マイルチャンピオンシップ入場者数の謎と2025年展望

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こんにちは。Asymmetric Edge、運営者の「K」です。

秋のG1シーズンが深まると、いよいよマイル王決定戦「マイルチャンピオンシップ」が近づいてきますね。競馬ファンとしては、「今年はどんなレースになるんだろう?」とワクワクする反面、「今年の入場者数はどうなるんだろう?」というのも、実は大きな関心事だったりします。あのG1特有の、地鳴りのような歓声と熱気を肌で感じたいものです。

ただ、「マイルチャンピオンシップ 入場者数」と検索してみると、情報が少し複雑で戸惑うかもしれません。特にこの数年は、コロナ禍という未曾有の事態がありましたからね。2020年の歴史的な「無観客」開催や、京都競馬場の改修に伴う「阪神」での代替開催など、例年通りとはいかない状況が続きました。

さらに、制限が解除された2023年や2024年の動向、そして「入場者数」と「売上」のデータが必ずしも比例しない、ちょっと逆説的な関係性も気になるところです。もちろん、「過去最高」の入場者数って一体どれくらいだったのか、その「推移」も知りたいですよね。

この記事では、そうした「マイルチャンピオンシップの入場者数」に関する様々な疑問やデータを、専門的な分析も交えながら時系列で丁寧に整理していきます。そして、2025年の最新情報と観戦に向けたガイドまで、分かりやすくまとめていきたいと思います。

  • コロナ禍(無観客・制限)が与えた歴史的影響
  • 入場者数と売上のちょっと不思議な(逆説的な)関係性
  • 「過去最高」記録に関する情報の整理とよくある誤解
  • 2025年の開催概要と入場方法の注意点・ポイント
目次

マイルチャンピオンシップ 入場者数の歴史と分析

まずはじめに、近年の「マイルチャンピオンシップ 入場者数」がどのように変化してきたのか、特に激動だったコロナ禍(2020年~2022年)の時期を中心に、深く掘り下げて振り返ってみたいと思います。

なぜ過去を振り返るのかというと、この時期のデータこそが、現代の競馬ビジネスの構造変化…つまり「入場者数」という数字が持つ意味そのものが変わったことを、はっきりと示しているからです。この変化を理解することが、2025年の展望を考える上でものすごく重要になってくるんですよ。

2020年:無観客と阪神開催

2020年は、競馬界だけでなく、世界中が本当に異例の事態に見舞われた年でした。新型コロナウイルスの感染拡大防止という社会的な急務を受け、JRAは2020年2月末から当面の間、「無観客競馬」を実施するという苦渋の、しかし必要な決断を下しました。

私たちが週末ごとに当たり前だと思っていた競馬場のあの大歓声が、テレビのスピーカー越しにも一切聞こえない。あの独特の静寂は、今思い出しても異様な光景でしたね。

その状況下で、2020年11月22日、第37回マイルチャンピオンシップが開催されました。この年の優勝馬は、歴史的名牝のグランアレグリア。ライバルたちを圧倒する素晴らしい走りを見せたわけですが、その歴史的なレースを、現地で見届けた観客は一人もいませんでした。

公式の記録として、2020年の入場者数は「0名」です。これは、競馬の長い歴史の中でも、未来永く語り継がれるであろう特異点であり、歴史的な出来事だったと言えます。

補足:開催地が「阪神」だった理由

さらに、この2020年は、本来の開催地である京都競馬場が大規模な改修工事(2020年11月から2023年春まで)に入ったタイミングとも重なりました。そのため、マイルチャンピオンシップは阪神競馬場(芝1600m・外回り)での代替開催となったんです。

「無観客」と「阪神開催」。この2つのイレギュラーが重なったのが、2020年のマイルチャンピオンシップでした。馬券の発売も、ウインズなどの場外発売所も閉鎖され、電話・インターネット投票(PAT)のみに限定されました。競馬の楽しみ方、関わり方が根底から変わった年として、私の記憶にも強く刻まれています。

