こんにちは。Asymmetric Edge、運営者の「K」です。
1月の京都開催といえば、やっぱり気になるのがお天気ですよね。特に日経新春杯の前日発売が行われるかどうかは、週末の予想スケジュールを組む上でめちゃくちゃ大事なポイントかなと思います。ネット競馬の予想を参考にしながらじっくり考えたいのに、雪の影響で発売見合わせなんてことになると、ちょっと焦っちゃいますよね。JRA公式サイトで発表される判断基準や、もし中止になった場合の払戻金や返還のルール、そして当日の天気や馬場状態がどうレースに影響するのか。私自身、毎年この時期はハラハラしながら情報を追いかけている一人です。この記事では、そんな不透明な状況でもしっかり戦略を立てられるように、役立つ情報を整理してみました。
- 降雪による前日発売中止の判断基準とタイミング
- 2026年開催に向けた有力馬の雪・重馬場適性
- 前日発売がない場合のオッズの歪みを突く投資法
- JRAの公式サイトでの正確な情報確認とリスク管理
日経新春杯の前日発売が中止になる理由と降雪リスク
日経新春杯は毎年、冬の京都という非常にタフな環境で行われます。まずは、なぜ「前日発売」という運用が止まってしまうのか、その裏側にあるリスク管理について見ていきましょう。

雪の影響による京都競馬場の開催中止と判断基準
京都競馬場は、淀の地に位置する広大なコースですが、実は地理的に非常にデリケートな場所にあります。北には比叡山や北山がそびえ、冬場は若狭湾方面から流れ込む雪雲が通り道になりやすいんですね。そのため、京都市街地が晴れていても、競馬場周辺だけが真っ白ということも珍しくありません。JRAが日経新春杯の前日発売を中止する最大の理由は、一言で言えば「不確定要素の排除」にあります。
具体的な判断基準としては、開催前日の夕方の時点で、翌日の降雪確率が一定以上あり、なおかつ気温が氷点下まで下がる予報が出ている場合です。単に雪が降るだけでなく、「路盤が凍結して馬の安全が確保できない可能性」が1%でもあると、JRAは保守的な判断を下します。芝コースは非常に繊細で、雪が少し積もった状態で馬が走ると、芝の根が傷むだけでなく、蹄が滑って転倒事故に繋がる恐れがあるからです。これは馬だけでなく、ジョッキーの命を守るための厳格なルールなんですね。
また、判断のタイムラインについても知っておく必要があります。通常、土曜日の朝6時30分頃には最初のジャッジが下されます。この時点で「前日発売中止」が決まると、その週末のすべてのインターネット投票やウインズでの発売がロックされます。私たちが「今日は夜通しオッズを眺めて、明日の朝イチで勝負しよう」と思っていても、この決定一つで全ての計画が白紙になってしまいます。だからこそ、この「判断基準」の裏側にある気象リスクを理解しておくことは、冬競馬を戦う上でのリテラシーと言えるかもしれません。
判断の目安としては、開催前日の時点で「明日の午前中に降雪の可能性が高い」と予報された場合、かなりの確率で前日発売が見送られます。これは、もし開催が中止になった際に、すでに売れた馬券を払い戻す事務的な負担や、ファンの混乱を避けるための予防策でもあるんです。

JRA公式サイトで確認する最新の天気と馬場状態
日経新春杯の時期になると、各種SNSや天気予報アプリで情報が錯綜します。「京都は雪らしいぞ」「いや、淀は大丈夫だ」といった未確認情報に振り回されるのは、馬券検討において大きなノイズになりますよね。そんな時に唯一信頼できるのが、やはりJRA公式サイトの「開催お知らせ」コーナーです。ここは情報の「一次ソース」であり、すべての運用決定はここを起点に動き出します。
特に注目すべきは、単なる天候だけでなく「馬場状態」の詳細データです。JRAの公式サイトでは、含水率やクッション値といった科学的な数値が公開されていますが、雪の影響が懸念される際は「凍結防止剤の散布」という項目が非常に重要になってきます。薬剤が撒かれた馬場は、雪を溶かす一方で、芝に独特の粘り気を与えます。これが曲者で、見た目は「良馬場」でも、走ってみると「重馬場」並みにスタミナを削られる状況を作り出すことがあるんです。
