エリザベス女王杯は第何回?過去30年の全データ徹底解説

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毎年秋の競馬シーズンを彩る牝馬の頂上決戦、「エリザベス女王杯」。この記事にたどり着いたあなたは、エリザベス女王杯が第何回なのかという基本的な情報から、来るエリザベス杯 2025の予想に役立つ深い情報まで、幅広くお探しではないでしょうか。当記事では、エリザベス女王杯の過去の結果はもちろん、過去10年、過去20年、そして過去30年という長期的な視点からレース傾向を徹底分析します。エリザベス女王杯の結果や払い戻しに関する詳細なデータ、気になる過去の配当、さらには記憶に残るエリザベス女王杯の過去最高配当についても深掘りしていきます。また、エリザベス女王杯の名前が変わるという歴史的経緯や、一時期ささやかれたエリザベス女王杯がなくなるのではという噂の真相にも迫ります。伝説の大波乱を巻き起こしたエリザベス女王杯のクィーンスプマンテの激走、そして勝馬投票券の購入に欠かせないエリザベス女王杯のオッズの傾向まで、あらゆる角度からこのレースを丸裸にします。あなたの知りたい情報が、ここにあります。

この記事でわかること

  • 2025年の開催で第何回を迎えるのかという基本情報
  • レースの歴史、名称変更の経緯、存続に関する噂の真相
  • 過去30年分の詳細なレース結果と払い戻し全データ
  • 伝説的なレースや記録的な高配当が生まれた背景の分析
目次

エリザベス女王杯は第何回?基本情報と歴史

  • エリザベス女王杯の名前が変わるという経緯
  • エリザベス女王杯がなくなるという噂の真相
  • 伝説のレース、エリザベス女王杯クィーンスプマンテ
  • 2025年エリザベス杯の開催情報と展望
  • エリザベス女王杯過去10年の結果と傾向
  • 予想に役立つエリザベス女王杯のオッズ

エリザベス女王杯の名前が変わるという経緯

「エリザベス女王杯」という華やかな名前。実はこのレース、最初からこの名称だったわけではありません。ここでは、レースの名称が変わるに至った歴史的背景を解説します。

前身は「ビクトリアカップ」

エリザベス女王杯のルーツは、1970年に創設された「ビクトリアカップ」というレースにあります。このレースは、当時の4歳(現在の3歳)牝馬三冠路線の最終戦として、京都競馬場の芝2400mを舞台に開催されていました。

桜花賞、オークスに続く牝馬三冠の最後のレースとして、多くの名牝たちが熱戦を繰り広げてきた歴史があります。

女王陛下の来日を記念して

レース名が変わる大きなきっかけとなったのは、1975年の英国・エリザベス2世女王陛下の来日です。この歴史的な来日を記念し、翌年の1976年から「ビクトリアカップ」は「エリザベス女王杯」へと名称を変更しました。これが、記念すべき第1回エリザベス女王杯の始まりです。

豆知識:条件変更の歴史

1996年にはレースの歴史において大きな転換点を迎えます。それまでの「3歳牝馬限定」という条件が「3歳以上牝馬」へと変更され、古馬にも門戸が開かれました。これにより、3歳牝馬三冠の最終戦は新設の「秋華賞」が担うこととなり、エリザベス女王杯は3歳馬と古馬が世代を超えて女王の座を争う、真の「牝馬ナンバーワン決定戦」へと生まれ変わったのです。

エリザベス女王杯がなくなるという噂の真相

2022年9月、英国のエリザベス2世女王陛下が崩御されたというニュースは、世界中に大きな衝撃を与えました。これに伴い、日本の競馬ファンの間では「エリザベス女王杯はなくなるのではないか?」「名前が変わるのでは?」といった声がささやかれました。

結論から言うと、レースがなくなったり、名前が変わったりする予定は現在のところありません。

JRA(日本中央競馬会)は、女王陛下の崩御を受けて「レース名の変更は考えていない」との見解を示しています。長年にわたり親しまれてきたレース名であり、その歴史と伝統を尊重する形で、今後も「エリザベス女王杯」として開催が継続される見込みです。

