタフな馬場での経験しかない(と想定される)のに対し、ダノンデサイルは府中の長い直線、ゴール前の急坂、そして日本の高速馬場をすべて知り尽くしています。ここはまさに「庭」とも言える舞台。コース適性を一切心配する必要がないというのは、これ以上ないアドバンテージですよね。
しかも、2025年に入ってからも中山のAJCC(G2)を勝利しており、ダービー制覇が一発屋のフロックではなく、古馬になってからも順調に強さを増していることを証明しています。
ドバイで証明した「世界レベルのスピード適性」
そして、この馬の評価を決定づけたのが、2025年のドバイ遠征です。強豪が集うドバイシーマクラシック(G1)を制覇しました。これは、彼の強さが日本国内だけのものではなく、世界レベルであることをハッキリと証明した一戦でした。
私が特に注目しているのは、ドバイ(メイダン競馬場)の芝コースは、欧州の重い芝とは異なり、日本の高速馬場に近い、スピードが出やすい馬場だと言われている点です。そこで世界の強豪を相手に勝てたということは、日本の高速決着にも、世界のタフな流れにも対応できる万能性を持っている証拠だと感じています。
欧州のタフな馬場で実績を積んできたカランダガンとは、ある意味「対照的な実績」を持つ馬。どちらが日本の馬場に適しているかは、火を見るより明らかかもしれません。
レーティング「5ポンド」の壁は越えられるか
とはいえ、データ上ではカランダガンのレーティング「130」に対し、ダノンデサイルは「125」。この「5ポンド」の差は、数字だけ見れば小さくありません。斤量に換算すれば約2.5kg分にもなり、単純計算では数馬身の差がつく可能性も示唆しています。
ただ、レーティングはあくまで「過去の実績」の評価です。今回のジャパンカップは、ダノンデサイルにとって「ホーム」であり、カランダガンにとっては「アウェイ」です。
ホーム vs アウェイ の構図
- カランダガン (130): 欧州のタフな馬場での実績。未知の「日本の高速馬場」と「長距離輸送」という明確なハンデがある。
- ダノンデサイル (125): ドバイの高速馬場で世界トップレベルを撃破。最大の武器は「東京2400m」というホームグラウンド適性。
この「5ポンド」の差を、地の利とコース適性、そしてコンディションの差で逆転できるのか。得意中の得意な舞台に戻ってきた日本のダービー馬が、世界最強馬カランダガンを相手にどんな走りを見せてくれるか。まさに「日本の総大将」として、期待は最高潮に高まります。

三世代のダービー馬が集結か
今年のジャパンカップが「歴史的」「ドリームレース」と言われるかもしれない理由の一つが、これです。もし実現すれば、ですが……なんと「三世代のダービー馬」が同じレースで揃い踏みするかもしれません。
- 2023年ダービー馬: タスティエーラ ダービー制覇後はなかなか勝ち星から遠ざかっていますが、G1馬のプライドにかけて、最も輝いた得意の舞台で復活を期しているはずです。人気が落ちるようなら、かえって不気味な存在かもしれません。
- 2024年ダービー馬: ダノンデサイル 先ほども触れた現役日本馬の筆頭格。ダービー馬として、古馬の貫禄を見せつけたいところでしょう。
- 2025年ダービー馬: クロワデュノール 今年の3歳世代の頂点に立ったばかりの馬。3歳馬は斤量(負担重量)の恩恵があります。昨年(2023年)のジャパンカップで、3歳牝馬のリバティアイランドがイクイノックスの2着に好走したのも記憶に新しいですよね。ただ、同馬はジャパンカップを目標にしつつも、有馬記念の可能性もあるそうなので、最終的な動向に注目ですね。
ダービー馬が同じレースで戦うというのは、それだけで競馬ファンのロマンを感じてしまいます。

