新馬戦 2025 注目馬速報!現状とPOG戦略

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こんにちは。Asymmetric Edge、運営者の「K」です。

2025年6月から始まった2歳新馬戦も、11月に入りG1を見据えた重賞戦線が本格化してきましたね。「新馬戦 2025 注目馬」と検索されている皆さんは、POG(ペーパーオーナーゲーム)で指名した馬の評価や、来年のクラシックを賑わせる逸材はどれなのか、情報を探している頃かなと思います。歴史的良血馬のアーモンドアイ産駒や、超高額馬の動向、キタサンブラック産駒や新種牡馬コントレイル産駒の血統的な傾向など、気になるポイントが多いですよね。この記事では、デビュー前の期待とデビュー後の結果を整理し、現時点での注目馬の「現在地」を私なりにまとめてみました。

  • 期待の良血・高額馬のデビュー戦評価
  • 新種牡馬(コントレイル産駒など)の最新動向
  • 重賞を制した「本物」の注目馬
  • POG戦略とクラシックへの展望
目次

新馬戦 2025 注目馬の期待と現実

まずは、POGドラフトなどで話題の中心だった馬たちが、今どうなっているのか。「期待」と「現実」を整理してみたいと思います。

2025年 POG戦略と期待馬の評価

POG(ペーパーオーナーゲーム)のドラフト、本当にワクワクしますよね。血統表を眺めて「この配合はクラシックディスタンス向きだ」とか、「早期デビューでポイントを稼いでくれるはずだ」とか、色々と戦略を練る時間こそが醍醐味かなと思います。

ただ、POGの面白いところは、その「期待」がそのまま「結果」に結びつかない点にあります。

そして、2025年の2歳新馬戦シーズンは、まさにその「Hype vs. Reality(期待と現実)」が交錯する、POG指名者にとっては非常にスリリングな序盤戦となっている印象です。

【2025年序盤戦の大きなトレンド】

  • 超高額馬・良血馬の苦戦: POGドラフトの1位指名を独占したような、5.9億円ホースや歴史的名牝の仔たちが、デビュー戦でまさかの敗戦を喫したり、デビュー自体が大幅に遅れたりしています。
  • 新種牡馬の明確な台頭: 逆に、新種牡馬(特にコントレイル産駒)が即座に結果を出し、既存の勢力図を塗り替えつつあります。
  • 「結果」が先に出た実力馬: 世間の「期待」が集中した馬とは別のラインから、G2を圧勝するような「本物」が登場しています。

「ドラフトで無理してでも指名すべきだった!」と後悔している馬もいれば、「あんなに人気だったのに…」と頭を抱えている馬もいるのではないでしょうか。

このセクション以下では、まず「期待組」の超大物たちが今どうなっているのか、その「現在地」を深掘りします。POG戦略の「答え合わせ」と、彼らが今後巻き返し、クラシックの主役となる可能性が残っているのかを、私なりに分析していきます。

5.9億円馬エムズビギンのデビュー

今年の2歳世代で、POGドラフトの話題性、そして何より取引価格でNo.1だったのは、間違いなくこの馬でしょう。エムズビギン(牡、父キタサンブラック、母デルフィニアII)です。

2024年のセレクトセール1歳にて、税抜5億9,000万円(税込6億4,900万円!)という、もはや現実味のない驚愕の価格で落札されました。もちろん、現2歳世代で最も高額な馬の一頭です。名門・友道康夫厩舎に入厩し、期待は最高潮に達していました。

ただ、デビュー前から陣営(友道調教師)のコメントは一貫していました。それは「490kgくらい。まだ緩いけど乗り込んできた」というもので、素質は認めつつも「完成はまだ先である」ことを示唆していました。

POG指名者にとっては、この「緩い」という言葉がどう出るか、非常に気になるところでしたよね。

そして迎えた注目のデビュー戦(10月26日 京都5R 芝1800m)。鞍上にはC.ルメール騎手を迎え、当然のように単勝1番人気に支持されました。しかし、レース結果は…惜しくも2着。POG指名者からは大きなため息が聞こえたかもしれません。