噂の出どころに注意

インターネット上では様々な憶測が飛び交いますが、根拠のない情報に惑わされないようにしましょう。レースの開催に関する公式な情報は、必ずJRAの公式サイトで確認することが重要です。

伝説のレース、エリザベス女王杯クィーンスプマンテ

エリザベス女王杯の半世紀にわたる歴史の中でも、ひときわ異彩を放ち、ファンの脳裏に焼き付いて離れないレースがあります。それが、2009年に行われた第34回大会です。絶対的女王の戴冠式となるはずだった舞台は、競馬史に永遠に刻まれるあまりにも鮮やかな逃亡劇の舞台へと変貌しました。主役の名は、クィーンスプマンテ。この一戦を紐解くことは、競馬というスポーツの奥深さを知ることに繋がります。

レース前の空気感:女王ブエナビスタへの絶対的な信頼

まず、このレースが「伝説」となった背景を理解するためには、当時の圧倒的な力関係を知る必要があります。

この年の主役は、誰がどう見てもブエナビスタでした。桜花賞とオークスを制して牝馬二冠を達成。前走の秋華賞こそ3着に取りこぼしたものの、その実力は世代を超えても頭一つ抜けていると目されていました。その証拠に、当日の単勝オッズは1.7倍。ファンの信頼を一身に集めた、まさに絶対的な存在だったのです。

一方で、この逃亡劇を演じた2頭は、ほとんどのファンにとって馬券の選択肢にすら入らない存在でした。

伏兵2頭のレース前評価

  • クィーンスプマンテ:単勝11番人気(77.1倍)。G1での実績はなく、前走のG2府中牝馬ステークスでは10着と大敗。典型的な「格下馬」と見られていました。
  • テイエムプリキュア:単勝12番人気(81.2倍)。3年前にG1を勝った実績はあったものの、その後は長い不振に喘いでおり、「終わった馬」という評価が一般的でした。

これだけの評価の差があれば、ほとんどの人がブエナビスタの勝利を確信していたのも無理はありません。しかし、競馬の神様は誰も予想できない脚本を用意していました。

レース展開の真実:単なる大逃げではなかった二人の連携

ゲートが開くと、クィーンスプマンテとテイエムプリキュアが予想通りハナを争います。そして、この2頭が後続を大きく引き離す「大逃げ」を敢行した…と、ここまでは多くのメディアで語られる展開です。しかし、この逃亡劇が成功した本当の理由は、そのペース配分にありました。

驚くべきことに、最初の1000mの通過タイムは「63.4秒」。これはG1レースとしては異例中の異例と言える超スローペースでした。2頭のベテラン騎手(田中博康騎手と熊沢重文騎手)は、まるで示し合わせたかのように完璧なペースを刻み、スタミナの消耗を最小限に抑えていたのです。

後続の騎手集団は、この超スローペースを完全に軽視していました。「どうせ前の2頭は潰れるだろう」という集団心理が働き、互いに牽制しあって誰も動こうとしなかったのです。この一瞬の油断が、歴史的な波乱の引き金となりました。

後続が気づいた時には、すでに手遅れでした。レース中盤で逃げる2頭と後続との差は10馬身以上に広がり、セーフティーリードを保ったまま、レースは最後の直線へと向かいます。

衝撃の結末と記録的な配当

最後の直線。普通なら失速するはずの2頭の脚色は、全く衰えません。むしろ、温存したスタミナを爆発させ、再び後続を突き放しにかかります。その時、ようやく事の重大さに気づいたブエナビスタが、大外から次元の違う末脚で猛然と追い込んできました。

しかし、その差は絶望的でした。ゴール板を先頭で駆け抜けたのはクィーンスプマンテ。そして、アタマ差の2着にテイエムプリキュアが粘り込み、人気薄2頭による悪夢のワンツーフィニッシュが完成したのです。ブエナビスタは3着に追い上げるのが精一杯でした。

