「ロードカナロア 種牡馬 配当」や「ロードカナロア 一口 配当」というキーワードで検索されているあなたは、偉大な種牡馬ロードカナロアへの出資や、その産駒への出資(一口馬主)によって得られる利益や配当の仕組みについて知りたいとお考えでしょう。
ロードカナロアは、その産駒たちがG1レースや2歳戦線で華々しい活躍を見せ続けており、競馬ファンだけでなく馬主や生産者からも絶大な支持を集めています。ロードカナロア産駒の成績は非常に優秀で、その特徴を理解することは馬券戦略にも直結します。
例えば、ロードカナロア産駒の距離適性(2500mのような長距離はどうなのか?)や、ダート、重馬場、道悪といった様々な馬場状態への適応力は、常に議論の的です。さらに、種牡馬データを見れば、アーモンドアイやサートゥルナーリアといった名馬を輩出した背景や、産駒種牡馬としての成功、そしてロードカナロア後継種牡馬たちの動向も見えてきます。
この記事では、ロードカナロア産駒の2025年シーズンにおける最新の出走予定や活躍状況も踏まえつつ、種牡馬ロードカナロアがもたらす「配当」の実態や仕組み、そして産駒たちの強さの秘密をデータに基づいて徹底的に解説します。
- ロードカナロアの一口配当や種牡馬配当の仕組み
- ロードカナロア産駒の馬場・距離別データと特徴
- 2025年に注目すべきロードカナロア産駒の動向
- ロードカナロア後継種牡馬の現状と将来性
ロードカナロア種牡馬の配当とは?
- ロードカナロア一口配当の仕組み
- ロードカナロア産駒の特徴と成績
- 種牡馬データで見るG1での活躍
- ロードカナロア産駒2歳戦の強さ
- ロードカナロア産駒2025年の出走予定

ロードカナロア一口配当の仕組み
「ロードカナロアの一口配当」という言葉に興味を持たれる方は、一口馬主のシステムに関心があることでしょう。まず理解すべき重要な点は、ここで言う「配当」とは、株式投資のような企業の利益配当(インカムゲイン)とは根本的に異なるということです。一口馬主における配当は、正しくは「分配金」と呼ばれ、出資した競走馬がレースで獲得した「賞金」から、様々な経費を差し引いた残りを指します。
一口馬主になるには、まず「募集価格」(馬本体の価格)をクラブが定めた口数(例:40口、100口、500口など)で割った金額を「出資金」として支払います。ロードカナロア産駒は競走成績、種牡馬成績ともにトップクラスであるため、非常に人気が高く、この募集価格自体が数千万円から1億円を超えることも珍しくありません。結果として、1口あたりの初期投資額も高額になる傾向があります。
さらに、出資馬がデビューする前から引退するまで、毎月「維持費」(厩舎への預託料、エサ代、治療費、保険料など)の支払いが出資口数に応じて発生します。この維持費は、出資馬が賞金を稼げなくても支払い続ける必要がある、いわばランニングコストです。
一方で、出資馬がレースで5着以内などに入着すると「賞金」を獲得できます。この賞金が「配当(分配金)」の原資となります。ただし、獲得賞金がそのまま全額分配されるわけではありません。そこから法律やクラブの規約に基づいた控除が行われます。
賞金から分配金(配当)までの流れ
- 馬がレースで賞金(本賞金、出走手当、付加賞など)を獲得します。
- 獲得賞金から、まず「進上金」(調教師、騎手、厩舎スタッフへの成功報酬。賞金の約20%)が差し引かれます。
- 次に、クラブ法人の運営手数料(クラブの規約によりますが、賞金の約5%~10%が一般的)や、源泉所得税、消費税などが差し引かれます。
- これら全てを差し引いて残った金額が、会員の出資口数(例:500口募集なら1/500)に応じて「分配金」として支払われます。
この仕組みにおける最大の成功例が、ロードカナロア産駒の歴史的名牝であるアーモンドアイです。彼女は「シルク・ホースクラブ」にて総額3,000万円(1口6万円×500口)で募集されました。
彼女が生涯で獲得した賞金は、国内外合わせて約19億1,500万円という天文学的な金額に達しました。1口6万円の出資に対し、前述の諸経費や税金を差し引いた後でも、出資元本を遥かに超える莫大な分配金が会員にもたらされた計算になります。これは、ロードカナロア産駒が秘めるポテンシャルの高さを象徴する、まさに「夢」のような事例です。
