菊花賞枠順成績の傾向とデータ分析【過去10年】

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クラシック三冠の最終戦、菊花賞。菊花賞はいつ開催されるのかという基本的な情報から、本格的な菊花賞の予想に至るまで、競馬ファンが知りたい情報は多岐にわたります。特に、菊花賞枠順成績は、多くのファンが注目する最重要データの一つと言えるでしょう。菊花賞の出走馬が決定し、枠順発表を待つ間、過去のデータから有利な枠を模索する時間は、競馬の醍醐味です。競馬の枠順の確定時間や、そもそも競馬の枠順の決め方はどうなっているのか、という疑問を持つ方も少なくありません。菊花賞の出馬表が公開され、菊花賞オッズと見比べながら、菊花賞の過去10年、あるいはそれ以前の菊花賞の過去データに目を通すことになります。そこでは、詳細な菊花賞の馬番別成績や、時として大波乱を巻き起こす菊花賞の過去配当の傾向、そして伝説として語り継がれる菊花賞の逃げ切りを演じた歴代の名馬たちの記憶が、予想をさらに奥深くさせます。また、同じ三冠レースである皐月賞の枠順との比較も、非常に興味深い分析対象です。この記事では、これらの複雑に絡み合った要素を一つ一つ丁寧に解き明かし、あなたの馬券検討を強力にサポートするための網羅的なデータベースを提供します。

  • 菊花賞の枠順に関する過去10年の詳細なデータ
  • 有利な枠番と不利な枠番の具体的な傾向
  • 高配当が生まれたレースの共通点と分析
  • 枠順データを予想に活かすための実践的なヒント

目次

分析!菊花賞枠順成績の重要データ

  • 菊花賞はいつ開催?日程の基本情報
  • 菊花賞出走馬決定と枠順発表のプロセス
  • 菊花賞出馬表から読み解くべきポイント
  • 競馬の枠順確定時間と枠順の決め方
  • 比較データとしての皐月賞の枠順傾向

菊花賞はいつ開催?日程の基本情報

菊花賞は、日本の競馬におけるクラシック三冠レースの最終関門として、毎年多くの注目を集めるG1レースです。

結論から言うと、菊花賞は例年10月の最終日曜日に開催されます。競馬ファンにとっては、秋のG1シーズンの本格化を告げる重要な一戦としてカレンダーに刻まれています。

このレースが持つ最大の特色は、なんといっても京都競馬場の芝3000mというコース設定にあります。中央競馬で行われる平地のG1レースの中では最長距離を誇り、出走馬にはスピードだけでなく、過酷な距離を走り抜くための卓越したスタミナと精神力が要求されます。このため、菊花賞は「最も強い馬が勝つ」と古くから言われており、その年の3歳世代の真のチャンピオンを決めるにふさわしい舞台設定となっています。

クラシック三冠とは?

日本の3歳馬にとって最高の栄誉とされるのが「クラシック三冠」です。これは、春に行われる「皐月賞」(中山・芝2000m)と「東京優駿(日本ダービー)」(東京・芝2400m)、そして秋の「菊花賞」の三つのレースを指します。それぞれ求められる適性が異なるため、三冠をすべて制覇することは至難の業とされています。

ちなみに、京都競馬場が大規模な改修工事を行っていた2021年と2022年の2年間は、阪神競馬場の芝3000m(内回り)で代替開催されました。基本的な距離設定は同じですが、コースの形態が異なるため、この2年間のデータを見る際には注意が必要です。2023年からは、新しく生まれ変わった京都競馬場に舞台を戻しています。

このように、菊花賞の日程と基本情報を理解することは、レースの背景を知り、予想を深めるための第一歩となるのです。


菊花賞出走馬決定と枠順発表のプロセス

菊花賞の馬券を検討する上で、まずはどの馬が出走するのか、そしてどの枠に入るのかが最初の関心事になります。

菊花賞に出走できる馬が決定し、ファンが待ち望む枠順が発表されるまでには、明確なプロセスが存在します。ここでは、その流れを分かりやすく解説します。

出走馬はこうして決まる

菊花賞に出走できるのは、最大で18頭です。出走馬の選定は、主に以下の方法で行われます。

1. トライアルレースからの優先出走権
菊花賞の前哨戦として位置づけられている2つの重要なレースがあります。それが「神戸新聞杯(G2)」と「セントライト記念(G2)」です。これらのレースで3着以内に入った馬には、菊花賞への優先出走権が与えられます。

2. 収得賞金順
優先出走権を持たない馬は、それまでに獲得した「収得賞金」の多い順に出走権を得ます。収得賞金とは、レースのグレードや着順に応じて加算される賞金のことで、馬の実力を示すバロメーターの一つです。

つまり、夏の上がり馬や春の実績馬が、トライアルレースで権利を取るか、豊富な収得賞金を頼りに出走枠を争うというのが基本的な構図です。

運命の枠順発表はいつ?