この結果、払い戻しは歴史的な金額を記録します。

馬連 (11-16)102,030円 (111番人気)
馬単 (16→11)254,120円 (231番人気)
3連複 (11-15-16)296,890円 (354番人気)
3連単 (16→11→15)1,545,960円 (1222番人気)

もし、1番人気のブエナビスタが3着に入っていなければ、3連単は1000万円を超えていた可能性さえあります。絶対的な主役が馬券に絡んでも150万円を超える配当となったこの事実は、いかにこのレースが常識外の決着であったかを物語っています。

この一戦は、展開一つで絶対王者が敗れるという競馬の奥深さ、そして格下と見られた馬でも作戦と騎手の好騎乗があればG1を制することができるという、競馬のロマンを象徴するレースとして、これからも語り継がれていくことでしょう。

2025年エリザベス杯の開催情報と展望

秋の女王決定戦として、毎年多くの競馬ファンを魅了するエリザベス女王杯。ファンファーレが待ち遠しい2025年大会の予想を始める前に、まずはレースの根幹となる基本的な開催情報を正確に把握しておくことが重要になります。

エリザベス女王杯 2025 開催概要

  • 開催日:2025年11月16日(日)
  • 競馬場:京都競馬場
  • コース:芝・右回り 2,200m(外回り)
  • 正式名称第50回エリザベス女王杯(G1)

特筆すべきは、2025年でこの伝統あるレースが記念すべき第50回という大きな節目を迎える点です。半世紀にわたる歴史の重みを感じさせる、例年以上に格式高い一戦となることでしょう。

京都芝2200m(外回り)コースの徹底解剖

舞台となる京都競馬場の芝2200m(外回り)は、数あるJRAのコースの中でも特に攻略が難しいことで知られています。ここでは、コースの特徴をさらに深く掘り下げて分析します。

現在の見出し内容(文章)で触れられている通り、スタートから第1コーナーまでの距離が長いため、序盤のポジション争いは激化しにくい傾向にあります。しかし、これは騎手同士の高度な心理戦の始まりを意味します。ここでいかに馬をリラックスさせ、スタミナを温存できるかが最初の鍵となります。

勝負どころとなるのは、やはり第3コーナー手前から始まる「淀の坂」です。高低差3.1mの坂を上り、そして下るこの区間は、単なるスタミナ消耗区間ではありません。下り坂で一気にペースが上がり、馬群が大きく動くため、ここで有利なポジションを取れないと、最後の直線で力を発揮することが極めて困難になります。瞬発力、スタミナ、パワー、そして騎手の冷静なペース判断という4つの要素が、高いレベルで融合することが勝利の絶対条件です。

ちなみに、最後の直線の長さは約404m。これは東京競馬場などに比べると短いですが、坂を越えた後の直線であるため、数字以上に長く感じられます。末脚の持続力も非常に重要ですね。

データで見る好走馬の絶対条件

では、この難解なコースを攻略し、女王の座につくのはどのような馬なのでしょうか。ここからは、過去の膨大なデータから導き出される「好走馬の条件」を、複数の角度から徹底的に分析していきます。

最重要ステップレースは?前走別成績を分析

エリザベス女王杯の勝ち馬を探る上で、最も重要なのが「前走でどのレースを走ってきたか」です。主に2つの王道ローテーションが存在します。

エリザベス女王杯の2大ローテーション

  • 3歳馬:秋華賞(G1・京都芝2000m)組
  • 古馬:府中牝馬ステークス(G2・東京芝1800m)組

秋華賞組は、3歳牝馬三冠の最終戦を戦い抜いてきたエリートたちです。同世代同士の厳しい戦いを経て、勢いそのままに古馬の壁に挑んできます。過去にはブレイディヴェーグ(2023年)やジェンティルドンナ(2012年)などが、秋華賞での好走を経てこのレースを制しました。ただし、秋華賞で力を出し尽くしてしまうケースもあり、レース内容の見極めが重要です。