天皇賞秋馬マスカレードボール
「世界最強」のカランダガン、「日本の総大将」ダノンデサイルが「実績」の横綱だとすれば、この馬は「現時点の勢い」で最強クラスに躍り出た新星と言えるでしょう。3歳のマスカレードボールです。
3歳にして古馬の頂点「天皇賞(秋)」制覇
なんと言っても、前走の2025年の天皇賞(秋)(G1)を制覇したことが衝撃的でした。クロワデュノールと同じ3歳馬でありながら、一足先に古馬のトップクラス、G1馬たちが集うハイレベルな一戦を堂々と勝ち切ったのです。
その結果、与えられたレーティング(121ポンド)も非常に高い評価です。これは、カランダガン(130)やダノンデサイル(125)には及びませんが、3歳馬が秋の時点で獲得するレーティングとしては破格と言ってもいい数字でしょう。まさに、世代最強の座を飛び越えて、一気に古馬の頂点に立ったことを示しています。
「王道ローテ」と「斤量の恩恵」という強み
JRAのデータ分析でも、「前走・天皇賞(秋)組」はジャパンカップで非常に相性が良いとされています。これは、レース間隔が「中4週」と、馬のコンディションを整えるのに理想的であること、そして同じ東京競馬場でのレースとなるため、輸送の負担がなく調整しやすいことが大きな理由だと私は考えています。
さらに、この馬には「3歳馬の斤量(負担重量)の恩恵」という、非常に大きなアドバンテージがあります。
ジャパンカップにおける斤量の差
- 古馬(4歳以上): 58kg(ダノンデサイルやカランダガンなど)
- 3歳馬: 56kg(マスカレードボールやクロワデュノール)
※牝馬の場合はさらに2kg減となります。
たかが2kgと思うかもしれませんが、2400mというタフな距離を走り、最後の直線で激しく競り合うとき、この「2kg」の差はゴール前でとてつもない武器になります。過去にも、この斤量差を活かして古馬を破った3歳馬は数多くいます。
最大の焦点「2400mへの距離延長」という壁
ただ、この馬にとって最大の、そして唯一とも言える不安材料が「距離延長の壁」かなと思います。
天皇賞(秋)の2000mから、今回は一気に400mも距離が延長されての2400m。天皇賞(秋)での勝ちっぷりが、2000mのスピードと瞬発力に特化したものだった場合、2400mではスタミナが持たず、最後の直線で脚が止まってしまう可能性も否定できません。
この距離の壁を、天皇賞(秋)を制した「勢い」と、「2kgの斤量」という明確なアドバンテージで克服できるのか。もし克服できてしまうようなら、この馬の底力は本物。世代最強どころか、カランダガンやダノンデサイルといった実績馬を一気に飲み込む、現役最強の座も見えてくるかもしれません。非常に楽しみな一頭です。
ジャパンカップ 2025 出走予定馬の予想データ
これだけ豪華なメンバーが揃うと、本当に誰から買えばいいのか……予想も難しくなりそうですね。ここでは、少し冷静になって、予想のヒントになりそうなコースの特徴や過去のデータを整理してみたいと思います。