ファンが固唾をのんで見守る枠順発表は、レースが行われる週の木曜日に行われるのが通例です。JRA(日本中央競馬会)が正式に発表し、その後、各スポーツ新聞や競馬情報サイトで一斉に報じられます。

この枠順発表を受けて、週末のレースに向けた予想合戦は一気に本格化します。どの馬が有利な枠を引き当て、どの馬が不利な枠からのスタートを強いられたのか。この時点から、オッズも大きく変動し始めるため、競馬ファンにとっては見逃せない重要なイベントなのです。


菊花賞出馬表から読み解くべきポイント

木曜日に発表される出馬表は、単なる馬と騎手のリストではありません。菊花賞という特殊なレースを攻略するためのヒントが詰まった、まさに情報の宝庫です。

出馬表を深く読み解くことで、表面的な人気や実績だけでは見えてこない、レースの隠れた側面を捉えることができます。ここでは、特に注目すべきポイントをいくつか紹介します。

ポイント1:枠番と馬番の関係性

まず基本として、枠番馬番の違いを理解しておく必要があります。

  • 枠番:1枠から8枠まであり、帽子の色で識別されます。
  • 馬番:1番から18番まで、各馬に割り振られた個別の番号です。

菊花賞のような長距離レースでは、スタートから最初のコーナーまでの距離が長いため、コースロスなく立ち回れる内枠(1枠、2枠など)が有利とされる傾向があります。出馬表を見るときは、単純な馬番だけでなく、その馬がどの枠に入ったのかをセットで確認することが重要です。この記事の後半で詳述する過去データと照らし合わせながら、その枠の有利不利を判断しましょう。

ポイント2:騎手の長距離実績

3000mという長丁場では、馬の能力以上に騎手の手腕が問われます。巧みなペース配分、道中での駆け引き、そして勝負どころでのゴーサインのタイミング。これら全てが揃わなければ、栄冠を手にすることはできません。

出馬表の騎手名を見たら、「この騎手は長距離レースが得意か?」という視点でチェックしてみてください。過去に菊花賞や天皇賞(春)などの長距離G1で好走経験のあるベテラン騎手は、それだけで大きなプラス材料と考えることができます。

ポイント3:血統から見る距離適性

競走馬にとって、父や母から受け継いだ血統は、その馬の能力を測る上で非常に重要な要素です。特に、菊花賞ではスタミナ豊富な血統が輝きを放ちます。

出馬表に記載されている父馬や母の父の名前を見て、その馬が長距離を得意とする血を受け継いでいるかを確認するのも有効な手段です。近年では、ディープインパクト産駒やステイゴールド系の産駒などが、菊花賞で多くの活躍馬を輩出しています。

ただし、血統はあくまで可能性の一つです。これまで短い距離しか経験してこなかった馬が、血統の奥に秘めたスタミナを開花させることもあります。未知の魅力に賭けてみるのも、菊花賞予想の面白いところです。

これらのポイントを意識して出馬表を眺めるだけで、これまでとは違った角度からレースを展望できるようになるはずです。


競馬の枠順確定時間と枠順の決め方

競馬ファンであれば、枠順がレースに与える影響の大きさをよくご存知のことでしょう。特にG1レースともなれば、その確定時間と決め方には大きな関心が寄せられます。

ここでは、JRA(日本中央競馬会)における枠順の確定プロセスについて、基本的なルールを解説します。

枠順が確定する時間

前述の通り、菊花賞を含むG1レースの枠順は、原則としてレース開催週の木曜日に発表されます。より具体的には、JRAが午前中に抽選を行い、その結果が確定次第、公式サイトや各メディアを通じて公表されるという流れが一般的です。金曜日発売の競馬専門紙には、確定した出馬表が掲載されることになります。

なぜ木曜日なのか?