一方の府中牝馬ステークス組は、経験豊富な古馬たちの主要ステップレースです。東京の1800mという全く異なる条件から臨むため、このレースの着順が直結しないことも多く、注意が必要です。むしろ、府中牝馬ステークスでは敗れたものの、明らかにエリザベス女王杯を見据えたレースをしていた馬が本番で一変する、というケースが頻繁に見られます。

血統が示す適性!注目すべき血統トレンド

京都の芝2200mという特殊な舞台では、血統的な裏付けも無視できません。過去10年の好走馬の血統を分析すると、ある明確なトレンドが見えてきます。

結論として、サンデーサイレンス系、特にディープインパクトやハーツクライの血を持つ馬が圧倒的な強さを見せています。これらの血統は、日本の高速馬場への適性と、直線での瞬発力に優れています。さらに、母方(母父)にキングカメハメハ系や、Sadler’s Wells(サドラーズウェルズ)に代表される欧州のスタミナ血統が入っていると、淀の坂をこなすパワーとスタミナが補強され、まさに鬼に金棒です。

2025年の出走馬を検討する際には、ぜひ血統表に注目し、「瞬発力」と「スタミナ」を兼ね備えた血統背景を持つ馬を探してみてください。

なぜ?エリザベス女王杯で「リピーター」が多発する理由

エリザベス女王杯のもう一つの大きな特徴、それは「一度好走した馬が、翌年以降も繰り返し好走する」というリピーターの多さです。

近年だけでも、ラッキーライラック(2019・20年連覇)、リスグラシュー(2018年1着)、モズカッチャン(2017年1着、18年3着)、クロコスミア(2017~19年で3年連続2着)など、枚挙にいとまがありません。

この現象が起こる理由は、やはりコースの特殊性にあります。前述の通り、このコースは総合力が問われる非常に難しい舞台です。そのため、一度ここで高いパフォーマンスを発揮できた馬は、その馬自身が持つ能力や適性がコースに完全にマッチしている証明となります。馬券を予想する上では、前年に3着以内に入った馬は、翌年も無条件で注目すべき存在と言えるでしょう。

データは過去の傾向です

ここまで様々なデータ分析を行ってきましたが、これらはあくまで過去の傾向を示すものです。競馬の最も重要な要素は「当日の馬の状態」と「レース展開」です。データを過信せず、パドックでの気配や馬体重の増減、当日の馬場状態なども含めて、総合的に判断することが的中への近道となります。

エリザベス女王杯過去10年の結果と傾向

レースを予想する上で、過去のデータは非常に重要な指針となります。ここでは、過去10年(2015年~2024年)のレース結果を一覧でご紹介します。

2020年~2022年の3年間は、京都競馬場の改修工事に伴い、阪神競馬場・芝2200mで開催されました。コースが異なるため、この3年間のデータは参考程度に留めるのが良いかもしれません。

開催年1着馬2着馬3着馬開催競馬場
2024年スタニングローズルージュエヴァイユラヴェル京都
2023年ブレイディヴェーグルージュエヴァイユハーパー京都
2022年ジェラルディーナウインマリリンライラック阪神
2021年アカイイトステラリアクラヴェル阪神
2020年ラッキーライラックサラキアラヴズオンリーユー阪神
2019年ラッキーライラッククロコスミアラヴズオンリーユー京都
2018年リスグラシュークロコスミアモズカッチャン京都
2017年モズカッチャンクロコスミアミッキークイーン京都
2016年クイーンズリングシングウィズジョイミッキークイーン京都
2015年マリアライトヌーヴォレコルトタッチングスピーチ京都

この10年間を見ても、ラッキーライラックのように連覇を達成した名牝や、3年連続で2着に入ったクロコスミアのような個性派もおり、リピーターが活躍しやすい傾向も見受けられます。

予想に役立つエリザベス女王杯のオッズ

馬券検討に欠かせない「オッズ」。エリザベス女王杯は、オッズの観点から見るとどのような傾向があるのでしょうか。

1番人気の信頼度は?

