京王杯2歳ステークス過去データ分析 傾向と血統を徹底解剖

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京王杯2歳ステークス 過去データをお探しですね。G1戦線へ続く重要なこの一戦は、単純な京王杯 ステークス 過去の結果を見るだけでは読み解けない、深い傾向が隠されています。この記事では、JRAが公開する京王杯2歳ステークス 過去 jraの膨大な京王杯2歳ステークスデータを分析し、京王杯2歳ステークス 過去20年の流れから、レースの核心に迫ります。京王杯2歳 ステークス過去結果はもちろん、京王杯2歳 ステークス過去血統のパターン、さらには京王杯 2歳ステークス2010年、京王杯 2歳ステークス2015年、京王杯 2歳ステークス2017年といった象徴的なレースを、関係者の京王杯2歳ステークス レース後コメントと共に振り返ります。高額な京王杯2歳ステークス 賞金がかかるだけでなく、G1出走権を得るための戦略的な価値も持つこのレース。今年の京王杯2歳ステークス 予定や京王杯二歳ステークス 想定を固め、京王杯二歳ステークス 出走予定馬を評価する上で、当記事が提供する京王杯2歳ステークス 過去 傾向の分析が、皆様の予想の一助となれば幸いです。

  • 過去20年のレース傾向と主要な統計データ
  • 勝利馬に共通する血統パターンと「黄金配合」
  • レースの性質を読み解くための注目すべき過去のレース
  • G1出走に直結する「収得賞金」の重要性
目次

京王杯2歳ステークス 過去データの徹底分析

  • 京王杯2歳ステークス 過去 jraデータ
  • 京王杯2歳 ステークス過去結果
  • 京王杯2歳ステークス 過去 傾向
  • 京王杯2歳ステークス 過去20年の血統
  • 京王杯2歳ステークス 賞金と概要

京王杯2歳ステークス 過去 jraデータ

京王杯2歳ステークスは、JRA(日本中央競馬会)が施行する2歳馬限定の重賞競走(GII)です。その歴史は1965年の「京成杯3歳ステークス」まで遡り、2歳重賞としては3番目に長い歴史を持っています。

現在のレース体系が確立されたのは1980年。舞台が中山芝1200mから東京競馬場・芝1400mへと変更されたことが、このレースの性格を決定づけました。1984年にはGIIに格付けされ、年末の2歳G1(朝日杯フューチュリティステークス、阪神ジュベナイルフィリーズ)に向けた最重要ステップレースの一つとして確固たる地位を築いています。

このレースを分析する上で最も重要なのが、「東京芝1400m」というコースの特異性です。スタートは向正面半ばの上り坂の途中から切られ、約526mという日本で2番目に長い直線を迎えます。そして、ゴール手前には高低差2.1mの急な上り坂が待ち受けています。

このタフなレイアウトから、単なるスピードだけでは押し切れず、1600m(マイル)もこなせるようなスタミナと持続力が要求されます。そのため、このレースは俗に「マイラーズスプリント」とも呼ばれ、スプリンターよりもマイラー適性を持つ馬の活躍が目立つのが特徴です。

