競馬で勝つために、「どの馬が来るか」を予想するのと同じくらい大切なのが、「どう買うか」という資金配分の戦略です。複数の馬券を購入する際に、その買い目全体の実質的な価値を示してくれる指標、それが合成オッズです。
あなたは、競馬の合成オッズとは何か、その正しい考え方について知りたいと思っていませんか?一部では合成オッズは意味ないという声も聞かれますが、実は理想の買い方を実現するための重要な目安となります。例えば、合成オッズが4倍になるように調整するといった、具体的な目標設定も可能です。
しかし、いざ自分でオッズを計算しようとすると、その計算方法が分からなかったり、面倒に感じたりするかもしれません。特に複雑な三連単のオッズ計算となると、手計算では限界があります。幸いなことに、現代では便利な競馬のオッズ計算サイトや、スマートフォンで手軽に使える計算アプリが数多く存在します。これらのオッズ計算ツールを使えば、オッズ計算の自動化も簡単です。中にはオリジナルの買い目のオッズ作成アプリや、競馬の払い戻し計算サイトとして使えるものもあります。
この記事では、合成オッズの基本的な考え方から、具体的な計算方法、さらには合成オッズのエクセル計算式に至るまで、あらゆる疑問に答えていきます。この記事を読み終える頃には、あなたも合成オッズを自在に使いこなし、競馬収支を改善させるための強力な武器を手に入れていることでしょう。
この記事で分かること
- 合成オッズの基本的な考え方と計算方法
- 合成オッズの目安や理想的な数値
- 便利な計算サイトやおすすめアプリ
- トリガミを防ぐための具体的な資金配分術
競馬 合成オッズとは?基礎知識と重要性
- まずは合成オッズの考え方をマスター
- 基本的なオッズの計算方法を解説
- 合成オッズは意味ない?そのウソとホント
- 理想の合成オッズと回収率の目安
- 競馬の合成オッズの目安と4倍の基準

まずは合成オッズの考え方をマスター
結論から言うと、合成オッズとは「複数の買い目を、あたかも一つの買い目とみなした際の、総合的なオッズ」のことです。競馬では1点買いだけでなく、複数の馬券を同時に購入する「多点買い」が一般的ですが、その際に買い目全体のリスクとリターンを正確に把握するために用います。
なぜなら、個々のオッズだけを見ていては、買い目全体の本当の価値を見誤る可能性があるからです。例えば、「本命(3倍)と対抗(8倍)の2点を買った」という場合、単純な期待値は分かりにくいものです。ここで合成オッズを計算することで、「この2点の組み合わせは、実質的に何倍の馬券を買っているのと同じなのか」を数値化できます。
このように、合成オッズは複数の馬券を一つの投資パッケージとして捉え、その投資価値を客観的に評価するための重要な指標となります。これにより、感情的な判断を排し、データに基づいた合理的な馬券購入戦略を立てることが可能になるのです。
JRAの控除率との関係
JRAが販売する馬券には、券種に応じて約20%~30%の控除率(テラ銭)が設定されています。つまり、売上のうちの約70%~80%が的中者に払い戻される仕組みです。多点買いをすればするほど、この控除率の影響を大きく受けることになります。合成オッズの考え方は、この控除率を乗り越えて利益を出すために、自分の買いがどれだけ効率的かを知る上で不可欠と言えるでしょう。

基本的なオッズの計算方法を解説
合成オッズの計算は、一見すると複雑に思えるかもしれませんが、基本的な公式さえ覚えてしまえば誰でも算出できます。ここでは、計算式と具体的な計算手順、そして的中時に払い戻しが均等になる資金配分方法までを解説します。
合成オッズの計算式
合成オッズは、以下の計算式で求められます。
合成オッズ = 1 ÷ (1/オッズA + 1/オッズB + 1/オッズC + …)
この式は、「各オッズの逆数を合計し、さらにその逆数を求める」という手順を表しています。
具体的な計算ステップ
例えば、単勝オッズ5.0倍の馬Aと、8.0倍の馬Bの2点を買うケースで計算してみましょう。
- 各オッズの逆数を計算する
- 馬A: 1 ÷ 5.0 = 0.2
- 馬B: 1 ÷ 8.0 = 0.125
- 計算した逆数をすべて足し合わせる
- 0.2 + 0.125 = 0.325
- 合計値の逆数を求める(これが合成オッズ)
- 1 ÷ 0.325 = 約3.07