舞台となる東京2400mのコース
ジャパンカップを予想する上で、この馬たちが走る舞台、東京競馬場 芝2400mというコースを知ることは絶対に欠かせません。ここは、日本ダービーやオークス(優駿牝馬)と同じ舞台で、「クラシック・ディスタンス」と呼ばれる、日本競馬の「王道」中の王道コースです。
「真の能力が問われる」コースレイアウト
なぜこのコースが「王道」と呼ばれるのか。それは、馬の能力を測る上で、非常にごまかしが効かないレイアウトになっているからだと私は思います。
まず、スタート地点はスタンドの真ん前あたり。そこから最初の第1コーナーまでは約350mと、それなりに距離があります。そのため、スタート直後に無理なポジション争いが発生しにくく、各馬が比較的落ち着いて自分の走りたい位置を取りやすいのが特徴です。
道中(向こう正面や3〜4コーナー)も、コーナーは緩やかで走りやすく、馬群はゆったりと流れることが多いですね。ここでいかにリラックスしてスタミナを温存できるかが、最初のポイントになります。
勝負所は525mの直線と「ゴール前の坂」
そして、このコースの最大の特徴であり、レースの勝敗を分けるのが、最後の約525mにも及ぶ長い直線です。
4コーナーを回ってこの直線に入った時、多くの騎手はまだ手綱を抑えています。なぜなら、あまりに直線が長いため、早く仕掛けすぎるとゴールまでにバテてしまうからです。ここで我慢比べが始まり、残り400mあたりから一斉に追い出す、いわゆる「ヨーイドン」の瞬発力(キレ味)勝負になることが非常に多いですね。
しかし、ただ瞬発力があれば勝てるわけではありません。ゴール前のラスト200m地点から、高低差約2.1mの急坂が待ち構えています。2200m走ってきた馬たちにとって、この坂は本当にキツいはずです。ここでスタミナが残っていない馬は、一気に脚色が鈍ってしまいます。
高速馬場と求められる「究極の総合力」
もう一つ、特に海外馬との比較で重要になるのが、東京競馬場の「馬場」そのものです。
日本の芝コース、特に東京競馬場は、排水性が世界トップクラスに優れており、非常に硬く整備されています。これにより、時計が出やすい「高速馬場(高速ターフ)」となります。近年は2分21秒台〜23秒台での決着が当たり前になっています。
欧州のタフな馬場(重い芝)でスタミナ比べをしてきた馬が、この「硬い馬場でのスピード勝負」に対応するのは、実はとても難しいことなんです。
つまり、この東京2400mというコースは……
- スピード: 高速決着に対応できる絶対的なスピード。
- スタミナ: 2400mを走り切り、最後の急坂を駆け上がるスタミナ。
- 瞬発力: 長い直線での「ヨーイドン」で一気に加速できるキレ味。
これら全てを、非常に高いレベルで兼ね備えた馬でなければ勝てません。まさに、馬の「総合力」が問われる、真のチャンピオン決定戦にふさわしい舞台だと言えるでしょうね。

枠順確定日と内枠の有利不利
先ほども少し触れましたが、枠順はかなり重要視されています。
枠順確定日時: 2025年11月27日 (木) 14:00過ぎ (予定)
JRAの公式データ(過去10年)でも、「内枠が優勢」とはっきり出ています。特に「1枠」の勝率・連対率が非常に高くなっているようです。
近年の勝ち馬を見ても、その傾向は明らかです。
- 2023年 勝ち馬: イクイノックス (2枠)
- 2021年 勝ち馬: コントレイル (2枠)
なぜ内枠が有利なのかというと、2400mという長い距離を走る上で、終始内側の経済コース(最短距離)を通れるメリットが非常に大きいからだと言われています。もちろん馬の能力が一番ですが、実力が拮抗すればするほど、この「枠順」の差が結果に影響するかもしれません。木曜日の枠順発表は要チェックですね。

主要ステップレースの結果
各馬がジャパンカップまでにどんなレースを戦ってきたか(臨戦過程)も、調子を見る上で非常に参考になります。JRAのデータでも、「前走・天皇賞(秋)組」が好成績を収めているようです。
天皇賞(秋)(G1) 1着はマスカレードボールでした。ここで古馬を破った勢いは本物だと思いますし、このローテーションは王道中の王道と言えます。
エリザベス女王杯(G1) こちらは2023年の有馬記念馬、レガレイラが勝利しました。強い内容でしたが、現時点の出走想定リストを見ると、エリザベス女王杯の上位馬からジャパンカップに参戦してくる馬は、今のところ見当たりませんね。有力な牝馬は、ここをパスして有馬記念や他のレースに向かうのでしょうか。今年は路線が分かれた印象です。