京王杯2歳 ステークス過去結果

まずは、論より証拠。過去20年(2005年~2024年)のレース結果を一覧でご覧ください。このデータが、今後の分析の全ての基礎となります。

優勝馬 2着馬 3着馬 タイム 人気 騎手 調教師 母の父
2024 パンジャタワー マイネルチケット ヤンキーバローズ 1:21.2 8 松山弘平 橋口慎介 Practical Joke Tapit
2023 コラソンビート ロジリオン オーキッドロマンス 1:20.6 1 横山武史 加藤士津八 スワーヴリチャード Orpen
2022 オオバンブルマイ フロムダスク スピードオブライト 1:20.9 10 横山武史 吉村圭司 ディスクリートキャット ディープインパクト
2021 キングエルメス トウシンマカオ ラブリイユアアイズ 1:21.3 8 坂井瑠星 矢作芳人 ロードカナロア Storm Cat
2020 モントライゼ ロードマックス ユングヴィ 1:21.8 2 C.ルメール 松永幹夫 ダイワメジャー Singspiel
2019 タイセイビジョン ビアンフェ ヴァルナ 1:20.8 1 C.ルメール 西村真幸 タートルボウル スペシャルウィーク
2018 ファンタジスト アウィルアウェイ カルリーノ 1:24.7 2 武豊 梅田智之 ロードカナロア ディープインパクト
2017 タワーオブロンドン カシアス アサクサゲンキ 1:21.9 1 C.ルメール 藤沢和雄 Raven’s Pass Dalakhani
2016 モンドキャンノ レーヌミノル ディバインコード 1:21.9 3 C.ルメール 安田隆行 キンシャサノキセキ サクラバクシンオー
2015 ボールライトニング アドマイヤモラール シャドウアプローチ 1:22.6 2 蛯名正義 宮本博 ダイワメジャー Dehere
2014 セカンドテーブル サフィロス ワキノヒビキ 1:21.5 14 戸崎圭太 崎山博樹 トワイニング サンデーサイレンス
2013 カラダレジェンド ショウナンアチーヴ ミュゼスルタン 1:21.9 2 田辺裕信 尾形和幸 フレンチデピュティ サンデーサイレンス
2012 エーシントップ ラブリーデイ サウンドアクシス 1:21.2 5 浜中俊 西園正都 Tale of the Cat Numerous
2011 カレンブラックヒル サドンストーム レオンビスティー 1:21.7 1 秋山真一郎 平田修 ダイワメジャー Meadowlake
2010 グランプリボス リアルインパクト テイエムオオタカ 1:21.8 7 M.デムーロ 矢作芳人 サクラバクシンオー サンデーサイレンス
2009 エイシンアポロン ダイワマッジョーレ アイルラヴァゲイン 1:22.0 1 池添謙一 松元茂樹 Giant’s Causeway Sadler’s Wells
2008 ゲットフルマークス フィフスペトル ブレイクランアウト 1:21.6 3 四位洋文 浅見秀一 マイネルラヴ ジェイドロバリー
2007 アポロドルチェ レッツゴーキリシマ ドモナラズ 1:22.5 1 後藤浩輝 堀井雅広 マイネルラヴ Danzig
2006 マイネルレコルト ローレルゲレイロ オーシャンエイプス 1:22.1 1 後藤浩輝 堀井雅広 チーフベアハート トニービン
2005 デンシャミチ スズカフェニックス ショウナンタキオン 1:22.1 11 柴田善臣 小島太 アフリート サンデーサイレンス

補足: 2018年のタイムについて 2018年(ファンタジスト)の1:24.7というタイムは、馬場状態が「重」であったため、他の年と比較して著しく時計がかかっています。このように、馬場状態もタイムを評価する上で重要な要素です。

京王杯2歳ステークス 過去 傾向

過去20年間の結果を深く掘り下げると、いくつかの明確な勝利の法則、すなわち「傾向」が見えてきます。2歳戦はキャリアが浅く、データが不足しがちですが、このレースに限っては注目すべきパターンが存在します。ここでは特に重要な3つのポイントを、さらに詳細に分析して解説します。

1. 前走実績の重要性

2歳戦というキャリアの浅い馬同士の戦いでは、各馬の絶対的な能力比較が難しく、直近のレースで見せたパフォーマンス、すなわち前走実績が非常に重要な判断材料となります。特に以下の条件を満たす馬は、好走率が高い傾向にあります。

前走クラスと着順

まず基本となるのは、前走で連対(2着以内)していることです。過去10年のデータを見ても、前走で連対していた馬の好走率が、3着以下だった馬に比べて非常に高くなっています。

ただし、同じ「連対」でも、そのレースの「格」によって価値が異なります。注目すべきは、前走が「オープン特別」や「重賞」であった馬です。既にレベルの高い相手と戦ってきた経験は、ここで大きなアドバンテージとなります。特に、函館2歳ステークスや小倉2歳ステークスといった、夏の主要な2歳重賞・オープン特別で連対した実績は、世代トップクラスの能力の証明であり、信頼できる指標と言えます。

「新馬勝ち」の価値

デビュー戦を勝利していること(新馬勝ち)も、もちろん大きなアドバンテージです。世代の中での能力の高さを示しています。しかし、ここでも「どのレースを勝ってきたか」が重要です。特に、東京競馬場の芝1400mまたは1600mの新馬戦を強い内容で勝ち上がってきた馬は、既に今回と同じ、あるいはそれ以上にタフなコースを経験しているため、高く評価する必要があります。