2021年の入場制限と推移

翌2021年になっても、状況はすぐには平常運転に戻りませんでした。引き続き、JRAは社会情勢を慎重に見極めながら、厳格な入場制限を継続していましたね。

2021年11月21日、マイルチャンピオンシップ(第38回)も、前年に続いて阪神競馬場での開催となりました。この年もグランアレグリアが勝利し、見事な連覇(史上3頭目)を達成しました。本当に強かったですよね。

ですが、この歴史的な瞬間に立ち会えたのは、事前にインターネットの抽選で選ばれた、ごく少数のファンだけでした。

「0名」だった2020年から見れば、「入場者がいる」という点で大きな一歩前進ではありました。しかし、これを「推移」と呼ぶには、まだ回復とは程遠い状況でしたね。むしろ、競馬場に行くことが「当たり前」から「特別なこと」へと変わり、新しい観戦スタイルへの「移行」を余儀なくされた、そんな「我慢の時期」が続いていた印象です。

2022年以降の入場者数と売上の関係

そして2022年に入ると、ようやく社会全体が「ウィズコロナ」へと舵を切り始め、競馬場の入場制限も段階的かつ大幅に緩和されていきました。

JRAの発表を見ても、2022年のJRA全体の年間入場者数は、前年(2021年)比でなんと386.2%(約3.86倍)と、劇的な増加を示しました。これは本当にすごい数字で、多くのファンが競馬場に戻ってきたことを示しています。

ただ、この数字には少し「カラクリ」があります。これは裏を返せば、いかに比較対象である2021年が厳しく制限されていたか(=分母が小さかったか)を物語っている数字でもあるわけです。

2022年のマイルチャンピオンシップ(セリフォスが優勝)も、阪神開催ではありましたが、前年よりは遥かに多くの観客が戻ってきました。それでも、まだコロナ以前の「フルキャパシティ」には及ばない、「移行期」の開催だったと分析されます。

パラドックス(逆説)の正体

そして、ここで最も興味深いのが、「入場者数」と「売上」の関係性です。

普通に考えたら、「入場者数がゼロ=入場料収入もなくなり、経営に大打撃」「入場者が戻る=売上も回復する」と思いますよね?

しかし、現実はそう単純ではありませんでした。

競馬ビジネスのパラドックス:売上はなぜ減らなかった?

実は、2020年の「無観客競馬」という未曾有の事態の真っ只中でも、JRAの馬券売上は非常に好調でした。例えば、すべて無観客で実施された2020年のJRA函館開催は、12日間の売上額が前年比3.7%増の約753億円を記録したほどです。

この逆説を支えたのが、電話・インターネット投票(PAT)の存在です。コロナ以前からオンライン化は進んでいましたが、このコロナ禍で競馬場やウインズに行けなくなったファンが一気にオンライン投票に移行し、その利便性が広く浸透しました。

結果として、JRAの収益構造は、現地の入場料収入やイベント収入から、オンラインの馬券売上へと急速に、そして決定的にシフトしたことが証明されたのです。「入場者数」は、レースの経済的成功を測る絶対的な指標ではなくなった。これが、コロナ禍が示した一つの結論でした。

この事実は、マイルチャンピオンシップの売上金データにもはっきりと表れています。

皮肉なことに、入場制限が大幅に緩和された2022年(売上:約192.8億円)が近年のピークとなり、世の中が「平常」に戻ったはずの2023年(約173.6億円)、2024年(約170.9億円)と、売上は2年連続で減少傾向にあるんです。

売上が示すコロナ特需の「正常化」

「あれ? 入場制限がなくなってみんな競馬場に戻ってきたのに、どうして売上は下がってるの?」と不思議に思うかもしれません。

これはあくまで私の分析ですが、2022年頃までは、まだ旅行や大規模なコンサート、他のレジャーやエンターテインメントが完全には復活していませんでした。その「巣ごもり需要」の受け皿として、オンラインで安全に楽しめる「競馬」が一時的にすごく盛り上がった(=特需があった)んじゃないかなと。