「配当」は保証ゼロ。現実的なリスク
しかし、アーモンドアイのような馬は、文字通り数千頭に一頭の奇跡的な存在です。全ての馬が活躍できるわけではありません。
- 高額な募集価格: 前述の通り、ロードカナロア産駒は募集価格が高騰しがちです。「高額=必ず走る」という保証はどこにもなく、期待通りの成績を残せないケースも多々あります。
- 維持費の負担: 賞金を獲得できなくても、月々の維持費(クラブや厩舎によりますが、月額1口1,000円~3,000円程度が目安)は引退まで発生し続けます。賞金収入が維持費支出を下回る「赤字」状態になることも珍しくありません。
- 元本割れのリスク: 競走馬は生き物であり、デビュー前に故障する、能力が足りず未勝利のまま引退するといったリスクが常に伴います。
一口馬主への出資は、金融商品ではなく、あくまで「趣味」や「ロマン」の領域です。利益(配当)を最優先する投資として考えるのではなく、元本割れのリスクを十分に理解した上で楽しむ必要があります。
結論として、ロードカナロア産駒の一口配当は、アーモンドアイのような大成功を収めれば莫大なリターンをもたらす可能性があります。しかし、それは非常に稀なケースであり、実際には高い初期投資と継続的な維持費、そして未勝利に終わるリスクも抱えています。この両面を理解することが、一口馬主として競馬を楽しむための第一歩と言えるでしょう。

ロードカナロア産駒の特徴と成績
ロードカナロア産駒の最大の特徴は、競馬界の常識であった「スプリンターはスプリンターしか生まない」という定説を、完全に覆した点にあります。産駒の成績を詳細に分析すると、その本質が単なる「スピードの遺伝」ではなく、「配合相手の長所を引き出し、自身の持つ高いクラス(格)を注入する万能性」にあることが分かります。
この万能性の秘密は、彼自身の血統背景に隠されています。父は日本ダービーを制し、芝・ダート、距離を問わない万能型種牡馬として知られるキングカメハメハ。そして母の父には、アメリカの競馬界を席巻した大種牡馬であり、爆発的なスピードと早期完成度を伝えるストームキャットがいます。
つまり、ロードカナロアは「クラシックディスタンスをこなす底力や柔軟性」と「世界レベルの瞬発力」という、一見相反する遺伝的要素を併せ持って誕生しました。彼自身がスプリンターとして大成したのは、このスピードが突出した結果ですが、その根底には父キングカメハメハ譲りの「格」と距離の融通性が流れているのです。
そのため、種牡馬としてのロードカナロアは、自身のスプリンターとしての特性を産駒に押し付けるのではありません。彼はまるで「触媒」や「増幅器」のように機能します。配合される牝馬(母馬)の持つポテンシャルを見抜き、それに自身のスピードとクラスを正確に加えるのです。
この特徴は、馬券戦略や一口馬主の出資(配当)において非常に重要です。なぜなら、「どのようなタイプの産駒が誕生するか」が、他の多くの種牡馬に比べて予測しやすいという、生産者や馬主にとって計り知れない価値を持つためです。
タイプA:母系がスタミナ型の場合 → 中長距離の王道馬
母の父がサンデーサイレンス(例:アーモンドアイ)や、ハービンジャー(例:ベラジオオペラ)、スペシャルウィーク(例:サートゥルナーリア)など、中長距離を得意とするスタミナ型の血統の場合、ロードカナロアのスピードが加わることで、切れ味鋭いクラシックホースが誕生します。歴史的名牝アーモンドアイが2400mのジャパンカップを制したのが、このパターンの最大の成功例です。
タイプB:母系がスピード型の場合 → 快速スプリンター
母の父がサクラバクシンオー(例:サトノレーヴ)や、ハードスパン(例:ダノンスマッシュ)など、短距離を得意とするスピード血統の場合、そのスピードがさらに増幅されます。結果として、父を彷彿とさせるG1級の快速スプリンターが生まれる傾向が強くなります。
タイプC:母系がパワー・ダート型の場合 → ダートの強豪