私は、日経新春杯の週は金曜日の夜から公式サイトをブックマークして、何度もリロードしています。特に土曜日の早朝6時30分前後の発表は、その日の競馬全般のトーンを決めますからね。もし「前日発売中止」の文字が出ていなくても、馬場状態の欄に「雪」や「凍結」の文字があれば、たとえ開催されても波乱の含みが大きいと判断します。ネット上の二次情報に頼る前に、まずは公式が出す生の情報を取りに行く姿勢が、不測の事態での判断ミスを防いでくれるはずです。
馬場コンディションの把握には、コース自体の特徴を深く知っておくことも欠かせません。例えば、京都特有の「坂」が雪でどう変化するかについては、こちらの京都競馬場芝2400mのコース特徴と攻略ガイドで詳しく解説しているので、あわせて確認してみてください。

ネット競馬の予想と発売中止時に生じるオッズの歪み
ネット競馬などの大手ポータルサイトを活用して、緻密なデータ分析を行っているファンにとって、日経新春杯の前日発売中止は単なる「買い損ね」以上の、非常に深刻な「データ収集の分断」を意味します。通常、土曜日の夕方から日曜日の朝にかけては、競馬市場において最も重要な「オッズの平準化」が行われる時間帯です。専門紙の記者の最終見解や、独自のアルゴリズムを持つAI予想ソフト、そして巨額の資金を動かす大口投資家たちが、次々と投票を行うことで、オッズは徐々に「その馬の真の実力に見合った適正値」へと収束していきます。しかし、前日発売が中止されると、この高度な市場調整プロセスが完全に消失してしまうのです。
その結果、日曜日の発売開始直後に何が起きるかというと、目を疑うような「異常なオッズの歪み」です。例えば、ネット競馬の事前予想で想定オッズが3.0倍だった圧倒的な有力馬が、発売直後には1.2倍まで過剰に売れまくっていたり、逆に単勝10倍前後で推移するはずの実力馬が、単勝150倍を超えたまま放置されていたりすることが頻繁に起こります。これは、投票の母数が極端に少ない中で、情報を待ちきれなかった一部のファンによる「朝イチ投票」が、ダイレクトに数字を跳ねさせてしまうためです。この不安定な数字を「世間の評価」だと鵜呑みにして、「この馬は全く人気がないから地雷だ」とか「こんなに売れているなら逆らえない」と判断してしまうのは、非常にリスクが高い行為と言わざるを得ません。
特に注意したいのが、ネット競馬の予想陣が公開している「印」の賞味期限です。彼らの多くは、金曜日の枠順確定時や土曜日の昼間の「良馬場」を前提に最終結論を出しています。日経新春杯の前日発売が止まるほどの急激な天候悪化・降雪が発生した場合、その前提条件そのものが崩壊している可能性があるんですね。つまり、ネット上の人気ランキングや推奨コメントが、現状の馬場コンディションとは乖離した「過去の遺物」になっている危険性を常に考慮しなければなりません。
私たちは、土曜17時から日曜朝までの「空白の15時間」に、どれだけ自分自身で情報を補正できるかが問われます。誰も馬券を買うことができないこの時間にこそ、システムや他人の評価に頼り切らない「個人の分析力」が試されるわけです。具体的には、ネット競馬の掲示板やニュースを眺める時間を少し削ってでも、自分なりに「もし雪が解けてダートのような重い芝になったら、どの馬の期待値が跳ね上がるか?」という独自シミュレーションを繰り返すべきでしょう。焦って発売開始直後のボラティリティ(変動)が激しいオッズに飛びつく必要はありません。市場の流動性が戻り、正しい価値が数字に反映され始めるまで、虎視眈々と準備を進める冷静さが必要かなと思います。
【シミュレーション】発売中止時のオッズ変動パターン
| 時間帯 | オッズの状態 | 投資家の行動 | 推奨されるスタンス |
|---|---|---|---|
| 日曜 07:00-09:00 | 極めて不安定(歪み最大) | 朝イチの感情的な投票が中心 | 静観。数字を評価材料にしない |