ただ、その敗因は明確である可能性が高いと私は見ています。

【敗因の分析】キタサンブラック産駒の宿命か

ファンからも「ペースが遅すぎた」との指摘がある通り、レースはスローペースからの瞬発力勝負(ヨーイドン)になりました。エムズビギンの父・キタサンブラックの産駒は、総じて瞬発力勝負よりも、タフな流れでの持続力勝負でこそ真価を発揮するタイプが多い傾向があります。

このデビュー戦は、まさにその「瞬発力」を求められる展開となり、勝ち馬に一歩及ばなかった、という見方が妥当かなと思います。

POG指名者にとっては、デビュー勝ちのポイントを逃したのは痛手です。しかし、この敗戦でエムズビギンの評価を下げるのは、あまりにも早計でしょう。

デビュー前の「緩い」というコメントは、裏を返せば「とんでもない伸びしろ(奥がある)」ことの証明です。父キタサンブラック自身が、本格化したのは古馬になってから。その血統背景を考えれば、この敗戦はむしろ将来のクラシックディスタンス(特に日本ダービーや菊花賞)を見据えた上での「通過点」であり、必要な「糧」と考えるべきです。

ポテンシャルがS級であることは間違いありません。次走での巻き返し(勝ち上がり)は濃厚と見ています。

消えた?アーモンドアイ産駒の動向

エムズビギンと並んでPOGドラFTの目玉だったのが、G1・9勝の名牝アーモンドアイの二番仔、プロメサアルムンド(牡、父モーリス)ですよね。私もPOGで指名すべきか、最後まで悩んだ一頭です。

春の時点では「初仔の兄(アロンズロッド)より前進気勢がある」「早期デビューも」と、陣営のトーンは非常に高く、POGドラフトでは1位指名が競合しました。

7月には「新潟開催(7月下旬~8月中旬)でのデビューを目標」と公式に発表があり、いよいよか!と思われていました。…しかし、皆さんもご存知の通り、本記事を執筆している11月上旬時点で、まだデビュー戦に関する具体的な情報が出てきていません。

この「音沙汰なし」の状態が、POG指名者にとっては一番不安なところだと思います。「一体何があったのか?」と私も気になって、厩舎のコメントや牧場(ノーザンファーム)の情報を追ってみました。

現状、「どこかを骨折」といった再起不能レベルの深刻な故障のアナウンスはありません。これが不幸中の幸いです。ただし、各メディアの断片的な情報を総合すると、夏場にかけて軽度のソエ(骨膜炎)を発症した、あるいは体質的な弱さを見せたため、国枝厩舎が無理をさせずに「一旦ペースを落とす」判断をした、というのが実情のようです。

春先の「前進気勢がある」という評価が、逆に気持ちが入りすぎてしまい、デビュー前の調教段階で脚元に疲れが出やすかった…という可能性も考えられますね。

【POG指名者への注意喚起】

深刻な故障ではないとはいえ、春に描いていた「早期デビュー → 王道ローテ」という青写真は、完全に白紙になったと考えるべきです。

仮に12月の中山開催などでデビューできたとしても、クラシック(皐月賞)までは非常にタイトなスケジュールとなります。イクイノックス(2021年)のように遅いデビューからG1を制する馬もいますが、あれは稀なケースです。

馬名の意味は「世界への約束」。その約束が果たされるのは、まだ先になりそうです。POG的には「超ハイリスク」な状況に変わりなく、まずは無事にデビュー戦を迎えることを、クラシック云々よりも優先して見守る必要がありそうです。

キタサンブラック産駒の血統的傾向

前のセクションで触れたエムズビギン(5.9億円馬)のデビュー戦2着。実は2025年世代のキタサンブラック産駒において、これは「特異な例」ではなく、ある種の「傾向」を示しているのかもしれません。