2023年以降は、人々の生活がすっかりコロナ以前の「平常運転」に戻り、レジャーの選択肢も元通りになりました。その結果、競馬に集中していた可処分所得や時間が再び分散し、競馬の売上もコロナ以前の、あるいは新しい時代の「適正な水準」へと落ち着きつつある。この売上の減少は、競馬の人気が落ちたわけではなく、むしろ過熱していた特需からの「正常化」のプロセスなんじゃないかなと考えています。

他G1との比較で見る立ち位置

では、このマイルチャンピオンシップの売上規模(約170億円台)は、他のG1レースと比較してどうなのでしょうか。

例えば、同じ秋の主要G1である天皇賞(秋)の売上データを見てみると、2024年が約233.6億円、2023年が約234.4億円と、約230億円台の巨大な経済規模で安定して推移しています。

これと比較すると、マイルチャンピオンシップ(約170億円台)はそれに次ぐ規模であり、天皇賞(秋)に次ぐ、秋のG1シーズンにおける主要なレースの一つとしての経済規模と人気を、客観的に有していることが確認できますね。

「過去最高」記録に関する誤情報

さて、コロナ禍の激動期(2020年〜2022年)の話が続きましたが、ここからは多くの方が知りたいであろう「じゃあ、コロナ以前の『平常時』、一体どれくらいの人がマイルチャンピオンシップを見に来ていたの?」という、いわゆる「歴史的インテント(過去の盛り上がり)」に応えるセクションです。「過去最高」の入場者数記録、気になりますよね。

あの頃の、テレビ越しでも伝わってきたスタンドが揺れるような熱狂度を、具体的な「数字」で測ってみたい。その気持ちは、私も競馬ファンとして痛いほどよく分かります。

「どうせJRAのどこかにデータが残ってるだろう」と私も思って深く調べてみたんですが、これが実に、驚くほどハッキリした時系列データ(例:「2018年はX万人」)を見つけるのが難しいんです。もちろん、無観客だった2020年や制限下だった2021年の記録は明確ですが、それ以前の「平常時」の数字が、主要メディアの速報やJRAのレース結果ページなどでは、売上金データほど前面に出てこないのです。

なぜ「過去の入場者数」データは見つけにくいのか?

なぜか? これは、まさに先ほどの「売上とのパラドックス」の話と直結しています。近年の競馬ビジネスとメディアの報道姿勢の変化が、この「データギャップ」を生んでいます。

報道における「重要指標」の変化

私たちがレースの結果を知る時、ニュースの見出しを思い浮かべてみてください。

  • (かつて):「【〇〇記念】X万人の大観衆が見守る中、〇〇が優勝!」
  • (現在):「【〇〇記念】〇〇が優勝、売上は前年比〇%のXXX億円を記録」

このように、レースの経済規模を示す「KGI(重要業績評価指標)」が、「入場者数」から「売上金」へと、メディアの論調含めて完全に移行してしまったんですね。これは、JRAの収益構造が(コロナ禍で決定的になった)オンライン投票中心にシフトし、「入場者数」が必ずしも「レースの経済的成功」とイコールではなくなったことを、メディア側も認識している証拠と言えます。

この「過去の具体的な数字がすぐに出てこない」というデータギャップ(空白地帯)こそが、インターネット上で「誤情報」が生まれる温床になってしまっているんです。

情報が不足していると、検索した際に出てきた断片的な数字を「これだ!」と思い込みがちです。特に、「競馬」「入場者数」「過去最高」といったキーワードが組み合わさると、全く別のレースや、全く別の競馬場の記録が、文脈が切り取られたまま「マイルチャンピオンシップの記録」としてヒットしてしまうケースがあります。

そして、ここで一つ、このトピックにおいて最も注意すべき、非常に有名な誤情報が存在します。次のセクションで、その具体的な数字と内容を、明確に訂正しておきたいと思います。