この結果、馬A(5.0倍)と馬B(8.0倍)の2点を買った場合、合成オッズは約3.07倍となります。これは、3.07倍の馬券を1点買いするのと同じ投資効率であることを意味します。
払い戻しを均等にする資金配分
合成オッズの真価は、「どの買い目が的中しても払い戻し額が同じになる」ように資金配分することで発揮されます。そのための各買い目への投資額は、以下の式で計算可能です。
各買い目への投資額 = 総投資額 × 合成オッズ ÷ 個別のオッズ
上記の例で、総投資額を1,000円とすると、
- 馬Aへの投資額: 1,000円 × 3.07 ÷ 5.0 = 614円 → 600円
- 馬Bへの投資額: 1,000円 × 3.07 ÷ 8.0 = 383円 → 400円
※100円単位で購入するため端数を調整します。
このように資金を配分すれば、どちらが的中しても約3,000円の払い戻しが期待でき、いわゆる「トリガミ(的中しても収支がマイナスになること)」を完全に防ぐことができます。

合成オッズは意味ない?そのウソとホント
インターネット上では、「合成オッズは意味ない」という意見を見かけることがあります。しかし、これは合成オッズの特性を正しく理解していないことから生じる誤解であることがほとんどです。ここでは、「意味ない」と言われる理由と、それでも合成オッズが持つ本当の価値について解説します。
「意味ない」と言われる主な理由
合成オッズに否定的な意見が出る背景には、いくつかのデメリットや注意点が存在します。
デメリット・注意点
- 計算が面倒:買い目が増えるほど、手計算では手間と時間がかかります。
- オッズは下がる一方:合成オッズは、組み合わせた買い目の中で最も低いオッズよりも、必ず低くなります。買い目を増やせば増やすほど、合成オッズは下がり続けます。
- 的中を保証するものではない:あくまで資金配分の技術であり、予想の精度が低ければ、いくら合成オッズを計算しても的中には繋がりません。
これらの点から、「計算が面倒な割にリターンが下がる」「結局当たらなければ意味がない」と感じてしまう人がいるのは事実です。
それでも合成オッズが重要である理由
前述の通り、デメリットはありますが、それを上回る大きなメリットが合成オッズには存在します。
- トリガミを100%防げる
最大のメリットは、機械的な資金配分によって「当たったのに損をした」という最悪の事態を完全に回避できる点です。長期的に競馬で利益を出す上で、これは非常に重要な要素となります。 - 買い目の価値を可視化できる
自分の予想した買い目セットが、全体としてどれくらいの期待値を持っているのかを客観的な数値で把握できます。「点数を増やしすぎて、合成オッズが低くなりすぎているな」といった、買い目の見直しに繋がります。 - 感情に左右されない投資ができる
「この馬が好きだから厚めに賭けよう」といった感情的な判断を排除し、すべての買い目が均等なリターンを生むように、合理的な投資判断を下す手助けとなります。
「合成オッズは意味ない」のではなく、「特性を理解せずに使っても効果は薄い」というのが正しい表現でしょう。デメリットを理解した上で、メリットを最大限に活かすことが、合成オッズを使いこなす鍵となります。

理想の合成オッズと回収率の目安
合成オッズを使いこなす上で、「理想の合成オッズは何倍なのか?」という疑問を持つ方は少なくありません。結論から言うと、「これさえ守れば必ず勝てる」という絶対的な理想値は存在しません。なぜなら、理想的な合成オッズは、個々の予想法や目標とする回収率によって大きく異なるからです。
しかし、目標回収率から逆算して、自分にとっての「理想のオッズ」や「最低限クリアすべきオッズ」の目安を設けることは可能です。その際に重要となるのが、「損益分岐点となる的中率」という考え方です。
損益分岐点となる的中率の計算方法
収支がプラスマイナスゼロになるために、最低限必要となる的中率は、以下の簡単な式で計算できます。
損益分岐点の的中率 (%) = (1 ÷ 合成オッズ) × 100
この式が意味するのは、「合成オッズが高ければ的中率は低くても良く、合成オッズが低ければ高い的中率が求められる」ということです。この関係を理解することが、自分なりの理想のオッズを見つける第一歩となります。
合成オッズと必要的中率の関係
具体的に、合成オッズが変動すると、プラス収支を達成するために必要な的中率がどのように変わるのかを表で見てみましょう。