G1レースとなると、やはり1番人気馬の動向が気になります。過去30年間のデータを見ると、エリザベス女王杯における1番人気馬の成績は以下のようになっています。

1番人気の成績(過去30年)

勝率 約30%、連対率 約50%、複勝率 約63%

この数字は、他の主要G1レースと比較すると「平均的」もしくは「やや低い」水準です。つまり、1番人気が絶対的な信頼を置けるレースとは言えず、付け入る隙は十分にあると考えられます。

波乱を呼ぶ伏兵に注意

一方で、エリザベス女王杯は「荒れるG1」としても知られています。前述のクィーンスプマンテ(11番人気)や、2021年に勝利したアカイイト(10番人気)のように、2桁人気の伏兵が激走するケースが少なくありません。

特に、3歳馬と古馬の実力比較が難しい年や、有力馬のコンディションに不安がある年は、人気薄の馬にも注意が必要です。オッズの過信は禁物で、自分なりの分析に基づいた馬券購入が、高配当的中の鍵となります。

配当で見るエリザベス女王杯 第何回が荒れたのか

  • エリザベス女王杯の過去の払い戻しデータ
  • 振り返るエリザベス女王杯過去20年の荒れ模様
  • エリザベス女王杯過去30年の高配当レース
  • エリザベス女王杯の過去最高配当はいくら?
  • 直近のエリザベス女王杯結果と払い戻し速報
  • 次のエリザベス女王杯第何回をデータで攻略

エリザベス女王杯の過去の払い戻しデータ

エリザベス女王杯が「荒れる」と言われる所以は、その払い戻し金の高さにあります。ここでは、過去の払い戻しデータから、レースの波乱度を探っていきましょう。

特に3連単が導入された2004年以降、数々の高額配当が飛び出しています。例えば、過去10年だけでも、3連単で10万円以上の「万馬券」となったのは半数以上のレースにのぼります。

3連単平均配当

過去20年間の3連単の平均配当額は、なんと約38万円。これはG1レースの中でも非常に高い水準であり、いつ高配当が出てもおかしくないレースであることを示しています。

振り返るエリザベス女王杯過去20年の荒れ模様

過去20年(2005年~2024年)のデータを詳細に見てみると、エリザベス女王杯の「荒れやすさ」が一層鮮明になります。この期間、単勝1番人気から3番人気までの上位人気馬が1頭も3着以内に入らなかった、いわゆる「総崩れ」の年が複数回も発生しているのです。どうしてこれほどの波乱が起きるのでしょうか。

その答えは、レースの根幹を成す複数のデータの中に隠されています。ここでは「年齢」「脚質」「枠順」という3つの重要なファクターから、エリザベス女王杯の荒れる構造を徹底的に解き明かしていきます。

世代間の力比べ!年齢別成績の深掘り

波乱が生まれる最大の要因として、3歳馬と古馬の世代間における力関係の複雑さが挙げられます。各世代にはそれぞれ異なる強みと注意点が存在し、その年の勢力図を読み解くことが予想の第一歩となります。

年齢勝利数連対率複勝率主な特徴
3歳5勝約14%約23%勢いと斤量の利。能力の底が見えない魅力がある反面、古馬との力関係が未知数。
4歳8勝約18%約26%心身ともに充実期を迎え、成績は最も安定。レースの中心的存在。
5歳6勝約12%約21%完成された実力を持つが、好走と凡走の差が激しくなる傾向。見極めが重要。
6歳以上1勝約2%約4%データ上は非常に厳しい。好走するにはよほどの適性や能力が必要となる。

表が示す通り、やはり中心となるのは馬として完成期を迎える4歳馬です。8勝という数字は他の世代を圧倒しており、連対率や複勝率もトップ。予想に迷ったら、まずは4歳の実力馬から検討するのが王道と言えるでしょう。