| 日曜 10:00-13:00 | 徐々に適正値へ接近 | 午前中のレース結果を見たファンが参入 | ネット競馬の想定オッズとの乖離をチェック |
| 日曜 14:00-15:30 | 情報の集約(収束) | 大口・プロ・AIが一気に資金を投入 | 勝負。最終的な期待値で判断する |
このように、前日発売がないからこそ生まれる「情報の非対称性」を逆手に取ることができれば、日経新春杯は一年の中でも屈指の勝負レースになり得ます。ネット競馬の便利なツールを使いこなしつつも、最後は自分自身の判断で「情報の鮮度」を見極めること。システムが停止している空白の時間こそが、ライバルに差をつける最大のチャンスだと考えて、じっくりと戦略を練り直してみるのがいいかもしれませんね。

発売見合わせ時の馬券の払戻金や返還に関するルール
万が一、前日発売が行われた後に「やっぱり雪が酷いから今日は中止!」となった場合、ルールを知っているかどうかで心構えが大きく変わります。結論から言うと、開催中止やレースの取りやめとなった場合、その対象となる馬券はすべて「返還(全額払い戻し)」となります。これは競馬法という法律に基づいて厳格に運用されているルールです。
ただし、注意したいのが「買い戻し」の方法です。即PATやA-PATといったインターネット投票を利用している場合は、特に手続きは必要ありません。レース中止が決まった後、JRAのシステム側で自動的に購入資金が口座へ戻されます。これに対し、ウインズや競馬場の自動発売機で買った「現物の馬券」は、JRAが指定する払い戻し期間内に、物理的に窓口へ持って行く必要があります。遠方のウインズまでわざわざ買いに行った場合、この手間は結構なストレスになりますよね。
JRA側も、こうした返還作業に伴う物理的な混雑や、ファンの方々の移動リスクを避けるために、少しでも雪の懸念があれば「前日発売を見合わせる」という判断を優先します。つまり、発売がないということは、JRAが「返還の手間をかけさせるかもしれないリスク」を真剣に検討した結果なんですね。この運用ルールを正しく理解していれば、発売がないことに対してイライラするのではなく、「ああ、今日はそれだけリスクが高い日なんだな」と冷静に受け止めることができるようになるはずです。
返還の対象になるのは「レースそのものが不成立」になった場合です。もし「芝からダート」へ変更になった場合も、同様に芝専用の馬券は返還対象になります。ただし、小雪が降る中でレースが強行された場合は、たとえどんなに馬場が悪くても返還はされませんので、そこは履き違えないようにしましょう。

過去の事例から学ぶ1月の京都における寒波の影響
日経新春杯の歴史は、寒波との戦いの歴史でもあります。近年の例で言えば、2018年や2024年の前日発売中止が記憶に新しいところです。2024年のケースでは、土曜日の時点では「大雪の恐れ」があり発売が中止されましたが、実際の日曜日は晴天に恵まれ、馬場状態も「良」で施行されました。これを見て「JRAの空振りに振り回された」と感じるファンもいたかもしれませんが、実はこの裏側にはJRAの徹底した安全管理があります。
過去には、レース中に猛烈な吹雪となり、視界がゼロに近い状況でゲートが開いたこともありました。その際、落馬事故は免れたものの、「公正な競馬」という観点から多くの議論を呼びました。そうした苦い経験から、今のJRAは「結果的に晴れても、予報が悪ければ止める」というスタンスを徹底しています。特に1月中旬の京都は、大陸からの強い寒気が入り込みやすく、放射冷却による「路面凍結」が朝方まで残ることが多い時期です。芝が凍ると、文字通りスケートリンクのような状態になり、サラブレッドの細い脚には耐えられません。