| 合成オッズ | 損益分岐点の的中率 | 目標とすべき予想のタイプ |
|---|---|---|
| 2.0倍 | 50.0% | 2回に1回は的中させる高い精度が必要 |
| 3.0倍 | 33.4% | 3回に1回程度の的中を目指す堅実な予想 |
| 4.0倍 | 25.0% | 4回に1回の的中でプラスになるバランス型 |
| 5.0倍 | 20.0% | 5回に1回の的中で良い、やや穴狙いの予想 |
| 10.0倍 | 10.0% | 10回に1回の的中で回収できる本格的な大穴狙い |
例えば、あなたが「自分の予想スタイルだと、だいたい4レースに1回は的中する自信がある(的中率25%)」のであれば、合成オッズが4.0倍を下回る買い方を続けていては、長期的にプラス収支にすることは理論上難しい、ということになります。このように、自分の予想精度と照らし合わせることで、狙うべき合成オッズの目安が見えてくるのです。

競馬の合成オッズの目安と4倍の基準
前述の表で示した通り、合成オッズの適切な値はご自身の予想スタイルや的中率とのバランスによって決まります。しかし、多くの経験豊富な競馬ファンの間では、一般的に「合成オッズは4倍」という数値が一つの基準、あるいは目標として語られることがあります。ここでは、なぜ「4倍」という数字が目安として有効なのか、その理由を具体的な買い方シミュレーションと共に深く掘り下げていきます。
この基準を知ることで、あなたはレースごとに「攻めるべきか、守るべきか」を判断するための、強力な羅針盤を手に入れることができるでしょう。
なぜ「4倍」が一つの基準になるのか?
合成オッズ4倍という基準は、単なる感覚的なものではなく、いくつかの実践的かつ合理的な理由に基づいています。主に「分かりやすさ」「バランスの良さ」「持続可能性」という3つの側面から、その有効性を解説します。
1. 損益分岐点が理論的で分かりやすい
最も大きな理由は、「4回に1回(的中率25%)的中させれば、長期的には収支がプラスになる」という損益分岐点の明快さです。競馬ファンにとって「4回に1回当てる」という目標は、非現実的な大穴狙いでも、的中ばかりを追う本命党でもない、非常に現実的なラインとして捉えることができます。
もちろん、毎週必ず4回に1回当てる必要はありません。ある週は全敗でも、次の週に高配当を的中させて取り戻すのが競馬の醍醐味です。重要なのは、この「25%」という基準を持つことで、目先の勝ち負けに一喜一憂せず、一貫した戦略を持って馬券購入を続けられる点にあります。
2. 買い目のバランスが取りやすい
合成オッズ4倍は、ガチガチの本命馬ばかりでも、大穴ばかりでもなく、「人気馬と中穴馬を組み合わせた」際に非常に作りやすい数値です。これは、多くの競馬ファンが実践するであろう、最もオーソドックスな馬券戦略と合致しています。
具体的に、どのような買い方をすれば合成オッズが4倍前後になるのか、シミュレーションを見てみましょう。
【シミュレーション】合成オッズ4倍を作る買い方例(馬連)
あるレースで、1番人気の馬(軸)から、中穴人気の馬へ馬連で流すケースを想定します。
| 買い目 | 馬番 | オッズ | 投資額(円) | 的中時払戻(円) |
|---|---|---|---|---|
| 買い目A | ①-⑤ | 8.0倍 | 625 | 5,000 |
| 買い目B | ①-⑦ | 12.0倍 | 417 | 5,004 |
| 買い目C | ①-⑨ | 25.0倍 | 200 | 5,000 |
| 合計 | 3点 | 合成オッズ 4.0倍 | 1,242 (約1,200) | 約5,000 |
※資金配分は均等払い戻しになるよう調整した場合
このように、人気馬(おそらくオッズ3.0倍前後)を軸にしつつも、相手に2桁オッズの中穴馬を組み合わせることで、買い目点数を3点に絞りながら、現実的に合成オッズ4.0倍を達成できます。これが、多くのファンにとって「狙いやすい」と感じる理由です。
3. リスクとリターンの優れたバランス
馬券戦略において、精神的な安定は非常に重要です。合成オッズの目標設定は、このメンタルコントロールにも大きく影響します。
- 合成オッズ2倍台:的中率は高めやすいですが、当たってもリターンが少なく、「労多くして功少なし」と感じがちです。連敗が続くと、投資額を取り戻すのが大変になります。