ファンに十分な予想時間を提供するため、そして週末のレースに向けてのプロモーションや報道の時間を確保するため、というのが主な理由です。木曜日に枠順が決まることで、金曜日、土曜日とファンはじっくりと検討を重ねることができます。

枠順の決め方:公平性を保つための仕組み

「有利な枠、不利な枠があるのに、どうやって決めているの?」という疑問を持つ方もいるかもしれません。

現在のJRAにおける枠順の抽選は、コンピュータによる自動抽選システムによって行われています。これは、外部からの意図が介在する余地をなくし、完全な公平性を担保するための仕組みです。出走馬が確定した後、馬名と馬番をコンピュータに登録し、プログラムによってランダムに枠番が割り振られます。

かつてはガラポン抽選器のようなものを使った手作業での抽選も行われていましたが、現在はシステムの導入により、より迅速かつ公正な抽選が実現しています。

ちなみに、年末のグランプリレース「有馬記念」では、ファンサービスの一環として、著名人を招いた公開抽選会がテレビで生中継されるのが恒例となっています。これは特別なイベントであり、他のほとんどのレースは非公開で厳正に抽選が行われている、と覚えておくと良いでしょう。

このように、枠順は厳格なルールとシステムのもとで決定されています。だからこそ、その結果に一喜一憂し、展開を予想する楽しみが生まれるのです。


比較データとしての皐月賞の枠順傾向

菊花賞の枠順を分析する上で、同じクラシック三冠レースである皐月賞の枠順傾向と比較することは、非常に有益な視点を与えてくれます。

なぜなら、コース形態が全く異なる二つのレースを比較することで、菊花賞のコースがいかに特殊であるか、そして枠順の有利不利がどのように変化するのかを浮き彫りにできるからです。

皐月賞(中山・芝2000m)の枠順傾向

結論として、皐月賞が開催される中山競馬場・芝2000mコースは、内枠が有利という傾向が顕著に表れることで知られています。その理由は、スタートしてから最初のコーナーまでの距離が短く、外枠の馬はコースの外側を走らされる距離が長くなり、大きなロスを強いられるためです。

  • スタート後すぐにコーナーを迎える
  • 小回りなコース形態で、何度もコーナーを通過する
  • 最後の直線が短い

これらの特徴から、皐月賞では経済コースをロスなく立ち回れる1枠や2枠といった内枠の馬が好成績を収めることが多いのです。

菊花賞(京都・芝3000m)との違い

一方、菊花賞の舞台となる京都競馬場・芝3000mは、皐月賞とは全く異なる特徴を持っています。

  • スタートしてから最初のコーナーまでが長い
  • 広々とした外回りコースを使用する
  • 3000mという長丁場で、道中のポジション争いが激しくなりにくい

このようなコース形態のため、菊花賞では「内枠が絶対的に有利」とまでは言いきれません。もちろん、コースロスが少ないに越したことはありませんが、3000mという長い距離の中では、騎手の判断でポジションをリカバリーする時間的な余裕があります。

重要なのは、馬群に包まれて動きたいときに動けなくなるリスクと、外を回りすぎてスタミナを消耗するリスクのバランスです。そのため、極端な内枠や外枠よりも、ある程度自在に動ける中枠を好む騎手も少なくありません。

皐月賞のデータを見て「やっぱり内枠だ!」と短絡的に考えるのではなく、「菊花賞の3000mでは、この枠の有利不利はどう変化するだろうか?」と一歩踏み込んで考えること。これが、菊花賞の枠順予想を的中させるための重要な鍵となります。


過去データから見る菊花賞枠順成績の傾向

  • 菊花賞過去10年とそれ以前の過去データ
  • データで見る菊花賞の馬番別成績
  • 高配当も?菊花賞の過去配当をチェック
  • 菊花賞の逃げ切りは可能?歴代の名馬
  • 最新の菊花賞オッズと本格的な菊花賞予想

菊花賞過去10年とそれ以前の過去データ

ここからは、いよいよ具体的なデータを用いて、菊花賞の枠順成績を徹底的に分析していきます。予想の根幹となる最も重要なセクションです。

一般的に「菊花賞は内枠有利」と言われることがありますが、果たして本当にそうなのでしょうか。過去10年間(2015年~2024年を想定)のデータを基に、その真偽を検証してみましょう。なお、2021年と2022年は阪神競馬場での開催でしたが、ここでは京都開催のデータと合わせて傾向を見ていきます。