過去のデータを見返すと、前日発売が中止になった年は、当日も「時計のかかる決着」になる傾向が強いことがわかります。たとえ良馬場まで回復したとしても、凍結防止剤の影響や、溶け出した雪が含水率を高めているからです。歴史を振り返ることで見えてくるのは、「1月の京都は見た目以上にタフである」という揺るぎない事実です。過去にどんな馬が雪まじりの京都で沈み、どんな馬が力強く駆け抜けたのか。その事例を自分なりにストックしておくことが、2026年という未来を予測する上での最大のヒントになるのです。
気象リスクと運用変更の相関表
| 気象状況 | 前日発売の運用 | 予想される影響 |
|---|---|---|
| 数センチの積雪予報 | 原則中止 | 当日の除雪作業による発走遅延の可能性 |
| 氷点下の放射冷却 | 見合わせ検討 | 凍結防止剤散布によるタフな馬場化(スタミナ消費増) |
| 強い冬型の気圧配置 | 通常実施が多い | 強風による直線での失速、大型馬の有利化 |
日経新春杯の前日発売がない日の投資戦略と有力馬
前日発売がないということは、当日の短い時間で馬券を組み立てる必要があります。ここでは、2026年の開催に向けた具体的な狙い馬や戦略についてお話しします。

ゲルチュタールなど重馬場に適性がある有力馬の分析
2026年の日経新春杯において、馬券検討の軸に据えるべきなのは「良馬場での持ち時計」よりも、圧倒的に「過酷な条件下での底力」です。特に前日発売が中止されるような事態では、スピード自慢のキレ馬たちが次々と脱落していく中で、泥を厭わず突き進むパワーを持った馬が主役になります。その筆頭候補として私が最も注視しているのが、ゲルチュタールです。
【徹底分析】ゲルチュタール:京都を知り尽くした「重戦車」
この馬の最大の武器は、3000mの極限戦である菊花賞で4着に食い込んだ圧倒的なスタミナと、淀の坂を苦にしない登坂能力です。菊花賞の実績は、単に距離が持つというだけでなく、京都競馬場特有の「3コーナーの坂」を二度越え、なおかつ勝負どころでしぶとく脚を伸ばせる機動力があることを証明しています。雪解けでぬかるんだ馬場や、凍結防止剤が撒かれて「重粘」になった芝は、まるで泥遊びのようなタフさが要求されますが、ゲルチュタールの重厚なフットワークはまさにこうした局面で真価を発揮する「重戦車」そのものです。
ただし、一点だけ懸念すべきなのは精神面の脆さです。彼は非常に繊細な気性を抱えており、普段と異なる環境に敏感に反応します。雪が舞う視界不良や、除雪機の騒音、発売中止によって殺気立った(?)スタンドの雰囲気など、イレギュラーな要素が彼をパニックに陥れるリスクは否定できません。だからこそ、発売開始後のオッズに飛びつく前に、パドックでの「瞳の落ち着き」を確認することが不可欠です。もし彼が周囲の喧騒をどこ吹く風で、一歩一歩深く地面を噛みしめるように歩いているなら、それは「冬の淀の覇者」へのカウントダウンだと確信して良いでしょう。
【徹底分析】ライラック:非根幹距離で輝く「冬の女王」候補
もう一頭、この条件で絶対に外せないのが牝馬のライラックです。彼女は競馬ファンの間で「非根幹距離の鬼」として知られていますが、実はそれ以上に「馬場が荒れれば荒れるほど浮上する」という特性を持っています。京都2200mで行われたエリザベス女王杯での3着実績が示す通り、京都の外回りコースとの相性は抜群。直線で馬場の中ほどから力強く伸びてくる姿は、非常にタフな精神力を感じさせます。
冬の京都は、牝馬にとっては体温維持やコンディション調整が難しい舞台ですが、ライラックのような体力自慢のタイプは別格です。牡馬相手の2400mであっても、斤量の恩恵を活かしつつ、他馬がスタミナ切れで失速するゴール前で「もう一伸び」ができる強みがあります。彼女に関しては、冬毛が少し出ているくらいの方が、かえってこの時期の寒さに適応しているサインかもしれません。見た目の美しさよりも、実利を取る。そんな「玄人好み」の評価が、前日発売のない不透明な市場では大きな配当をもたらしてくれるはずです。
また、これら2頭以外にも、2026年開催で注目したいのが先行力を備えたオールナットです。重馬場で後続の脚が鈍る中、西村淳也騎手の積極的なエスコートでセーフティリードを作れるかどうか。先行馬が雪を跳ね除けて逃げ粘る展開は、日経新春杯の歴史の中で何度も繰り返されてきた「穴パターン」の一つですね。