- 合成オッズ10倍以上:当たれば大きいですが、的中率は著しく下がります。何十レースも不的中が続くと、資金的にも精神的にも追い込まれやすくなります。
その点、合成オッズ4倍前後は、「的中もそれなりに期待でき、当たった時のリターンも十分満足できる」という、リスクとリターンのバランスに優れています。このバランスの良さが、無理なく馬券購入を継続できる「持続可能性」に繋がるのです。
【重要】4倍は「ルール」ではなく「コンパス」
ここまで4倍の有効性を解説しましたが、これは全てのレースで守るべき絶対的なルールではありません。あくまで、自分の買い方が「効率的か」「リスクを取りすぎていないか」を判断するための“コンパス(羅針盤)”のようなものだと考えてください。
- 自信のある本命レース:無理に4倍を狙わず、合成オッズ3.0倍でも厚く勝負する。
- 波乱含みのハンデ戦:軸を複数頭にするなどして、合成オッズ8.0倍以上を目指す。
このように、レースの性質や自分の自信度に応じて目標を柔軟に変えることが、より高度な馬券戦略と言えるでしょう。
特に注意したいのが、合成オッズが2.0倍を下回るケースです。これは、的中しても利益が投資額と同額かそれ以下、つまり「チャラ」か「トリガミ」になる可能性が非常に高い危険水域です。よほどの自信がない限り、買い目を見直すか、レース自体を「見(ケン)」することも重要な戦略の一つですよ。
競馬 合成オッズとは違う?便利な計算ツールとアプリ
- 役立つ競馬の合成オッズ計算サイト
- 競馬の払い戻し計算サイトとオッズツール
- スマホ向け合成オッズアプリと作成アプリ
- 競馬の合成オッズ計算アプリを使いこなす
- エクセル計算式でオッズ計算を自動化
- 競馬のオッズ計算サイトで三連単を攻略

役立つ競馬の合成オッズ計算サイト
合成オッズの計算を手作業で行うのは、特に買い目が増えると非常に手間がかかります。そこで活躍するのが、ウェブブラウザ上で手軽に利用できる「合成オッズ計算サイト」です。これらのサイトは、競馬ファンがより戦略的に馬券を購入するための強力なサポートツールとなります。
合成オッズ計算サイトのメリット
- インストール不要:ウェブサイトなので、PCやスマートフォンのブラウザからアクセスするだけで、すぐに利用できます。
- 手軽さ:購入したい馬券のオッズを入力するだけで、瞬時に合成オッズや推奨される資金配分を計算してくれます。
- 無料で利用可能:ほとんどのサイトが無料で提供されており、コストをかけずに高度な計算が可能です。
代表的なサイトの機能
多くの競馬 合成オッズ サイトや合成オッズ 計算サイトでは、以下のような機能が提供されています。
- オッズ入力欄:購入予定の馬券のオッズを入力します。
- 合成オッズ表示:入力されたオッズに基づき、計算結果を表示します。
- 資金配分計算:総投資額を入力すると、各買い目にいくらずつ配分すれば払い戻しが均等になるかを示してくれます。
- トリガミ判定:計算結果がトリガミにならないか、自動で判定してくれる機能を持つサイトもあります。
これらのサイトを活用することで、計算ミスを防ぎ、素早く最適な資金配分を見つけ出すことができます。レース直前のオッズ変動にも対応しやすくなるため、ぜひブックマークしておくことをお勧めします。

競馬の払い戻し計算サイトとオッズツール
合成オッズ計算サイトと似ていますが、より広範な機能を持つのが「競馬の払い戻し計算サイト」や「オッズ計算ツール」です。これらは合成オッズ計算に留まらず、競馬の収支管理を多角的にサポートする機能を提供しています。
多機能ツールの便利な点
これらのツールは、単なる計算機ではなく、馬券戦略の立案から結果の分析までを助けてくれるパートナーのような存在です。
主な機能の例
- 点数計算機能:フォーメーションやボックス買いなど、複雑な買い目の点数を自動で計算します。
- 払い戻しシミュレーション:的中した場合の払い戻し額を、購入金額に応じてシミュレーションできます。
- 収支管理機能:レースごとの購入額と払い戻し額を記録し、月間や年間の回収率を自動で集計する機能を持つものもあります。
特に、JRA-VANの「NEXT」などの高機能な競馬ソフトには、予算に応じた資金の自動配分機能が搭載されている場合があります。これは、配当が均等になるように計算するだけでなく、「本命に厚く」といった強弱をつけた資金配分も可能にするなど、より高度な戦略を実践したいユーザーにとって非常に便利なオッズ計算ツールです。