アグネスデジタル(例:コスタノヴァ)のような芝ダート兼用の血統や、パワーのある血統と配合されると、そのパワーがスピードと結びつき、ダートG1を制する馬も登場します。前述のパンサラッサ(母父モンジュー)のように、欧州のタフな血統と組み合わさることで、芝ダート問わない個性的な馬が生まれるケースもあります。
このような「産駒の多様性」と、G1馬という「ホームラン」だけでなく、コンスタントに勝ち上がる「高いアベレージ(打率)」こそが、ロードカナロア産駒の成績の最大の特徴と言えます。
この結果、彼は絶対王者ディープインパクトが君臨した時代から、常にJRA総合サイアーランキング(種牡馬成績)で2位という定位置を確保し続けました。ディープインパクト亡き後も、キズナやキタサンブラックといった次世代の強力な種牡馬たちと、毎年リーディングサイアーの座を激しく争っています。これは、彼が一時的なブームではなく、現代日本競馬を支える「大黒柱」であることを明確に証明しています。
産駒選びの注意点
ただし、これほどの成功を収めているため、ロードカナロア産駒はセリ市場や一口馬主の募集において、非常に高額な価格が設定されがちです。また、前述の通り「配合相手の良さを引き出す」ということは、裏を返せば「母系の質や特徴が産駒の成績に直結しやすい」ことも意味します。
ロードカナロアの産駒だからという理由だけで飛びつかず、母系の血統(スタミナ型か、スピード型か)や馬体(馬のつくり)もしっかりと吟味することが、成功(=配当)への近道となります。

種牡馬データで見るG1での活躍
前述の通り、ロードカナロア産駒のG1での活躍は非常に多彩ですが、その種牡馬データを詳細に分析すると、彼の凄まじい実績が改めて浮かび上がります。それは単なる勝利数の多さではなく、「芝・ダート」「距離」「カテゴリー」を完全に網羅している点にこそ、彼の種牡馬としての異常性(=偉大さ)が現れています。
G1レースは、その馬の競走能力が頂点に達したことを示す最高の証明です。一口馬主の「配当(分配金)」や種牡馬の「配当(シンジケート収益)」の観点から見れば、G1勝利は出資馬の価値を爆発的に高める最大のイベントに他なりません。
芝G1:短距離から長距離まで「王道」を完全制圧
芝のG1レースにおいては、スプリンターの産駒とは思えないほどの圧倒的な実績を誇ります。
歴史的名牝:アーモンドアイ
ロードカナロアのG1勝利データを語る上で、アーモンドアイの存在は欠かせません。彼女は芝G1で史上最多となる9勝を挙げました。
- 牝馬三冠(1600m, 2000m, 2400m):父がスプリンターでありながら、クラシックディスタンス(2400m)の優駿牝馬(オークス)を制した時点で、競馬界の常識は覆されました。
- ジャパンカップ2勝(2400m):世界レコードでの勝利を含む圧巻のパフォーマンスで、中長距離路線でも頂点に立てることを証明しました。
- 天皇賞(秋)連覇(2000m):東京競馬場2000mという、スピードとスタミナ、瞬発力の全てが問われる舞台での連覇は、彼女の完成度の高さを示しています。
牡馬クラシックとマイル戦線
アーモンドアイだけでなく、牡馬や他の路線でもG1ウィナーが次々と誕生しています。
- サートゥルナーリア:2歳G1(ホープフルS)とクラシックG1(皐月賞・2000m)を制し、牡馬の王道路線でも頂点に立ちました。
- ステルヴィオ、ダノンスコーピオン:マイルG1(マイルCS、NHKマイルC)を制覇。父のスピードが活きるカテゴリーでも結果を出しています。
父の領域(スプリント)と中距離
もちろん、父が得意としたスプリント路線でも、ダノンスマッシュ、ファストフォース、サトノレーヴといった複数のG1馬が誕生。特にダノンスマッシュは父子での香港スプリント制覇という偉業も達成しました。
さらに、ブレイディヴェーグがエリザベス女王杯(2200m)、ベラジオオペラが大阪杯(2000m)を制するなど、中距離路線での活躍馬も途切れません。
ダートG1:芝だけではない「二刀流」の血
ロードカナロアの万能性は、芝にとどまりません。これは父キングカメハメハから受け継いだ強みでもあります。