一方で、5勝を挙げている3歳馬の存在も無視できません。特に、厳しい戦いを繰り広げてきた秋華賞組は、その勢いのまま古馬を打ち破ることがあります。古馬より1kg軽い斤量(55kg)で出走できる点も、大きなアドバンテージです。

5歳馬の取り扱いには注意

6勝を挙げている5歳馬ですが、複勝率は3歳・4歳馬に劣ります。これは、すでにピークを過ぎてしまった馬と、まだまだ一線級で戦える馬が混在しているためです。前走の内容や状態を慎重に見極める必要があります。

レース展開の鍵!脚質別データの徹底分析

次に、レースの展開を読む上で欠かせない「脚質」のデータを見ていきましょう。脚質とは、その馬が得意とするレース中の位置取りのことで、大きく「逃げ」「先行」「差し」「追い込み」に分けられます。

結論から言うと、エリザベス女王杯では中団あたりでレースを進める「先行・差し」タイプの馬が圧倒的に有利です。

過去20年の好走馬の約8割が「先行」または「差し」

最後の直線に入る時点で、先頭から4~5番手あたりにつけている馬が最も勝ちやすい傾向にあります。これは、前述した京都競馬場のコース形態が大きく影響しています。

第3コーナーの坂を上って下る段階でレースが激しく動くため、後方過ぎる「追い込み」馬はポジションを上げるのに苦労し、届かないケースが多くなります。逆に、先頭を走る「逃げ」馬は、この勝負どころで後続からプレッシャーを受けてスタミナを消耗しやすく、最後の直線で失速しがちです。

つまり、坂を巧みにこなしながら、いつでも動けるポジションを確保できる先行馬や差し馬にとって、最も能力を発揮しやすい舞台設定となっているのです。

有利不利は存在する?枠順別データの考察

競馬予想のセオリーとしてよく語られる「枠順」。一般的にはインコースを走れる内枠が有利とされますが、エリザベス女王杯ではどうなのでしょうか。

過去20年のデータを分析すると、エリザベス女王杯においては、枠順による有利不利は比較的小さいという結論に至ります。

1枠から8枠まで、どの枠からでも満遍なく勝ち馬や好走馬が出ています。極端に有利な枠や不利な枠は存在しないと考えて良いでしょう。

この理由は、やはりコース形態にあります。スタートしてから最初のコーナーまでの距離が約700mと非常に長いため、たとえ外側の枠に入った馬でも、焦らずに自分の走りたいポジションを取りやすいのです。これにより、外枠発走による距離ロスのデメリットが最小限に抑えられます。

ただし、注意点もあります。馬群に包まれて動けなくなるリスクがある最内枠(1枠1番)や、終始外側を走らされる距離ロスのリスクがどうしても付きまとう大外枠は、騎手の乗り方が非常に難しくなります。そのため、これらの極端な枠に入った人気馬は、少し評価を割り引いて考えてみるのも面白いかもしれません。

エリザベス女王杯過去30年の高配当レース

ここでは、過去30年(1995年~2024年)の中で、特に記憶と記録に残る高配当レースをいくつかピックアップして紹介します。

開催年勝ち馬(人気)3連単配当特記事項
2021年アカイイト(10番人気)3,393,960円2着に7番人気、3着に6番人気が入り大波乱
2016年クイーンズリング(3番人気)158,930円2着に12番人気のシングウィズジョイが激走
2009年クィーンスプマンテ(11番人気)1,545,960円1、2着が11、12番人気。伝説の大逃げが決まる
1999年メジロドーベル(4番人気)馬連配当が51,450円。当時の高配当記録

このように、人気馬が順当に勝つ年もあれば、伏兵が台頭して高配当が飛び出す年もあり、非常にメリハリのあるレースと言えます。特に3連単では、100万円を超える超高額配当が複数回も記録されている点は見逃せません。

エリザベス女王杯の過去最高配当はいくら?