これらのツールを使い分けることで、「どの組み合わせで買うか」だけでなく、「いくら儲かるのか」「リスクはどれくらいか」といった、より踏み込んだ分析が可能になります。

スマホ向け合成オッズアプリと作成アプリ
競馬場やウインズなど、外出先で馬券を検討することも多い競馬ファンにとって、スマートフォンアプリは非常に心強い味方です。現在では、合成オッズの計算に特化したアプリや、オリジナルの馬券組み合わせを作成・管理できる便利なアプリが多数リリースされています。
合成オッズアプリの利便性
スマートフォン向けの合成オッズ アプリは、場所を選ばずにいつでもどこでも計算できるのが最大のメリットです。レース直前のパドックで気配の良い馬を見つけ、急遽買い目に追加したい、といった場面でも即座に対応できます。
- 即時性:オッズを入力すれば、その場で合成オッズと資金配分が分かります。
- 携帯性:常に持ち歩くスマートフォンで利用できるため、PCを開く必要がありません。
- 多機能性:単なる計算機能だけでなく、過去の計算履歴を保存したり、複数の買い目パターンを比較検討したりできるアプリもあります。
オリジナルの買い目を管理する「オッズ作成アプリ」
さらに進んだ機能を持つのが、自分だけの馬券ポートフォリオを管理できるオッズ 作成 アプリです。これは、単に計算するだけでなく、
- 気になる馬をリストアップして、様々な組み合わせをシミュレーションする
- 作成した買い目セットに名前を付けて保存する
- 実際のレース結果と照らし合わせて、収支を記録する
といった使い方が可能です。これにより、自分の予想パターンや得意な券種などを客観的に分析し、次回の馬券戦略に活かすことができます。まさに、自分だけの「馬券戦略ノート」をデジタルで管理するような感覚で利用できるツールです。

競馬の合成オッズ計算アプリを使いこなす
数多く存在する競馬 合成オッズ 計算 アプリの中から、自分に合ったものを見つけ、その機能を最大限に活用することが、馬券収支の向上に繋がります。ここでは、アプリを選ぶ際のポイントと、より効果的に使いこなすためのヒントを紹介します。
アプリ選びの3つのポイント
- 操作のシンプルさ
最も重要なのは、直感的で分かりやすい操作性です。特にレース直前の慌ただしい時間帯に使うことを考えると、素早くオッズを入力し、一目で結果が理解できるシンプルなインターフェースのアプリが適しています。 - 対応券種の豊富さ
単勝・複勝だけでなく、馬連、三連複、三連単など、自分がよく購入する券種の計算に対応しているかを確認しましょう。フォーメーションやボックス買いの点数計算機能も付いていると、さらに便利です。 - 付加機能の有無
資金配分機能はもちろんのこと、計算履歴の保存、トリガミの自動警告、収支管理機能など、自分の使い方に合った付加機能があるかも選択の基準になります。
まずは無料のアプリをいくつか試してみて、自分の予想スタイルや使い方に最もフィットするものを見つけるのが良いでしょう。レビューや評価を参考にするのも一つの方法です。
アプリを使いこなして回収率アップへ
アプリはただ計算するだけの道具ではありません。「この組み合わせだと合成オッズが低すぎるから、もう1頭人気薄を加えよう」あるいは「これ以上買い目を増やすとトリガミのリスクが高まるから、ここで絞ろう」といった、戦略的な意思決定をサポートしてくれます。アプリを日常的に活用し、常に合成オッズを意識する習慣をつけることが、長期的な回収率アップへの近道となるでしょう。

エクセル計算式でオッズ計算を自動化
市販のアプリやサイトも便利ですが、自分だけのオリジナルな計算ツールを作りたいという方には、Microsoft ExcelやGoogleスプレッドシートの利用がおすすめです。一度シートを作成してしまえば、自分好みにカスタマイズし、効率的にオッズ計算を自動化することが可能になります。
合成オッズのエクセル計算式の基本
Excelで合成オッズを計算する最も基本的な方法は、作業列を使うことです。例えば、A列に買い目の名称、B列にオッズを入力するとします。
- C列に「逆数」の計算式を入れます。C2セルに「=1/B2」と入力し、買い目の数だけ下にコピーします。
- どこか空いているセル(例: E1セル)に、逆数の合計を計算する式「=SUM(C:C)」を入力します。