- パンサラッサ:芝G1(ドバイターフ)を制した馬が、翌年にダートの世界最高賞金レースであるサウジカップ(ダート1800m)を逃げ切るという、世界的に見ても前代未聞の快挙を成し遂げました。
- コスタノヴァ:2025年(※記事DB情報)のフェブラリーステークス(ダート1600m)を制し、JRAのダートG1ウィナーとなりました。
- レッドルゼル:JBCスプリント(Jpn1・ダート1400m)を制し、ダート短距離の頂点に立っています。
2025年が象徴する「ロードカナロアの万能性」
彼のG1での活躍がどれほど異常であるかは、2025年(※記事DB情報)の春シーズンを見れば一目瞭然です。
- コスタノヴァが「フェブラリーS」(ダート1600m)を勝利
- サトノレーヴが「高松宮記念」(芝1200m)を勝利
- ベラジオオペラが「大阪杯」(芝2000m)を連覇
わずか数ヶ月の間に、「ダートマイル」「芝スプリント」「芝中距離」という全く異なるカテゴリーのG1を全て制覇してしまいました。これは、ロードカナロアの血がいかに高いレベルで、かつ万能であるかを端的に示しています。
データを見る際の注意点
これら華々しいG1での活躍は、ロードカナロア産駒の「最大値」を示しています。もちろん、全ての産駒がG1を勝てるわけではありません。しかし、これほど多様なカテゴリーでG1馬を輩出しているという事実は、産駒全体の「アベレージ」が極めて高いこと、そしてどの産駒にも「大物」になる夢(=高額配当の可能性)が秘められていることの裏付けでもあります。
一方で、このG1での大成功が、セリや一口馬主募集における産駒の価格を高騰させている最大の理由であることも、理解しておく必要があります。

ロードカナロア産駒2歳戦の強さ
ロードカナロア産駒は、2歳戦から活躍する「早期完成度」の高さも兼ね備えています。これは主に、母の父であるストームキャットの血が持つ「仕上がりの早さ」や「スピード能力」の影響が大きいと考えられています。
サートゥルナーリアは、デビューから無敗で2歳G1のホープフルステークスを制し、2歳王者に輝きました。他にもステルヴィオが朝日杯フューチュリティステークスで2着に入るなど、多くの産駒が早い時期からその才能を開花させています。
馬券戦略的にも、夏・秋の2歳新馬戦や未勝利戦でロードカナロア産駒を見かけたら、人気になっていても注目する価値は十分にあります。特にスピードが要求される1200m~1600mのデビュー戦では、高い信頼度が期待できます。
早熟タイプばかりではない
2歳戦から活躍する一方で、ロードカナロア産駒は「早熟」で終わらない点も重要です。アーモンドアイのように古馬になってからさらに強くなった馬や、ベラジオオペラのように4歳、5歳(※2025年時点)で本格化した中距離馬も多く、成長力も兼ね備えているのが特徴です。

ロードカナロア産駒2025年の出走予定
2025年シーズンも、ロードカナロア産駒は各路線で主役を張っています。2025年4月にはベラジオオペラが史上初となる大阪杯連覇を達成。さらに2月のフェブラリーステークス(コスタノヴァ)、3月の高松宮記念(サトノレーヴ)も制しており、G1戦線で圧倒的な存在感を放っています。
また、2025年6月には産駒のJRA通算1200勝を達成(史上14頭目)し、7月のセレクトセール2025でも1歳馬が1億9000万円で落札されるなど、その勢いと市場価値はとどまるところを知りません。
今後のG1レースや重賞戦線においても、ロードカナロア産駒は常に出走予定馬リストの上位を占めることでしょう。特に、既存の活躍馬(ベラジオオペラ、サトノレーヴなど)の動向に加え、3歳クラシック戦線や2歳戦に登場する新星にも注目が集まります。
最新の出走予定を確認するには、JRAや競馬情報サイトの出馬表をこまめにチェックすることをおすすめします。ロードカナロア産駒というだけで、常に注目の的となります。
ロードカナロア種牡馬の配当と産駒適性
- ロードカナロア産駒の距離適性。2500mは?
- ロードカナロア産駒ダートでの評価
- ロードカナロア産駒重馬場・道悪の適性
- ロードカナロア後継種牡馬と産駒種牡馬
- ロードカナロア種牡馬の配当まとめ

ロードカナロア産駒の距離適性。2500mは?