小倉競馬場の記録とは無関係

「マイルチャンピオンシップ 入場者数 過去最高」といったキーワードで検索すると、非常に具体的な「史上最多4万196人」という数字がヒットすることがあります。

前述の通り「過去の具体的な数字が見つけにくい」という状況下で、これだけハッキリした数字が出てくると、「これがマイルCSの最高記録か!」と、つい信じてしまいそうになりますよね。実際、私も最初はこの数字に戸惑いました。

しかし、これは結論から言うと全くの誤りです。この数字は、マイルチャンピオンシップとは1ミリも関係がありません。

情報の取り扱いにご注意ください(重要)

この「4万196人」という数字は、マイルチャンピオンシップ(G1)の記録ではありません

これは、2019年8月4日(日曜)、夏のローカル開催中に、タレントの竹内涼真さんが来場しイベントが行われた日の、「小倉競馬場」の1日の来場者記録なんです。

マイルチャンピオンシップは京都競馬場(または改修期間中は阪神競馬場)で開催される秋のG1レースです。開催地も、レースの格も、時期も全く異なります。恐らく、「競馬場」「入場者数」「最多」といったキーワードが、特定の文脈から切り取られて混同され、広まってしまった情報かなと思います。

G1の記録としては「4万人」は少し少なく感じるかもしれませんが、「夏の小倉開催」としてはまさに歴史的な動員数だったため、数字のインパクトが強く、誤情報として広がりやすかった側面もあるかもしれません。このようにネットの情報は文脈を切り取ると全く違う意味になってしまうため、注意が必要ですね。

じゃあ、「平常時」のマイルCSの規模感は?

さて、これで「4万196人」が間違いであることは明確になりました。では、読者の皆さんが本当に知りたい「じゃあ、本当のところ、コロナ以前の平常時のマイルCS(京都)はどれくらいの規模感だったの?」という疑問にお答えします。

マイルチャンピオンシップ単体の「過去最高」の具体的な数字は、前述の通り確認が困難です。その代わりに、「平常時」の主要G1がどれほどの観客を動員するのか、その「規模感」を示す代替コンテクスト(比較事例)を2つご紹介します。

代替コンテクスト①:東京競馬場のG1(天皇賞・秋)

まず、G1の「熱狂度」を示す分かりやすい事例として、東京競馬場で開催された2023年の天皇賞(秋)(イクイノックスが世界レコードで勝利した日)が挙げられます。この日、開催地である東京競馬場では「8万人弱」の観客が入場した(あるいは入場が可能だった)とされています。

「8万人」…すごい数字ですよね。これがG1の「フルキャパシティ」の熱気です。

代替コンテクスト②:競馬場の「キャパシティ」の違い

ただし、この「8万人弱」という数字を、そのままマイルチャンピオンシップに当てはめることはできません。なぜなら、競馬場ごとで「器の大きさ(=最大収容人数)」が全く違うからです。

競馬場キャパシティの目安

  • 東京競馬場(府中): 最大収容人数 約22万3,000人。日本で最も巨大な競馬場です。だから「8万人弱」という動員が可能になります。
  • 京都競馬場(淀): 2020年からの大規模改修に入る前、改修前の最大収容人数は約12万人とされていました。(※ちなみにリニューアル後の収容人数は、快適性重視のため以前より少なくなっている可能性があります)

このキャパシティの違いを踏まえる必要があります。東京(約22万人)で8万人弱が入る熱量を、京都(改修前 約12万人)に当てはめてみるとどうでしょうか。

マイルチャンピオンシップの具体的な過去の数字こそ不明ですが、この比較から言えることは、G1レースともなれば、改修前の京都競馬場であっても「数万人規模」、例えば6万人、7万人、あるいはそれ以上の観客がスタンドを埋め尽くし、地鳴りのような歓声を上げていたことが「平常時」のスタンダードであったと、合理的に推測できます。