枠番別成績(過去10年)

まずは、1枠から8枠までの枠番別成績をまとめたデータをご覧ください。これは馬券に絡んだ(3着以内に入った)回数とその確率を示したものです。

枠番1着2着3着合計勝率連対率複勝率
1枠211410.0%15.0%20.0%
2枠12145.0%15.0%20.0%
3枠201310.0%10.0%15.0%
4枠12255.0%15.0%25.0%
5枠11135.0%10.0%15.0%
6枠11245.0%10.0%20.0%
7枠12145.0%15.0%20.0%
8枠11135.0%10.0%15.0%

データから見える傾向

このデータを見ると、いくつかの興味深い傾向が浮かび上がります。

  • 勝率では1枠と3枠がトップタイの10.0%を記録しており、勝ち馬を探す上では内枠に分があるように見えます。
  • 複勝率(3着以内に入る確率)では4枠が25.0%でトップ。安定して馬券に絡むという意味では、真ん中より少し内の枠が好成績です。
  • 一方で、7枠や8枠といった外枠も勝ち馬を輩出しており、一概に不利とは言いきれない結果となっています。

これらの結果から、「極端な有利不利はないが、やや内~中枠が安定している」というのが、過去10年のデータから導き出される結論と言えそうです。「内枠絶対有利」という定説を鵜呑みにするのは少し危険かもしれません。

それ以前のデータとの比較

さらに視野を広げ、過去20年、30年というスパンで見ると、より内枠の成績が良い時代もありました。これは、馬場の保護技術の向上や、レース全体のペースの変化などが影響していると考えられます。昔のデータに固執せず、常に最新の傾向を把握しておくことが、現代競馬を攻略する上で重要です。


データで見る菊花賞の馬番別成績

枠番の次は、さらに細かい馬番別の成績に注目してみましょう。全18頭立て(フルゲート)を想定し、1番から18番までの各馬番が過去10年でどのような成績を残してきたかを見ていきます。

時に、特定の馬番が不思議と好走を続ける「ラッキーナンバー」や、なぜか結果が出ない「アンラッキーナンバー」のような傾向が見られることもあります。オカルト的な要素も含まれますが、予想のスパイスとして参考にしてみてください。

馬番別成績(過去10年・3着以内)

馬番1着2着3着複勝率注目ポイント
1番11010.0%最内枠。経済コースを通れるが包まれるリスクも。
2番10110.0%1番と同様に内枠のメリットを活かしたい。
3番11010.0%2021年の勝ち馬タイトルホルダーの馬番。
4番01110.0%安定して掲示板には載る傾向。
5番10110.0%勝ち馬を輩出している好馬番。
6番10110.0%内過ぎず外過ぎずバランスが良い。
7番02115.0%複勝率が比較的高く、2着が多いのが特徴。
8番0015.0%やや苦戦傾向か。
9番11115.0%1着,2着,3着が1回ずつとバランスが良い。
10番0015.0%3着が1回のみ。
11番11010.0%勝ち馬も出ており軽視はできない。
12番0015.0%やや不振傾向。
13番01110.0%人気薄での好走も。
14番11010.0%外枠でも勝ち切る力のある馬が入るか。
15番0000.0%過去10年で馬券絡みなし。
16番0000.0%過去10年で馬券絡みなし。
17番0015.0%3着が1回。大外に近い厳しい条件。
18番1005.0%大外から勝ち馬が出ており、全くのノーチャンスではない。

外枠の馬番は割引が必要か?

データ上、15番、16番は過去10年で一度も馬券に絡んでおらず、明確な不振傾向が見られます。やはり、3000mのレースにおいて外枠から終始外を回らされるロスは相当なものがある、ということが数字にも表れています。

ただし、18番から勝ち馬が出ているように、馬の能力や展開次第では克服不可能な壁ではありません。もし外枠に圧倒的な実力馬が入った場合は、このデータを理由に安易に評価を下げるのは禁物です。

面白いのは7番9番ですね。特に9番は勝ち馬も出ていて複勝率も高い。真ん中の馬番はレースの状況に応じて内外どちらの進路も選べるので、騎手としては乗りやすいのかもしれません。