【データ比較】雪・重馬場適性の見極めポイント
| 馬名 | 馬場適性 | スタミナ | 精神面 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| ゲルチュタール | 特注(パワー型) | ◎(3000m実績) | △(環境変化に弱) | 坂井騎手との相性が鍵 |
| ライラック | ◎(渋った馬場得意) | ○(非根幹巧者) | ◎(タフで動じない) | 斤量54-55kgなら理想的 |
| オールナット | ○(先行粘り) | ▲(展開次第) | ○(集中力高い) | 馬場が凍結していると不利 |
このように、前日発売が中止されるような極限状態では、「時計の速さ」という指標は完全に無力化します。むしろ、過去のレースで「どれだけ苦しい状況を笑って耐え抜いたか」という、馬のキャラクター(性格)と血統背景に重きを置くことが、日経新春杯攻略の最短ルートです。ゲルチュタールのような「狂気とスタミナ」か、ライラックのような「不屈の体力」か。どちらがより2026年1月18日の淀の芝にフィットするか、最後まで見極めたいところですね。さらに詳しい血統的な裏付けについては、重馬場で激走する血統の法則!泥んこ馬場に強い種牡馬リストでも解説しているので、併せて参考にしてみてください。

ハンデ戦特有の斤量差と冬のタフなコース攻略法
日経新春杯を攻略する上で絶対に避けて通れないのが、このレースが「GIIのハンデキャップ競走」であるという事実の読み解きです。特に、前日発売が中止されるような厳しい冬の京都において、斤量(ハンデ)が馬のパフォーマンスに与える影響は、春や秋の良馬場とは比較にならないほど増大します。競馬の世界ではよく「斤量の1キロ差は、良馬場なら1馬身(約0.2秒)の差」と言われますが、水分を含んで粘り気が増した冬の重い馬場コンディションにおいては、斤量の1キロ差は通常の良馬場での3キロ差に匹敵するという考え方さえあります。
これには物理的な理由があります。ぬかるんだ馬場や凍結防止剤が撒かれた馬場では、一歩ごとに馬の脚が深く沈み込みます。この「沈んだ脚を引き抜く」作業には莫大なエネルギーを消費するのですが、背負っている重量が重ければ重いほど、脚はより深く沈み、引き抜く際の抵抗も増していきます。つまり、トップハンデを背負わされた実力馬ほど、自らの体重とハンデの重みによって「泥の沼」に足を取られ、体力を削られてしまうわけです。逆に、53kg〜55kgといった比較的軽い斤量を活かせる馬は、馬場に脚を取られにくく、スイスイと表面を走るような感覚で直線まで余力を残しやすい傾向があります。この「物理的な不公平さ」こそが、日経新春杯で波乱が起きる最大のメカニズムなんですね。
私がこのレースで特に狙いたいのは、53kgから55kgあたりに設定された「実績はあるけれど、まだ重賞タイトルにあと一歩届いていない馬」です。実は、日経新春杯の過去9年のデータを見ると、驚くべきことに8頭もの勝ち馬がこのレースで重賞初制覇を飾っています。これは、実績馬が冬の過酷な環境と重い斤量に苦戦する一方で、勢いのある軽量の上がり馬が、実力以上のパフォーマンスを発揮して突き抜けるという構造があるからです。
また、血統的なアプローチも不可欠です。雪が舞うような状況下では、スピード指数の高いディープインパクト系のような瞬発力タイプよりも、ロベルト系やサドラーズウェルズ系、あるいはキングマンボ系といった「欧州的なタフさ」を内包するパワー血統が圧倒的に有利になります。こうした血統背景を持ち、かつハンデが54kg前後で収まっている馬がいれば、それはまさに「冬の京都」における特注馬と言えるでしょう。前日発売がないような極限状態では、数値化された「持ち時計」はほとんど役に立ちません。それよりも、泥まみれになりながらもしぶとく伸びた「過去の重馬場・稍重馬場での着順」を最優先してチェックすることが、的中への近道となります。