それが「4万196人」という小倉競馬場の記録とは比較にならない、G1本来の熱気であり、規模感です。それだけの凄まじい熱気が、コロナ禍によって2020年、「0名」という静寂に一度リセットされてしまったわけですね。

2025年マイルチャンピオンシップ 入場者数ガイド

さて、過去の歴史とビジネス構造の変化を深く掘り下げてきました。この「変化」を踏まえた上で、ここからは未来の話、「今年=2025年のマイルチャンピオンシップ」に焦点を当てていきます。

「今年こそ現地観戦したい!」と考えている未来の「入場者」である私たちにとって、最も重要で実践的な情報セクションです。2025年の開催情報と、私たちが「入場者」になるためのプロセスについて、しっかり確認しておきましょう。

2025年の開催日と京都競馬場

まず、2025年の第42回マイルチャンピオンシップは、以下の予定で開催されます。

2025年 第42回マイルチャンピオンシップ 開催概要

  • 開催日: 2025年11月23日(日曜・祝日)
  • 開催地: 京都競馬場
  • レース概要: G1、芝・外1600m

そう、2025年最大のトピックは、京都競馬場にマイルチャンピオンシップが帰ってくることです!

2020年、2021年、2022年(この年も京都改修の影響)と、3年連続で阪神競馬場での開催が続いていました。2023年、2024年を経て、ようやく「本来の舞台」である京都の芝マイルに、秋のマイル王決定戦が戻ってくるわけですね。

しかも開催日は11月23日(日曜・祝日)。これは勤労感謝の日であり、カレンダー上も観戦に行きやすい日程。多くのファンが詰めかけることが予想されます。

リニューアル京都と外国馬参戦

2025年のマイルチャンピオンシップは、例年以上に注目度が高まる要素が揃っていると私は見ています。

新生・京都競馬場の魅力

先ほどもお話しした通り、2020年から2023年にかけて、京都競馬場は大規模な改修工事を行っていました。2020年と2021年のマイルCSが阪神開催となった直接的な理由ですね。

ですから、2025年は大規模改修を終えてリニューアルされた、ピカピカの京都競馬場で秋のマイル王決定戦が行われるんです。パドックやスタンドもより快適に、見やすくなっていると聞きますし、その「新しい京都競馬場」でG1を観戦できるということ自体が、競馬ファンにとって大きな魅力ですよね。私も新しい京都競馬場に行くのを本当に楽しみにしています。

国際レースとしての注目度

さらに、今年はレースのレベルと注目度を押し上げる、ビッグニュースが報じられています。イギリスから強力な外国馬「ドックランズ」が参戦予定であると報じられているんです。

日本のマイル路線のトップホースたちと、欧州の強豪が京都の芝で激突する。こうした国際色豊かなレースになることは、間違いなくファンの関心を集め、入場意欲を刺激する大きな要素になるかなと思います。馬券的な面白さも増しますしね。

G1指定席の抽選と入場方法

さて、ここが「今年、現地観戦したい」と考えている方にとって、レースの予想と同じくらい…いいえ、それ以上に重要な「最初の関門」です。

私も昔の感覚で「G1は混むけど、当日行けばなんとかなる」と思っていた時期がありましたが、今は全く違います。結論から言うと、コロナ禍を経てG1レースの入場プロセスは完全に変わり、「当日、ふらっと競馬場に行って、簡単に入場券が買える」という時代は、もう終わったと考えたほうがいいです。

特に2025年のマイルチャンピオンシップは「リニューアルされた京都競馬場」での開催、さらに「外国馬(ドックランズ)参戦」という注目要素が重なります。人気が集中するG1当日は、指定席の需要が供給を完全に上回っているのが当たり前の状況です。「昔は当日行けば入れたのに」という感覚でいると、本当に「競馬場に着いたけど入れない」という悲劇が起こり得ます。