最重要:前走の「距離」に注目

このレースの性質を最もよく表しているのが、「前走の距離別成績」です。前述の通り、このレースは「マイラーズスプリント」と呼ばれる特殊な性質を持っています。

  • 前走1200m組:夏の短距離重賞を使ってきた馬が多く、スピード能力は確かです。しかし、最後の直線での坂と1ハロン(200m)の距離延長が壁となり、スタミナ切れを起こすケースも少なくありません。
  • 前走1600m組:マイル戦を経験しているため、スタミナ面での不安は少ないです。課題は、1400mへの距離短縮によるペースの違いに対応できるかどうか(追走スピード)になります。
  • 前走1400m組:今回と同距離を経験している馬は、当然ながらレースの流れに乗りやすく、バランスの取れた成績を残しています。

データ上、純粋なスプリンターよりも、マイル戦もこなせるような持続力を持つ馬の好走が目立ちます。前走1200m組を評価する際は、単なるスピードだけでなく、終いの粘り強さを見せていたかどうかを確認することが重要です。

2. 人気と頭数の「カオスの原則」

1番人気の信頼度は、一見すると不安定に見えます。しかし、これには「出走頭数」という、レースの展開そのものを左右する重要な変数が隠されています。

少頭数(8~13頭立て)の場合 2005年以降の該当レースにおいて、1番人気馬の成績は【3.2.1.0】と、複勝率100%を誇ります。2番人気、3番人気といった上位人気馬も総じて安定しており、実力馬が順当に力を発揮しやすい、堅実な決着になる傾向が強いです。

多頭数(14~18頭立て)の場合 一方、頭数が増えると状況は一変します。同じく2005年以降の該当レースで、1番人気馬の成績は【0.0.1.5】と、信頼性が急落します。2014年には14番人気のセカンドテーブルが、2022年には10番人気のオオバンブルマイが勝利するなど、波乱の決着が目立ちます。

なぜ多頭数では荒れるのか?

この「カオスの原則」が起こる理由は、東京芝1400mのコース形態と、2歳戦特有の気性の若さが組み合わさるためです。

多頭数になると、スタート直後のポジション争いが激化します。特に内枠の馬は、他馬に包まれて身動きが取れなくなるリスクが高まります。また、500mを超える長い直線での瞬発力勝負になりやすいため、「いかにスムーズに進路を確保できるか」が勝敗を分けます。他馬からマークされやすい上位人気馬は、進路を妨害されたり、外々を回らされる不利を受けやすく、実力を発揮しきれないままレースを終えてしまうケースが増えるのです。

このレースを予想する上で、個々の馬の能力評価の前に、まず「出走頭数」を確認することが極めて重要です。もし14頭立て以上になるようであれば、人気馬を疑い、中穴から大穴の馬が完璧なレース運びで台頭する可能性を考慮に入れるべきでしょう。

3. 性別の壁:牡馬の優位性

データは、牡馬の優位性を明確に示しています。2013年以降の過去10年あまりで、牝馬の勝利は2023年のコラソンビートのみ。3着以内に入った回数を見ても、牡馬に比べて圧倒的に少なくなっています。

なぜ牝馬は苦戦するのか?

この理由は、やはり「マイラーズスプリント」というレースの性質にあると考えられます。ゴール前に待ち受ける高低差2.1mの急な上り坂を含むタフなコースレイアウトは、まだ体が成長途上にある2歳牝馬にとって、体力的な負担が非常に大きいのです。純粋なスピード勝負なら対抗できても、スタミナと持続力が問われるこの舞台では、牡馬のパワーに屈してしまうケースが多く見られます。

例外となる牝馬の条件

数少ない好走した牝馬、例えば2023年の勝ち馬コラソンビートや、2016年2着のレーヌミノル(後の桜花賞馬)には共通点があります。それは、既に牡馬混合戦、あるいは重賞レベルで高いパフォーマンスを見せていたことです。

コラソンビートは前走、新潟2歳ステークス(GIII)で3着と好走していました。このように、よほど傑出した能力を持つ牝馬、あるいはG1級の素質を秘めた馬でない限り、このレースで牡馬の壁を破るのは困難です。