【重要データ】斤量別・実績別の好走傾向(過去10年イメージ)
| 斤量カテゴリー | 主な特徴 | 好走の期待値 | 攻略のヒント |
|---|---|---|---|
| 57kg以上(重ハンデ) | GI・GII実績馬が多い | △(苦戦傾向) | 馬場が極端に悪化すると自重で失速するリスク大 |
| 54kg〜56kg(中ハンデ) | 本命ゾーン。上がり馬多数 | ◎(最も勝ちやすい) | 重賞初制覇を狙う勢いのある馬をピックアップ |
| 53kg以下(軽ハンデ) | 格上挑戦の穴馬 | ○(爆穴の可能性) | スタミナ血統であれば、激走の余地あり |
(出典:日本中央競馬会『JRA競馬用語辞典:ハンデキャップ競走』)
このように、ハンデ戦としての側面を深く掘り下げていくと、前日発売の中止というアクシデントも、実は「斤量に恵まれた馬」を見極めるための冷静な時間として活用できることに気づきます。スピード指数のようなデジタルな数字は一旦横に置いて、その馬が持つ「泥臭い生命力」と「ハンデの恩恵」を天秤にかけてみてください。こうしたハンデ戦の奥深い考え方については、以前まとめたハンデ戦を制する!斤量差を味方につける予想の極意という記事でさらに詳しく深掘りしているので、ぜひレース直前の最終確認として読んでみてください。2026年の日経新春杯、斤量の魔法が解ける瞬間に立ち会いましょう!

直前のオッズ変動から読み取る大口投資家の支持率
前日発売がない状況で、最も「本物の情報」が反映されるのは、締め切り10分前のオッズ変動です。これはいわば、すべての不確定要素(天候の推移、当日の馬場、パドックのデキ)を確認し終えたプロたちが、最後に答え合わせをしている時間だからです。前日発売があれば分散されるはずの数億円という資金が、日曜日の数時間、特に最後の数分間に一気に集中するため、オッズの動きは非常にダイナミックかつ正直になります。
具体的には、昼過ぎまで単勝5倍だった馬が、締め切り直前に急に3倍台まで下がってくるような現象に注目してください。これは、馬場状態を現場で確認した大口投資家や、直前の返し馬を見て「これはいける」と判断した層が、確信を持って資金を投下しているサインです。逆に、前評判だけで売れていた馬が、直前でオッズが甘くなる(上がる)場合は、何らかの不安要素をプロが察知した可能性を疑うべきです。
私は、前日発売がない日の日経新春杯では、14時過ぎまでは一切の購入を控えるようにしています。その時間帯までのオッズは、まだ「ファンの期待値」でしかありません。15時を過ぎ、メインレースに向けて市場の流動性がピークに達した瞬間の数字こそが、その馬の本当の勝率を示していると言えるでしょう。この「空白の時間」を耐え抜き、最後の最後に動く。これが不確実性の高い冬競馬を生き抜くための、誠実な投資スタイルだと私は信じています。

リアルタイムの馬場状態を確認するパドックの重要性
冬の競馬、特に雪のリスクがある日の日経新春杯において、パドックは「情報の宝庫」です。私たちがモニター越しに見ている以上に、現地の馬たちは寒さと戦っています。ここでチェックすべきポイントは大きく分けて3つ。まずは「馬体の張り」です。寒い時期は代謝が落ち、馬体が萎んで見えがちですが、そんな中でも皮膚が薄く、筋肉の輪郭がはっきり見えている馬は、冬の調整がうまくいっている証拠です。逆に、冬毛が伸びてモコモコしている馬は、体調管理に苦労している可能性があり、タフな展開では脆さを見せることがあります。
次に「発汗の質」です。寒い中での発汗は、単なる入れ込み(興奮)である場合が多く、エネルギーの無駄遣いに直結します。特に首差しに白く泡を吹くような汗をかいている馬は、精神的に追い込まれているサインかもしれません。雪や風、普段と違う場内の雰囲気にナーバスになっている馬は、長丁場の2400mでは最後まで持ちません。そして最後は「踏み込みの深さ」。ぬかるんだ馬場を想定するなら、後肢が力強く地面を捉え、グイグイと前へ進もうとする活気があるかどうか。この歩様一つで、重馬場を苦にするかどうかが意外と見えてくるものです。