ロードカナロア産駒の距離適性は、非常に幅広いのが特徴です。父自身は1200m~1600mの馬でしたが、産駒は配合相手の特色を強く反映します。
データ上、最も得意とするのは芝1200m~1600mであり、勝率・連対率ともに高い数値を記録しています。しかし、アーモンドアイがジャパンカップ(2400m)を2勝、ブレイディヴェーグがエリザベス女王杯(2200m)、サートゥルナーリアが皐月賞(2000m)、ベラジオオペラが大阪杯(2000m)を勝利している通り、中距離からクラシックディスタンス(2400m)まで全く問題なくこなします。
注目の「2500m」の適性は?
スプリンターの産駒としては異例の万能性ですが、「2500m」という距離は一つの壁になる可能性もあります。 例えば、アーモンドアイは有馬記念(中山2500m)に一度だけ挑戦しましたが9着と敗れました。一方で、サートゥルナーリアは同じ有馬記念で2着に好走しています。
このことから、2500mという距離を一概に苦手としているわけではなく、個体の能力や母系のスタミナ、そしてレース展開(特にトリッキーな中山コース)に左右されると言えるでしょう。

ロードカナロア産駒ダートでの評価
ロードカナロア産駒は、ダートでも非常に高い評価を得ています。これは、父キングカメハメハが芝ダート問わず活躍馬を出した万能種牡馬であったことや、母父ストームキャット系の血が持つパワーがダート適性を補強しているためと考えられます。
前述の通り、パンサラッサがサウジカップを、コスタノヴァがフェブラリーステークスを、レッドルゼルがJBCスプリントを制覇しており、ダートのトップレベルでも十分に通用することを証明済みです。
ダートでの得意距離
ただし、ダート適性には距離の傾向が見られます。産駒の活躍は1200mから1600mのマイル以下に集中しており、1800mや2000m以上の長距離ダート戦線では、芝ほどの支配的な強さは見せていません。馬券を検討する際は、ダートの短距離~マイル路線で特に注目するのが良いでしょう。

ロードカナロア産駒重馬場・道悪の適性
ロードカナロア産駒の重馬場や道悪(稍重・不良馬場)への適性については、「個体差が大きい」というのが結論になります。
父ロードカナロア自身は、現役時代に重馬場や不良馬場での出走経験がほとんどありませんでした。そのため、産駒の道悪適性は、母系の血統に大きく依存する傾向があります。
例えば、サートゥルナーリアは稍重の皐月賞を力強く勝利しましたし、アーモンドアイも重馬場で行われた天皇賞(秋)を圧勝しています。これらの馬は、パワーを要する馬場でも自身の能力を存分に発揮しました。
血統(母父)の確認が重要
一方で、スピードに特化しすぎたタイプの産駒は、力の要る馬場を苦手とするケースもあります。ロードカナロア産駒が道悪のレースに出走してきた場合、一概に「得意」とも「不得意」とも判断せず、その馬の母父(母の父)が道悪に強い血統(例:欧州の重厚な血統など)かどうかを確認することが、予想の精度を上げる鍵となります。

ロードカナロア後継種牡馬と産駒種牡馬
一頭の種牡馬が競馬史に名を刻む「偉大な種牡馬」となるためには、自身の産駒が活躍するだけでなく、その息子たちが種牡馬(産駒種牡馬)として成功し、血の系統、すなわち「サイアーライン」を未来へと繋げていくことが不可欠です。これは、種牡馬ビジネスの観点から言えば、一代限りの成功ではなく、何世代にもわたって経済的価値(将来的な配当)を生み出し続ける「王朝」を築けるか、ということを意味します。
ロードカナロアは、この極めて困難な課題においても、既に素晴らしいスタートを切っています。彼の「血」は、それぞれ異なる個性と強みを持った後継種牡馬たちによって、多様な形で次世代へと受け継がれようとしています。
サートゥルナーリア:王道の後継者
ロードカナロアの後継種牡馬レースにおいて、現在先頭を走っているのがサートゥルナーリアです。彼は競走馬時代にG1・2勝(ホープフルステークス、皐月賞)を挙げただけでなく、その血統背景が傑出しています。
母は、エピファネイア(菊花賞・ジャパンカップ勝ち馬)やリオンディーズ(朝日杯FS勝ち馬)といったG1馬を産んだ名牝シーザリオ。まさに「エリート」と呼ぶにふさわしい血統です。この背景から種牡馬入り当初から絶大な期待を集め、初年度産駒がデビューする2024年、その期待に応える形でJRAファーストシーズンサイアー(新種牡馬ランキング1位)の座に輝きました。