まずは、現代のG1入場における2種類のチケットの違いを、明確に理解することから始めましょう。

「指定席」と「一般入場券」は全くの別モノ

G1当日の入場には、大きく分けて2種類のチケットが存在します。この違いを理解することが、戦略の第一歩です。

  • 指定席券:


    文字通り、自分の座席が確保されているチケットです。雨が降っても屋根のある場所で快適に観戦できたり、専用のフロアでゆったりと過ごせたりします。価格は高いですが、観戦の快適さは格別です。これは「事前のインターネット抽選」で当選した人のみ購入可能です。
  • 一般入場券(入場券):


    これは競馬場に「入るためだけ」のチケットです。座席はありません。芝生やスタンド後方の一般エリア(いわゆる「立ち見」)で観戦します。そしてここが最大の注意点ですが、G1当日は、この「入場券」ですら、事前予約(抽選または先着)が必要になります。

「指定席の抽選に外れたから、当日に一般入場券を買って入ればいいや」という、かつての戦略は通用しない。これが現代のG1観戦における最も重要なルール変更です。

G1チケット争奪戦の「目安」スケジュール

では、具体的にいつ頃から準備すればいいのか。2025年のマイルCS(11月23日開催)の正式発表はJRA公式サイトを待つしかありませんが、ここでは「例年の秋G1(天皇賞・秋やジャパンカップなど)」の傾向から、おおよその「目安」となるスケジュール感をお伝えします。

この記事を読んでいる(2025年11月13日時点)タイミングでは、既に指定席の抽選は終わっている可能性が高いですが、来年以降の参考、あるいは「一般入場券」の予約に間に合わせるための知識として、ぜひインプットしてください。

【目安】G1チケット申込の typical な流れ(一例)

G1観戦は「レースの2〜3週間前から、すでに始まっている」という意識が不可欠です。

  1. レースの約3週間〜2週間前: 「指定席」の第一次抽選申込(インターネット)が開始されます。これが本命です。JRAの専用サイト(JRAカード会員先行や、一般会員向けの「指定席ネット予約」)での手続きが必要になります。
  2. レースの約10日〜1週間前: 第一次抽選の「当落発表」。ここで落選すると、かなり厳しくなります。この時点で「現地観戦」のハードルが一気に上がります。
  3. 当落発表後〜: 「指定席」のキャンセル待ち抽選や、残席の(もしあれば)先着販売。ほぼ無いか、あっても一瞬でなくなるため、期待値は低いです。
  4. レースの約1週間前〜: 「一般入場券」の事前予約(抽選または先着順)が開始されます。指定席落選組も一斉に申し込むため、ここも激戦区です。特に先着順の場合は、発売開始から数分で完売することも珍しくありません。
  5. レース当日: 当日窓口での現金発売は「ほぼ無い」と考えるべきです。事前予約(当選)者のみが、QRコードなどで入場できます。

G1当日の入場:最大の注意点

ポストコロナ時代のG1レースにおいて、「入場」のプロセスは根本的に変わりました。JRAの規定では、申込数が座席数を上回る場合は「抽選」で当選者を決定するとしています。

2025年のマイルチャンピオンシップも、当然ながら指定席は「事前のインターネット抽選」一択です。

さらに、何度も強調しますが、指定席ではない「一般入場券」ですら、G1当日は当日の現金発売は無いと考えるのが基本です。事前にJRAの専用サイトから「ネット予約(抽選または先着順)」で確保しなければなりません。

「うっかり抽選申込を忘れていた」「予約方法を知らなかった」となると、文字通り京都競馬場の門の前(淀駅)まで行っても、中に入れないという、最も悲しい事態になりかねません。

観戦を希望する場合は、JRAの公式ウェブサイトで発表される指定席の申込スケジュールや、一般入場券の発売方法を、カレンダーにアラームをセットするレベルで、細心の注意を払ってこまめにチェックし、期間内に応募・購入することが絶対に必要です。(出典:JRA(日本中央競馬会)公式サイト「入場券・指定席のご案内」