前日発売があれば、「もう買ったからパドックは見なくてもいいや」となりがちですが、発売がない日はそうはいきません。むしろ、パドックを見てから投票を決めるという「本来の競馬の楽しみ方」を強制されているとも言えます。ゲルチュタールやライラックといった有力候補が、厳しい冬の空気の中でどんな表情を見せているのか。その一瞬の気配を読み取ることが、画面上の数字を追いかけるよりもずっと大切だったりします。現地に行けない場合でも、グリーンチャンネルやJRAのライブ配信を活用して、穴が開くほど観察することをお勧めします。

2026年の開催スケジュールと当日のリアルタイム天気
2026年の日経新春杯は、1月18日(日)に組まれています。この日程を見たとき、私は「リスクのピークだな」と直感しました。例年、1月の第2週から第3週にかけては、日本列島に強力な冬型の気圧配置が定着しやすく、いわゆる「成人の日」の連休明けにやってくる大寒波がちょうど京都を襲うタイミングなんです。2026年も例外ではなく、この時期の最低気温はマイナスに達することも珍しくありません。
当日の天気予報をチェックする際は、単に「晴れか雪か」だけでなく、風向と風速にも注目してください。京都競馬場は向こう正面から3コーナーにかけて遮るものが少なく、強い北風が吹くと、直線で激しい向かい風になることがあります。そうなると、ただでさえ重い馬場に加えて、風の抵抗も受けることになるため、逃げ・先行馬には絶望的な負荷がかかります。逆に、風を味方につけて直線の外から伸びてくる差し馬に、幸運が舞い込むかもしれません。
(出典:気象庁『過去の気象データ検索:京都府』)
2026年1月18日の淀の空がどうなっているか。それは誰にも分かりませんが、少なくとも「前日発売の中止」というシナリオを常に頭の片隅に置いておくことで、いざその時が来ても慌てずに済みます。予想を前日に終わらせるのではなく、日曜日の朝の天気図を見てから最後のピースを埋める。そんな余裕を持ったスケジュールこそが、2026年の日経新春杯を攻略するためのロードマップになるかなと思います。

日経新春杯の前日発売が中止の時でも冷静に勝つまとめ
さて、ここまで日経新春杯の前日発売にまつわるリスクや戦略を詳しくお話ししてきました。結局のところ、競馬は不確定要素を楽しむスポーツでもあります。雪が降り、発売が止まり、オッズが乱高下する。そんな混乱した状況こそ、感情に流されず、事実(ファクト)に基づいて動ける人にとっては、大きな収益のチャンスに変わるんです。中止になったことを嘆くのではなく、「ライバルが迷っている間に、自分は一歩先を行く」というメンタリティを持ちたいですね。
当日は、JRA公式サイトで「前日発売の有無」と「馬場状態」を真っ先に確認すること。そして、ゲルチュタールのようなタフな馬を軸に据えつつ、直前のオッズ変動を冷静に観察して、期待値の高い馬券を構築する。これが私の考える、冬の京都における必勝法です。たとえ前日発売がなくても、私たちの準備が万全であれば、勝利への道筋ははっきりと見えてくるはずです。2026年の日経新春杯、皆さんと一緒に笑顔で終えられることを願っています!
- 土曜朝6:30のJRA公式発表を逃さずチェックする
- 雪や凍結剤の影響を考慮し、スタミナ重視の血統を狙う
- 前日発売がないからこそ、締め切り直前のオッズの歪みを突く
- パドックと返し馬で、寒さに負けていない馬の活気を見極める
※馬券の購入は20歳になってから。競馬は余剰資金で楽しみましょう。正確な開催情報や発売スケジュールについては、必ずJRA(日本中央競馬会)の公式サイトをご確認ください。当記事の内容はあくまで個人的な見解に基づくものであり、的中を保証するものではありません。最終的な投資判断は自己責任でお願いいたします。
今回の内容が、皆さんの2026年日経新春杯の予想に少しでも役立てば嬉しいです!それでは、素晴らしい競馬ライフを!