過去傾向とデータ分析
近年のジャパンカップの結果(2020年~2023年)を振り返ってみると、一つのハッキリした傾向があるように感じます。
ジャパンカップは「最強馬が勝つ」レース
JRAのデータでも「上位人気馬が中心」と分析されている通り、実力馬がその力をいかんなく発揮しやすい、紛れの少ない「チャンピオンズ・レース」と言えそうです。
実際の過去4年の結果を見てみましょう。
| 開催年 | 1着馬 (人気) | 2着馬 (人気) | 3着馬 (人気) | 勝ち時計 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年 | イクイノックス (1人気) | リバティアイランド (2人気) | スターズオンアース (5人気) | 2:21.8 |
| 2022年 | ヴェラアズール (3人気) | シャフリヤール (1人気) | ヴェルトライゼンデ (4人気) | 2:23.7 |
| 2021年 | コントレイル (1人気) | オーソリティ (3人気) | シャフリヤール (2人気) | 2:24.7 |
| 2020年 | アーモンドアイ (1人気) | コントレイル (2人気) | デアリングタクト (3人気) | 2:23.0 |
2022年こそ3番人気が勝ちましたが、それでも1番人気が2着。それ以外の年は、1番人気が期待に応えてきっちり勝利しています。
特に2020年は3頭の三冠馬、2023年は世界ランク1位のイクイノックスと三冠牝馬リバティアイランドと、その年の「最強」と目された馬が順当に上位に来ています。今年もこの傾向が続くなら、やはりカランダガンやダノンデサイルといった実績上位馬を素直に信頼すべきかもしれません。

予想オッズと注目の血統
まだ正確な予想オッズは出ていませんが、これまでの実績とレーティングから考えると、上位人気はだいたい想像がつきますね。
おそらく、カランダガン(世界ランク1位)、ダノンデサイル(ドバイG1制覇)、マスカレードボール(天皇賞秋の勢い)、クロワデュノール(今年のダービー馬)あたりが中心になってくるかなと思います。
血統面では、やはり東京2400mという舞台設定から、スタミナと瞬発力を兼ね備えた血統が強い傾向にあります。近年ではドゥラメンテ、ハーツクライ、キングカメハメハといった名前がよく挙がりますね。
今年の有力馬で言えば、クロワデュノールの父はキタサンブラック(キングカメハメハの血を引く)、ダノンデサイルの父はエピファネイア。どちらも現代の日本競馬を代表するトップサイアーの産駒で、この舞台にもピッタリ合っていそうです。

ジャパンカップ 2025 出走予定馬の総括
こうして見てくると、2025年のジャパンカップは、本当に過去に例を見ないほどのハイレベルなG1レースになりそうですね。
最大の焦点は、やはりシンプルに「世界最強の馬カランダガンを、日本の総力で止められるか」という、この一点に尽きると思います。
レーティング130ポンドという傑出した実力馬に対し、日本は「三世代のダービー馬」という競馬ファンのロマンが詰まった布陣と、現役最強格のダノンデサイル、そして天皇賞(秋)を制した3歳新星マスカレードボールという、これ以上ないメンバーで迎え撃ちます。
2020年の「三冠馬3頭対決」を思い出す、あるいはそれ以上の「チャンピオン決定戦」。どの馬が勝つにせよ、世界中の競馬ファンが注目する、歴史的なレースになることは間違いないでしょう。11月30日の発走が、今から本当に待ちきれません!
競馬に関する情報の取り扱いについて
この記事で紹介した出走予定馬やデータ、分析は、あくまで私個人の見解や、現時点で収集した情報に基づいています。予想やオッズに関する記述も、レースの結果を保証するものではありません。
競馬は大きな魅力がありますが、馬券の購入は個人の責任において、無理のない範囲で楽しむようにしてください。最終的な出走馬や枠順、馬体重などの正確な情報は、必ずJRA(日本中央競馬会)の公式サイトでご確認をお願いします。