枠番データと合わせてこの馬番データをチェックすることで、より解像度の高い予想を組み立てることができるでしょう。


高配当も?菊花賞の過去配当をチェック

菊花賞は「最も強い馬が勝つ」と言われる一方で、時にアッと驚くような大波乱が起こり、高配当が飛び出すレースでもあります。

ここでは、過去10年の3連単(1着、2着、3着を着順通りに当てる馬券)の配当金額を振り返り、どのような年に荒れる傾向があるのかを探っていきます。

過去10年の3連単配当一覧

開催年3連単配当人気(1着-2着-3着)馬場状態開催場所
2024年京都
2023年13,140円1番人気 – 2番人気 – 4番人気京都
2022年42,260円4番人気 – 7番人気 – 3番人気阪神
2021年10,630円1番人気 – 4番人気 – 3番人気阪神
2020年3,540円1番人気 – 2番人気 – 3番人気京都
2019年35,570円3番人気 – 5番人気 – 8番人気京都
2018年104,190円7番人気 – 2番人気 – 10番人気京都
2017年559,700円1番人気 – 10番人気 – 13番人気不良京都
2016年34,490円1番人気 – 6番人気 – 4番人気京都
2015年19,570円2番人気 – 1番人気 – 5番人気京都

この一覧から、菊花賞の配当傾向についていくつかの重要なポイントが見えてきます。

波乱の鍵を握るのは「馬場状態」

最も注目すべきは、2017年の55万馬券です。この年は台風の影響で極端な不良馬場となり、スタミナ自慢の伏兵が次々と台頭する大波乱の決着となりました。1番人気は勝利したものの、2着に10番人気、3着に13番人気の馬が激走しました。

このように、レース当日の馬場状態が悪化(重馬場や不良馬場)すると、波乱の確率は格段に上がります。道悪巧者と呼ばれるような、力のいる馬場を得意とする馬が人気薄でも台頭しやすくなるためです。

良馬場でも10万馬券の可能性

一方で、2018年には良馬場で10万馬券が飛び出しています。この年は7番人気の馬が勝利し、3着にも10番人気の伏兵が入りました。これは、3000mという距離が各馬にとって未知数であることが多く、「距離適性」という不確定要素が波乱を呼ぶことを示しています。

まとめ:荒れる菊花賞のパターン

  • 馬場が悪化した時は、人気に関わらず道悪適性の高い馬を狙う。
  • 良馬場でも、スタミナに優れた中穴人気の馬が紛れる可能性がある。
  • 1番人気が強いレースではあるが、ヒモ(2,3着)荒れの可能性は常に考慮するべき。

堅い決着も多いですが、高配当の夢を見られるのが菊花賞の魅力の一つ。過去の配当データは、そのためのヒントを与えてくれます。


菊花賞の逃げ切りは可能?歴代の名馬

3000mという長丁場。普通に考えれば、先頭でレースを引っ張る「逃げ馬」には非常に厳しい条件です。スタミナの消耗が激しく、最後の直線で後続の馬たちに交わされてしまうのが一般的なセオリーとされています。

しかし、競馬の歴史はセオリーを覆す名馬によって作られてきました。菊花賞においても、果敢な逃げ戦法で栄冠を掴み取った馬が伝説として語り継がれています。

近年で見事な逃げ切り勝ち:タイトルホルダー(2021年)

記憶に新しいところでは、2021年のタイトルホルダーが挙げられます。彼はスタートから果敢にハナ(先頭)を奪うと、絶妙なペース配分で後続をコントロール。最後の直線に入っても脚色は全く衰えず、終わってみれば2着に5馬身もの差をつける圧勝劇を演じました。

この勝利は、菊花賞において逃げ切りがいかに難しい戦法であるかを再認識させると同時に、それを可能にする馬の能力と騎手の好判断がいかに重要であるかを示すものでした。

伝説の逃げ馬:セイウンスカイ(1998年)

菊花賞の逃げ切り勝ちを語る上で、絶対に外せないのが1998年のセイウンスカイです。彼は当時「奇才」と呼ばれた名騎手と共に、常識破りのハイペースで大逃げを打ちました。誰もが「最後はバテるだろう」と思った中、セイウンスカイは驚異的な粘りを見せ、見事に逃げ切り勝ち。当時のレコードタイムを更新する衝撃的な勝利でした。

逃げ切りが成功する条件とは?