この「ファーストシーズンサイアー」獲得は、経済的な価値、すなわち「配当」に直結します。産駒がデビュー直後から結果を出したことで、彼の種牡馬としての市場価値は即座に高騰。種付け料も上昇し、彼のシンジケート(種牡馬の権利)を所有する株主にとっては、大きな経済的リターンが期待できることを意味します。
産駒の傾向としては、父ロードカナロアが伝えたスピードに加え、母系から受け継いだ中距離適性や成長力が見られます。父よりも中距離からクラシックディスタンス(2000m~2400m)での活躍が期待されており、ロードカナロアの血統を「王道路線」で発展させる最重要の後継者と目されています。
ダノンスマッシュ:スピードの継承者
ダノンスマッシュは、父の「スピード」を最も色濃く受け継いだ後継者と言えるでしょう。現役時代には高松宮記念を制したほか、父ロードカナロアも勝利したG1・香港スプリントを制覇し、父子制覇という偉業を成し遂げました。
2025年に初年度産駒がデビューを迎えましたが、彼の種牡馬としての最大の魅力は、その血統構成にあります。彼の母の父はハードスパン(アメリカ血統)であり、日本の繁殖牝馬(母馬)の大多数が持つサンデーサイレンスの血を含んでいません。
これは、配合相手を選びやすいという絶大なメリットとなります。サンデーサイレンスの血を持つ優秀な牝馬と自由に配合できるため、生産者にとって非常に価値の高い「アウトクロス」の選択肢となります。父譲りのスピードと、この配合の自由度の高さが、彼の種牡馬としての成功を後押しするでしょう。
パンサラッサ:異端のグローバル血統
ロードカナロア産駒の中でも、パンサラッサは極めてユニークな存在です。芝G1(ドバイターフ)とダートG1(サウジカップ)という、全く異なる舞台で世界の頂点に立った「二刀流」の名馬です。
彼の種牡馬としての価値も、その異能性と血統にあります。母の父が欧州の長距離血統であるモンジュー(Montjeu)であり、ダノンスマッシュと同様にサンデーサイレンスの血を一切含んでいません。
ロードカナロアのスピードに、欧州のスタミナとタフネスが融合した彼の血統は、これまでの後継者とは全く異なる可能性を秘めています。2027年にデビュー予定の産駒には、父のような馬場を問わないタフネスと、世界レベルでの活躍が期待されています。
その他の後継者たちと未来
この3頭だけでなく、マイルチャンピオンシップを制したステルヴィオや、同じく高松宮記念を制したファストフォースなども種牡馬入りしています。彼らは、兄たちほどの種付け料ではないものの、より手頃な選択肢として父のスピードを伝える重要な役割を担います。
このように、王道のサートゥルナーリア、スピード特化のダノンスマッシュ、異能のパンサラッサ、そして専門性の高い息子たちと、ロードカナロアのサイアーラインは既に多様な枝分かれを始めています。この層の厚さこそが、彼が一代限りの種牡馬ではなく、「王朝」の祖として未来永劫その血の影響力を残していく可能性を強く示しています。

ロードカナロア種牡馬の配当まとめ
最後に、この記事の要点をまとめます。「ロードカナロア 種牡馬 配当」という観点から見ても、彼は競走馬として、そして種牡馬として、計り知れない価値を生み出し続けていることが分かります。
- ロードカナロアの一口配当とは主にレース賞金の分配金を指す
- アーモンドアイの例では一口6万円が莫大な分配金になった
- ただし一口馬主は元本割れのリスクもある
- ロードカナロア産駒の特徴はスピードと万能性
- 芝ダート問わずG1馬を輩出している
- サイアーランキングでは常にトップクラスを維持
- 2025年もG1を3連勝するなど勢いが止まらない
- 産駒は2歳戦から活躍する早期完成度も持つ
- 同時に古馬になってからの成長力も兼ね備える
- 距離適性は1200mから2400mまでと非常に広い
- 2500mは個体や母系次第でこなせる
- ダート適性も高くG1馬を輩出(特にマイル以下)
- 重馬場や道悪の適性は母系の影響が強く個体差が大きい
- 後継種牡馬サートゥルナーリアは初年度産駒から大成功
- ダノンスマッシュやパンサラッサなど後継者も多彩
- ロードカナロアのサイアーラインは今後さらに発展する可能性が高い