- 最後に、合成オッズを表示させたいセル(例: E2セル)に、合計値の逆数を求める式「=1/E1」を入力します。
これで、B列にオッズを入力するだけで、自動的にE2セルに合成オッズが表示されるシートが完成します。
SUMPRODUCT関数を使った応用
よりスマートな方法として、SUMPRODUCT関数を使うことも可能です。例えば、B2からB10にオッズが入力されている場合、「=1/SUMPRODUCT(1/B2:B10)」と入力し、Ctrl+Shift+Enterキーで配列数式として確定させることで、作業列なしで計算できます。ただし、少し専門的な知識が必要になります。
Excelで管理するメリットとデメリット
| メリット | デメリット | |
|---|---|---|
| Excel / スプレッドシート | ・一度作れば自分好みに自由にカスタマイズ可能 ・過去の購入履歴や収支をすべて一元管理できる ・オフラインでも使用できる(Excelの場合) | ・最初にシートを作成する手間と知識が必要 ・スマホでの操作性はアプリに劣る場合がある ・関数や数式を間違えると正しい結果が出ない |
結論として、合成オッズのエクセル計算式は、データ管理や分析にこだわりたい中~上級者向けの選択肢と言えるでしょう。手軽さを求めるなら、やはり専用のサイトやアプリの方が便利です。

競馬のオッズ計算サイトで三連単を攻略
高配当が魅力の三連単は、万馬券の夢を追い求める多くの競馬ファンにとって最終目標とも言える券種です。しかし、その一方で買い目の点数が爆発的に増えやすく、無計画に購入すると「当たったのに損をした(トリガミ)」という悲劇を招きやすい、諸刃の剣でもあります。だからこそ、三連単の馬券購入において、合成オッズの管理は他のどの券種よりも極めて重要になるのです。
ここでは、無料で利用できる競馬のオッズ計算サイトを最大限に活用し、三連単馬券のムダを削ぎ落とし、利益を最大化するための具体的な戦略と手順を解説します。
なぜ三連単にこそ合成オッズ管理が不可欠なのか?
三連単で合成オッズ管理が重要になる理由は、その買い目の「点数の多さ」と「オッズの多様性」にあります。例えば、「1着に人気馬を固定し、2着・3着に5頭を流す(フォーメーション)」という買い方を考えてみましょう。これだけでも買い目は20点に及びます。
仮に1点100円で購入した場合、総投資額は2,000円です。この20点の買い目の中には、100倍を超える高配当もあれば、的中しても1,500円(-500円の赤字)にしかならないような低いオッズの組み合わせも混在しています。個々のオッズだけを眺めていては、この買い目全体の期待値を正確に把握することは不可能に近いでしょう。
数十点の買い目の中から一つが的中した喜びも束の間、払い戻し額を見て愕然とする。この三連単でよくある失敗パターンを根絶するために、オッズ計算サイトを活用した客観的な「馬券の健康診断」が不可欠となるのです。
【4ステップ実践ガイド】計算サイトで三連単馬券を磨き上げる
それでは、実際にオッズ計算サイトを使い、三連単馬券をより戦略的なものへと昇華させるための具体的な4つのステップを紹介します。ここでは「1着軸1頭、相手5頭のマルチ馬券(60点)」という、やや買い目の多いケースを例に進めていきます。
ステップ1:まずは買い目を洗い出す(ブレインストーミング)
最初の段階では、トリガミなどを気にせず、少しでも馬券に絡む可能性があると思う馬を自由にリストアップします。ここでは「削る」ことよりも「広げる」ことを意識してください。
- 軸馬:1番人気のA馬
- 相手馬:2番人気のB馬、3番人気のC馬、5番人気のD馬、8番人気のE馬、12番人気の大穴F馬
この時点では、まだ合成オッズのことは考えず、純粋な予想に集中することが重要です。
ステップ2:計算サイトで現状を把握する(健康診断)
次に、洗い出した全60点の買い目について、オッズ計算サイトで現状を把握します。多くのサイトでは、JRA公式サイトのオッズ画面からコピー&ペーストするだけで、全点のオッズを一括入力できる便利な機能があります。
【計算結果の例】
- 総点数:60点
- 合成オッズ:9.5倍
- 100円ずつ均等買いした場合の総投資額:6,000円
- 最高払い戻し額:45,000円(A→F→E)
- 最低払い戻し額:2,500円(A→B→C) ※トリガミ発生!