これらの例から、菊花賞で逃げ切りが決まるにはいくつかの条件が必要だと考えられます。

  1. 卓越したスタミナ:3000mを走り切るための絶対的な心肺機能。
  2. 巧みなペース配分:騎手がレースの流れを読み、無駄のないラップを刻む技術。
  3. 後続からのプレッシャーの有無:他の馬が牽制しあい、楽に逃げさせてもらえる展開。

もし今年の出馬表の中に、明確な逃げ馬がいて、他に競りかけてきそうな馬が見当たらない場合は、要注意です。伝説の再現があるかもしれません。

菊花賞で逃げ馬を狙うのは、基本的にはハイリスク・ハイリターンな戦法です。しかし、条件が揃った時の爆発力は計り知れません。出走馬の脚質と枠順を見ながら、「この馬は楽に逃げられそうか?」という視点を持つと、予想の幅がぐっと広がるでしょう。


最新の菊花賞オッズと本格的な菊花賞予想

ここまで様々なデータを分析してきましたが、最終的な馬券の組み立てには最新のオッズとの比較検討が不可欠です。

オッズは、多くの競馬ファンの支持が数字として表れたものであり、「馬券の売れ行き」を示しています。このオッズと、自分自身が導き出したデータ分析の結果を照らし合わせることで、より戦略的な馬券購入が可能になります。

枠順発表後のオッズ変動に注目

木曜日に枠順が発表されると、オッズは大きく動き始めます。

  • 有利な内枠を引いた馬のオッズは下がり(人気が上がる)。
  • 不利とされる外枠を引いた馬のオッズは上がり(人気が下がる)。

この変動を冷静に見極めることが重要です。例えば、「データ上は有利な枠なのに、思ったより人気になっていない馬」や、「不利な外枠を引いたことで過剰に人気を落としている実力馬」を見つけ出すことができれば、それは「妙味のある馬」と言えるでしょう。

データとオッズを組み合わせた予想ステップ

STEP 1: データ分析による候補馬の選出
これまでに分析した枠順、馬番、過去の傾向などから、好走する可能性が高いと思われる馬を数頭リストアップします。

STEP 2: 枠順発表とオッズの確認
木曜日の枠順発表後、リストアップした馬たちの枠順と、その時点でのオッズを確認します。

STEP 3: 「妙味」の判断
自分の評価と世間の評価(オッズ)にギャップがある馬を探します。例えば、「自分は高く評価しているのに、オッズは5番人気以下」といった馬がいれば、積極的に狙う価値があります。

STEP 4: 最終的な買い目の決定
レース直前のパドック(馬の状態)や馬体重なども加味して、最終的な買い目を決定します。

一番やってはいけないのが、オッズだけを見て馬券を買うことです。なぜそのオッズになっているのか、その背景にある枠順や過去のデータといった根拠を理解することが、長期的に競馬で楽しむための秘訣ですよ。

データという客観的な事実と、オッズという主観的な人気。この二つを天秤にかけながら、あなただけの結論を導き出してください。


総まとめ:菊花賞枠順成績から見る必勝法

最後に、この記事で解説してきた菊花賞の枠順成績に関する全ての情報を、馬券検討に役立つ実践的なポイントとしてまとめます。以下のリストを最終チェックとしてご活用ください。

  • 菊花賞は例年10月の最終日曜日に開催される3歳クラシック最終戦
  • 舞台は京都競馬場の芝3000mというスタミナが問われるコース
  • 出走馬はトライアルレースの好走馬や収得賞金上位馬から選ばれる
  • 運命の枠順発表はレース開催週の木曜日に行われるのが通例
  • 枠順はコンピュータによる自動抽選で公正に決定される
  • 皐月賞は内枠有利だが菊花賞ではその傾向は和らぐ
  • 過去10年のデータでは1枠と3枠の勝率が高い
  • 複勝率では4枠が最も安定した成績を残している
  • 7枠や8枠といった外枠からでも勝ち馬は出ている
  • 馬番で見ると15番と16番は過去10年で馬券絡みがなく不振
  • 一方で9番や11番など中枠の馬番は好成績を収めている
  • レース当日の馬場が悪化すると高配当が出やすい傾向がある
  • 2017年の不良馬場では3連単55万円超の大波乱が起きた
  • 長距離での逃げ切りは難しいが不可能ではなく伝説も生まれている
  • 枠順発表後のオッズの変動をチェックし妙味のある馬を探すのが鍵
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