2023年と2024年の売上データ

参考までに、入場制限が完全になくなり、リニューアル後の京都競馬場で開催された直近2年間の売上金データも見ておきましょう。これが「入場者数とは直接比例しない」現代の競馬人気を示す、最も分かりやすい指標ですね。

マイルCS 近年の売上金データ(京都開催)

開催年 優勝馬 売上金 前年比(概算)
2024年 ソウルラッシュ 170億9823万5400円 約2.7億円 減少
2023年 ナミュール 173億6562万2900円 約19億円 大幅減少(※2022年比)
2022年 セリフォス 192億8958万4300円 (※阪神開催)

※データはあくまでJRA発表のものです。

先ほども触れましたが、2022年(阪神開催・コロナ特需)をピークに、2023年、2024年と売上は「正常化」のプロセスで落ち着いてきています。これが今のマイルチャンピオンシップの経済規模の「現在地」と言えそうです。

2025年、リニューアルされた京都競馬場での開催が定着し、さらに「ドックランズ」という外国馬参戦のトピックが加わる中で、この数字がどう動くのか。減少傾向に歯止めがかかるのか、それともこれが新たな均衡点なのか。レースの行方と共に、この売上データも注目したいポイントです。

マイルチャンピオンシップ 入場者数の総まとめ

最後に、ここまでのお話を総括します。「マイルチャンピオンシップの入場者数」というトピックは、この激動の数年間で、その意味合いそのものが大きく変わりました。

この記事のまとめ:入場者数が持つ「新たな価値」

  • コロナ禍の影響: 2020年は「0名(無観客)」、2021年は「厳格な入場制限下」での開催でした。
  • 経済指標の変化: オンライン投票(PAT)の普及により、「入場者数」と「馬券売上」は比例しなくなりました。売上はコロナ特需の「正常化」プロセスにあります。
  • 過去の記録: コロナ以前の具体的な入場者数データは確認が困難です。ネット上の「過去最高」情報には、小倉競馬場の記録と混同した誤情報も含まれるため注意が必要です。
  • 2025年の動向: 11月23日(祝日・日曜)に、リニューアルされた京都競馬場で開催されます。外国馬「ドックランズ」の参戦も注目点です。
  • 観戦の注意点: G1当日の入場には、指定席・一般入場券ともに、事前の「ネット予約・抽選」が必要となる可能性が極めて高いです。

かつてのように、入場者数がレースの「人気」や「経済規模」を直接的に測る絶対的なバロメーターではなくなったのは事実だと思います。オンライン投票がどれほど便利になっても、やっぱりあの「現地」の熱気は、何物にも代えがたいですよね。

数万人の観客がターフに向かって一体となり、地鳴りのような歓声が起こる、あの瞬間。それこそが、競馬というエンターテインメントの核心的な価値なんだと、私は強く思います。

2020年の「無観客」という静寂、2021年の「制限」というもどかしい期間を、私たちは経験しました。だからこそ、2025年に京都競馬場に集う「入場者」の一人ひとり、そしてそこで生まれる大歓声は、単なる経済指標としての数字ではなく、競馬文化の完全な復活を象徴する、かけがえのない存在になるんだろうなと、今からワクワクしています。

まずは、指定席の抽選に申し込むのを忘れないようにしないとですね。お互い、当選することを祈りましょう!

免責事項

この記事で紹介している情報(特に2025年の開催概要や入場プロセス)は、作成時点での情報や過去の傾向に基づいています。数値データもあくまでJRAの発表に基づくものですが、その解釈は私個人の見解を含むものです。

2025年のマイルチャンピオンシップ観戦に関する正確なスケジュール、指定席の申込方法、一般入場券の発売規定については、必ずJRA(日本中央競馬会)の公式ウェブサイトで最新の情報を直接ご確認ください。指定席の申込や入場券の購入などを検討される際は、ご自身の責任において、公式情報を確認の上で判断・手続きを行っていただくよう、強くお願いいたします。

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