この「健康診断」により、「この買い方では、最も堅い決着になった場合に3,500円もの赤字が出る」という重大な欠陥が可視化されました。また、合成オッズが9.5倍ということは、約10回に1回以上的中させなければプラスにならないという事実も判明します。
ステップ3:買い目を削る(枝打ち作業)
現状を把握したら、次はこの馬券の「枝打ち」、つまり買い目を削る作業に入ります。削る際には、以下の2つの視点を持つことが重要です。
- トリガミになる買い目を削る:総投資額の6,000円を下回る払い戻しの組み合わせは、問答無用で削除します。今回の例では、A→B→C(2,500円)やA→C→B(2,800円)などが該当します。
- 期待値の低い人気サイドを削る:たとえ黒字でも、的中時の利益が少ない(例:6,000円→7,500円)ような人気サイドの組み合わせを、あえて削るという選択肢もあります。これにより、全体の合成オッズを大きく引き上げることが可能です。
仮に、上記の方針で60点の中からトリガミや低配当の買い目を15点削ったとしましょう。その結果、馬券は以下のように改善されます。
【改善後の計算結果】
- 総点数:45点
- 合成オッズ:15.2倍
- 100円ずつ均等買いした場合の総投資額:4,500円
わずか15点を削るだけで、合成オッズは9.5倍から15.2倍へと大幅に向上しました。これにより、損益分岐点となる必要的中率が下がり、より勝ちやすい馬券へと生まれ変わったのです。
ステップ4:資金配分を決定し、勝負する(最終調整)
最後に、磨き上げた45点の買い目に対して、最適な資金配分を決定します。計算サイトが自動で算出してくれる「均等払い戻し」の資金配分に従うのが最も確実な方法です。
これにより、45点のどの組み合わせが的中しても、ほぼ同じくらいの払い戻し(この例では約68,000円)が期待できる、非常にリスク管理の行き届いた買い方が完成します。
面倒な作業はすべてツールに任せ、私たち人間は「どの馬を選ぶか」「どこまでリスクを取るか」という、よりクリエイティブな予想の部分に集中する。これが、現代競馬における三連単攻略の王道スタイルと言えるでしょう。
サイト利用時の注意点
オッズ計算サイトは非常に便利ですが、一つだけ注意点があります。それは「オッズは常に変動する」ということです。計算した時点と、実際に馬券を購入する時点ではオッズが変わっている可能性があります。特に締め切り直前は大きく変動することがあるため、計算は時間に余裕を持って行い、購入直前に再度確認することをお勧めします。

結論!競馬 合成オッズとは何か?
この記事では、競馬における合成オッズの基本から応用までを網羅的に解説してきました。最後に、本記事の要点をリスト形式でまとめます。
- 合成オッズとは複数の買い目を一つと見なした総合的なオッズ
- 買い目全体の投資価値を客観的に判断するための指標
- トリガミを確実に防ぐための合理的な資金配分が可能になる
- 計算式は「1 ÷ (各オッズの逆数の合計)」で求められる
- 買い目を増やすほど合成オッズは必ず下がる特性を持つ
- 意味ないという意見は計算の手間や特性の誤解から生じる
- 長期的なプラス収支を目指す上で非常に重要な考え方
- 理想のオッズは自分の目標回収率と的中率から逆算する
- 損益分岐点の的中率は「1 ÷ 合成オッズ」で計算できる
- 一般的に「4倍」がリスクとリターンのバランスが良い目安とされる
- 合成オッズ2.0倍以下はトリガミのリスクが高く注意が必要
- 手計算は大変なため計算サイトやアプリの活用がおすすめ
- スマホアプリは場所を選ばず手軽に計算できる点が魅力
- 三連単のような多点買いでは合成オッズの管理が特に重要
- ツールを使いこなし馬券戦略をより高度なものにできる