エリザベス女王杯、ひいては日本競馬のG1レース史上で燦然と輝く最高配当記録があります。それは、3連単ではなく、最もシンプルな馬券である「単勝」で生まれました。

1989年 サンドピアリスの衝撃

その記録が生まれたのは1989年のこと。この年の勝ち馬はサンドピアリス。彼女の単勝オッズは、なんと430.6倍。単勝の払い戻し金は、100円あたり43,060円となり、これは今なお破られていないJRA・G1レース史上最高払戻金額の記録です。

なぜ最低人気だったのか?

なぜサンドピアリスは、出走20頭中最下位の20番人気という低評価だったのでしょうか。その理由は、彼女のそれまでの戦績にあります。

サンドピアリスのエリザベス女王杯までの戦績

  • 芝のレースでは3戦して全て惨敗(9着、8着、9着)。
  • 2つの勝利は全てダートのレース。
  • 直前のレースもダートで6着と、調子が良いとは言えない状況。

つまり、「ダート専門の条件馬」が、実績馬が集う芝のG1レースに出てきたのです。当時のファンが「勝てるはずがない」と考えたのも無理はありません。

しかし、レースでは道悪の馬場を味方につけ、インコースから力強く伸びて勝利。競馬の常識を覆す、歴史的な大金星を挙げました。この出来事は、「競馬に絶対はない」という格言を象徴する、永遠に語り継がれるべき伝説です。

直近のエリザベス女王杯結果と払い戻し速報

記憶に新しい、直近3年間のレース結果と、全券種の払い戻し金額を詳しく見ていきましょう。ご自身の予想の参考にしてください。

2024年(第49回)

1着スタニングローズ
2着ルージュエヴァイユ
3着ラヴェル
単勝280円
複勝130円、250円、500円
枠連1,210円
馬連1,930円
ワイド760円、1,730円、4,220円
馬単2,680円
3連複16,590円
3連単51,620円

2023年(第48回)

1着ブレイディヴェーグ
2着ルージュエヴァイユ
3着ハーパー
単勝320円
複勝140円、250円、210円
枠連1,430円
馬連1,840円
ワイド610円、510円、1,010円
馬単2,680円
3連複4,560円
3連単19,530円

2022年(第47回・阪神開催)

1着ジェラルディーナ
2着ウインマリリン
3着ライラック
単勝800円
複勝290円、320円、760円
枠連2,340円
馬連4,140円
ワイド1,480円、3,970円、5,150円
馬単8,200円
3連複47,820円
3連単266,540円

次のエリザベス女王杯第何回をデータで攻略

この記事では、エリザベス女王杯に関する様々な情報を、歴史、記録、そしてデータの観点から網羅的に解説してきました。最後に、記事全体の要点をリスト形式でまとめます。

  • 2025年のエリザベス女王杯は記念すべき第50回大会となる
  • 前身は1970年創設のビクトリアカップというレースだった
  • 1975年のエリザベス女王来日を記念し翌年から現名称に変更された
  • 女王崩御後もレース名が変更されたりなくなったりする予定はない
  • 1996年からは3歳馬だけでなく古馬にも開放された
  • 舞台はスタミナと瞬発力が問われる京都芝2200m
  • 1番人気の信頼度は他のG1と比較してやや低い傾向にある
  • 過去には2桁人気の伏兵が勝利する大波乱が何度も起きている
  • 2009年にはクィーンスプマンテが勝利し3連単154万円超の高配当となった
  • G1史上最高の単勝配当記録はこのレースで生まれている
  • 1989年にサンドピアリスが記録した単勝43,060円がその記録である
  • 3連単の平均配当は約38万円とG1の中でも非常に高い水準
  • 近年では2021年に3連単339万円という超高額配当が出ている
  • 充実期を迎える4歳馬がレースの中心勢力となっている
  • この記事で得た知識を武器に次の女王決定戦を楽しんでほしい
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