予想のセオリーとしては、人気薄の牝馬は評価を下げ、牡馬を中心に考えるのが賢明と言えるでしょう。

京王杯2歳ステークス 過去20年の血統

レースの傾向を読み解く上で、「血統」は欠かせないピースです。前述の通り、このレースは「マイラーズスプリント」とも呼ばれる特殊な性質を持っています。そのため、東京芝1400mという坂のあるタフな舞台設定は、単なるスピード血統や、単なるスタミナ血統ではない、特定の血統パターンを持つ馬に味方する傾向があります。

スピードとスタミナを伝える種牡馬

このレースで成功を収めている種牡馬(父馬)には、いくつかの明確な共通点が見られます。それは、産駒に純粋なスピードだけでなく、東京の長い直線を最後まで走り抜くためのパワーや持続力を伝えられることです。

ダイワメジャー産駒の活躍 まず注目すべきは、ダイワメジャー産駒です。2011年のカレンブラックヒル、2015年のボールライトニング、2020年のモントライゼと、このレースで複数の勝ち馬を出すなど高い適性を見せています。ダイワメジャー自身はスプリンターではなく、マイルから中距離G1で活躍した馬です。そのため、産駒には純粋なスピードに加えて、東京の坂を苦にしないパワーと高い持続力が受け継がれる傾向があります。

「マイラーズスプリント」の象徴:ロードカナロア 一方、近年の大黒柱と言えるのがロードカナロアです。この種牡馬は、現役時代に1200m(スプリンターズS)と1600m(安田記念)のG1を両方制覇しました。まさに「マイラーズスプリント」という概念を体現する存在であり、産駒にもスピードとスタミナをバランス良く伝えることができます。2018年のファンタジスト、2021年のキングエルメスがその代表例です。

新しい波:スタミナ型種牡馬の台頭 ただし、近年は新しい流れも生まれています。2023年の勝ち馬コラソンビートは、スワーヴリチャードの産駒でした。スワーヴリチャードは中長距離で活躍した種牡馬であり、母系からスピードの供給を受けることで、このレースにも対応できることを証明しました。このように、父系がスタミナ型であっても、配合次第で勝機が生まれます。

母系のXファクター:母父ディープインパクト

父系がスピードやパワーを供給する一方で、母系(母の父、ブルードメアサイアー)は、レースの上がり(最後の直線)の鋭さやスタミナを補完する重要な役割を担います。その点で、近年最も注目すべき存在が母父ディープインパクトです。

ディープインパクトが母系に入ることで、父系の持つパワーやスピードに、瞬発力と、府中の長い直線でもバテないスタミナ(あるいは持続力)が加わります。2018年の勝ち馬ファンタジスト(父ロードカナロア)や、2022年に単勝10番人気(51倍)の波乱を演出したオオバンブルマイ(父ディスクリートキャット)は、まさにこのパターンの恩恵を受けた代表例と言えるでしょう。

もちろん、ディープインパクトだけでなく、その父であるサンデーサイレンス(過去の結果表に多数)や、スペシャルウィーク(2019年タイセイビジョンの母父)など、日本の馬場で実績のあるスタミナ型・瞬発力型の種牡馬が母系に入る配合は、このレースで常に注意が必要です。

勝利の配合パターン1:ストームキャット系

近年の血統トレンドとして、母父ディープインパクトと並んで、あるいはそれ以上に強力な影響力を見せているのが、米国のストームキャット(Storm Cat)系の血です。この血統は、2歳戦から活躍できる早熟性と、力強いスピードを産駒に伝える特徴があります。

2022年の勝ち馬オオバンブルマイの父ディスクリートキャットや、2024年の勝ち馬パンジャタワーの父Practical Jokeは、いずれもストームキャットの血を引いています。これらの馬がタフな東京1400mで結果を出している事実は、ストームキャット系が持つパワーが、府中の坂をこなす上で有利に働いていることを示しています。

勝利の配合パターン2:主流血統の「合わせ技」

もう一つの王道パターンが、日本の近代競馬を代表する血統の「合わせ技」です。具体的には、父ロードカナロア(キングカメハメハ系)に、母父ディープインパクト(サンデーサイレンス系)を組み合わせる配合が挙げられます。

ロードカナロアが伝える世界レベルのスピードとパワーに、ディープインパクトが誇る瞬発力とスタミナが融合します。これにより、スピード・パワー・瞬発力・持続力を高いレベルで兼ね備えた、隙のない競走馬が誕生する可能性が高まります。2018年の勝ち馬ファンタジストは、まさにこの配合の成功例でした。

血統分析の注意点 血統はあくまで馬の持つ「可能性」を示す指標の一つです。どれだけ素晴らしい血統背景を持っていても、馬自身の成長度や当日のコンディション、レース展開が噛み合いわなければ、結果には結びつきません。血統は有力なヒントですが、それだけに固執せず、前走の実績や調教の動きなど、他の要素と合わせて総合的に判断することが重要です。

京王杯2歳ステークス 賞金と概要

本競走の勝利がもたらす報酬は、非常に大きいものがあります。2024年時点での1着賞金は3800万円で、これは他の2歳GII競走と比較しても高水準です。

しかし、目に見える賞金は、勝利の価値の半分に過ぎません。2歳馬にとって最も重要な報酬は、将来のG1レースへの出走権を左右する「収得賞金」です。

「収得賞金」の戦略的価値とは? 日本の競馬、特にクラシック戦線やG1レースでは、出走枠を希望馬が上回ることが常です。その際、出走馬を決める基準が「収得賞金」です。

新馬戦を勝っただけでは収得賞金が足りず、G1出走が叶わないケースは少なくありません。GIIである本競走を勝利することで得られる収得賞金は、その後の朝日杯フューチュリティステークスや阪神ジュベナイルフィリーズといった大舞台への出走をほぼ確実なものにします。

つまり、京王杯2歳ステークスの真の価値は、3800万円という賞金だけでなく、その後のクラシック戦線への道を切り拓く「黄金の鍵」を手に入れることにあるのです。

京王杯2歳ステークス 過去データと今年の展望

  • 京王杯 ステークス 過去のレース後コメント
  • 京王杯 2歳ステークス2010・2015年
  • 京王杯 2歳ステークス2017を振り返る
  • 京王杯2歳ステークス 予定と想定
  • 京王杯二歳ステークス 出走予定馬
  • 京王杯2歳ステークス 過去データの総括

京王杯 ステークス 過去のレース後コメント

データや血統分析だけでは見えてこないレースの機微を、実際に騎乗した騎手たちのコメントから紐解いていきましょう。

2017年 タワーオブロンドン(1着) C.ルメール騎手 「強い馬です。自信がありました。(中略)スプリンターのようだ。1600mがギリギリかもしれない」 (出典:複数の競馬情報サイトより要約)

解説:このコメントは、まさしくこのレースが「マイラーズスプリント」であることを象徴しています。純粋なスピードだけでなく、他馬を圧倒するパワーが勝利の要因であったことが分かります。

2010年 グランプリボス(1着) M.デムーロ騎手 「中団でじっくり脚を溜める戦術を選択した。直線では馬場の中央を突き抜け、鮮やかな差し切り勝ちだった」 (出典:複数の競馬情報サイトよりレース内容を要約)

解説:普段は先行策が多かった同馬に「強力な差し脚」という新たな武器をもたらした一戦。東京1400mでは、忍耐と最後の爆発力が先行力に勝ることが証明されました。

2024年 パンジャタワー(1着) 松山弘平騎手 「スタートが良く、いいポジションで流れに乗れた。距離が延びても折り合いは大丈夫で、終いもすごく良い脚でした」 (出典:複数の競馬情報サイトより要約)

解説:距離延長をこなしての勝利。一方で2着馬の騎手は「距離短縮で上手に走れた」とコメントしており、このレースがいかに多様な距離適性を持つ馬が集い、それを克服する能力が求められるかを示しています。

京王杯 2歳ステークス2010・2015年

過去のレースの中でも、特に注目すべき2つの年を振り返ります。

2010年:グランプリボス(7番人気)

この年のレースは、7番人気だったグランプリボスが、後にG1馬となるリアルインパクト(2着)や、三冠馬オルフェーヴル(10着)といった素質馬を打ち破った一戦として記憶されています。

前述の通り、デムーロ騎手の好騎乗により、中団からの鮮やかな差し切り勝ちを収めました。タフな東京1400mの舞台では、戦術的な柔軟性がいかに重要かを示すレースとなりました。

2015年:ボールライトニング(2番人気)

2番人気に支持されたボールライトニングが、デビューからの無敗連勝で重賞初制覇を飾ったレースです。

後続に1馬身1/4差をつける危なげない内容で、その能力の高さを見せつけました。これは、グランプリボスのような波乱とは対照的に、世代トップクラスの素質馬が、その実力を順当に発揮した一例と言えます。

京王杯 2歳 ステークス2017を振り返る

2017年のレースは、このレースの本質を理解する上で非常に象徴的です。

この年、単勝1.8倍という圧倒的な支持に応えたのがタワーオブロンドンでした。レースは2着に2馬身差をつける完勝で、そのポテンシャルの高さを改めて示しました。

重要なのは、レース後にルメール騎手が残した「スプリンターのようだ」「1600mがギリギリかもしれない」というコメントです。

1200m的なスピードとパワーを持ちながら、ギリギリ1400mのタフな流れを克服できる。これこそが、京王杯2歳ステークスで求められる資質、「マイラーズスプリント」の理想像です。タワーオブロンドンは、まさにその能力を完璧に体現した勝ち馬でした。

京王杯2歳ステークス 予定と想定

これまでの過去データを踏まえ、今年のレースを占う上での重要なポイントを「想定」しておきましょう。

2025年レース展望のポイント

  • 適性:単なるスピード馬ではなく、「マイラーズスプリント」適性を持つ馬。
  • 傾向:前走実績(特に新馬勝ちや重賞連対)を持つ牡馬が中心。
  • 血統:父がスプリントG1馬(ロードカナロア、ダイワメジャー系など)、そして母系にスタミナ(特に母父ディープインパクト)を持つ馬に注目。
  • 警戒:「父ストームキャット系 × 母父ディープインパクト」の「黄金配合」を持つ馬は、人気に関わらず最優先でチェック。

これらのデータを基に、出走予定馬のリスト(出馬表)が発表された際に、各馬を評価していくことになります。

京王杯二歳ステークス 出走予定馬

ここでは、2025年の開催に向けて、有力候補として名前が挙がっている注目馬を、過去データと照らし合わせて分析します。

ご注意 本項目に記載されている出走予定馬に関する情報は、2025年10月下旬時点でのものです。馬の体調や陣営の意向により、出走馬は変更となる可能性があります。最新の情報はJRA公式サイトなどでご確認ください。

ダイヤモンドノット

父ブリックスアンドモルタルは米国の年度代表馬で、その父はGiant’s Causeway、すなわちストームキャットの直系です。そして母の父はディープインパクト

この配合は、本レポートで指摘した「黄金配合」そのものであり、血統的な適性は最上位と評価できます。既にキャリア4戦を経験し、前走のもみじステークス(京都芝1400m)で2着と距離適性も証明済み。勝利に最も近い一頭と言えるでしょう。

エイシンディード

函館2歳ステークス(G3)の勝ち馬であり、「夏の主要2歳重賞ウィナー」という強力な好走パターンに該当します。父はスプリントG1を連覇したファインニードルで、スピード能力は世代トップクラスです。

最大の焦点は、函館で見せた逃げ切りというスピード一辺倒のスタイルが、坂のある東京のタフな1400mで通用するかどうか。ペースが緩みやすい府中の舞台で、最後の直線まで脚が持つかが試されます。

京王杯2歳ステークス 過去データの総括

最後に、京王杯2歳ステークスの過去データを分析して見えてきた、予想のための重要なポイントをリスト形式でまとめます。

  • 京王杯2歳SはG1への重要な登竜門
  • 舞台は東京芝1400mというタフなコース
  • 長い直線とゴール前の急坂が特徴
  • 単なるスピード馬ではなくマイラー適性が必要
  • 通称「マイラーズスプリント」と呼ばれる
  • レース傾向として前走実績が極めて重要
  • 特に前走2着以内や新馬勝ちの馬が強い
  • 1番人気の信頼度は出走頭数によって激変する
  • 少頭数(13頭以下)なら1番人気は複勝率100%
  • 多頭数(14頭以上)では1番人気は信頼性が急落する
  • 性別では牡馬が牝馬を圧倒的にリードしている
  • 血統は父がスプリントG1馬(ロードカナロア等)に注目
  • 母系からのスタミナ供給が鍵を握る
  • 特に「母の父ディープインパクト」は好相性
  • 最強の配合は「父ストームキャット系 × 母父ディープインパクト」
  • 賞金だけでなくG1出走権(収得賞金)の価値が非常に高い
目次