もう一頭、POGで注目されていたキタサンブラック産駒、ブラックオリンピア(牡、父キタサンブラック、母ピノ)がいます。

この馬も、デビュー前の栗東での調教評価が抜群でした。芝コースで6ハロン81秒台、終い1ハロン11秒台中盤という素晴らしい時計をマークし、陣営からも「手がかからない馬」「追ってからもしっかり」と、ほぼ満点の評価を受けていたんです。

当然、期待されて迎えたデビュー戦(10月25日 東京5R 芝2000m)。川田将雅騎手を鞍上に2番人気に支持されましたが、結果は…ハナ差(0.0秒差)の2着でした。

【キタサンブラック産駒 2025年世代の傾向】

  • エムズビギン(5.9億): 京都 芝1800m → 2着
  • ブラックオリンピア(高評価): 東京 芝2000m → ハナ差2着

これだけの素質馬、高額馬が、揃いも揃ってデビュー戦で「2着」に敗れた。これは単なる偶然ではなく、明確な「血統的傾向」を示唆していると私は分析しています。

その傾向とは、「ポテンシャルはS級だが、仕上がりの早さや瞬発力勝負では一歩譲る」というものです。

父であるキタサンブラック自身が、現役時代に爆発的な瞬発力(上がり3Fの速さ)で勝負してきたタイプではなく、レース全体のスタミナと持続力でライバルをねじ伏せてきた名馬です。産駒にもその「ステイヤー気質」や「持続力型」の特性が色濃く遺伝している可能性が高いです。

デビュー戦特有のスローペースからの「ヨーイドン」という瞬発力勝負では、切れ味勝負の馬に一歩及ばないケースが見られる。それが、この「2着続き」の理由ではないでしょうか。

ただし、POG指名者はまったく悲観する必要はないと思います。特にブラックオリンピアが走った東京芝2000mという舞台は、クラシックに直結する最重要コースです。そこでハナ差の接戦を演じた内容は、「負けて強し」と断言できます。調教通りの高い素質は見せてくれました。

この2頭(エムズビギン、ブラックオリンピア)に関しては、POG的には「ポイント獲得は遅れるが、将来性はS級」。彼らの本当の舞台は、距離が延びてタフな流れになる、来年のクラシック(日本ダービーや菊花賞)だと信じて、次走での確実な勝ち上がりを待つのが正解でしょう。

ペスキエーラなど良血馬の苦戦

期待通りにいかないのは、エムズビギンやブラックオリンピアのような高額馬だけではありません。POGドラフトで「血統のロマン枠」として人気を集めた良血馬たちも、苦戦を強いられるケースが目立っています。

その最も衝撃的な例が、ペスキエーラ(牝、父ロードカナロア、母リナーテ)でしょう。母リナーテはスティルインラブなどを輩出した名牝系の出身で、父ロードカナロアとの配合は「早期からマイル路線での活躍」を大いに期待されていました。POG人気も非常に高かった一頭です。

しかし、11月2日のデビュー戦(東京 芝1600m)。2番人気という高い支持を受けましたが、結果はまさかの10着大敗となってしまいました。

【POG指名者への影響】

これはPOG指名者にとっては、エムズビギン(2着)の比ではない、深刻な「誤算」と言えるかもしれません。父ロードカナロア産駒で、マイル戦でこれだけの大敗を喫すると、「距離が長かった」のか、あるいは「気性的な問題」なのか、次走以降の立て直しにも時間がかかる可能性があります。

血統的な期待値が高かっただけに、この敗戦は非常に重く、POG的には「赤信号」が灯ったと判断せざるを得ません。

他にも、POG注目馬として名前が挙がっていたレダアトミカ(牝、父リアルスティール、母アトミカオロ)も、期待されて臨んだデビュー戦(10月26日 東京 芝1600m)は、結果3着でした。

ペスキエーラのような「大敗」ではないため、勝ち上がりは近いでしょう。しかし、POGで上位を狙うためには、新馬戦を確実に勝って賞金を加算することが必須条件です。その「デビュー勝ち」を逃したことは、ポイントレースにおいて一歩出遅れたことを意味します。

血統(血のロマン)はPOGの最大の魅力ですが、それだけで勝てるほど甘くない。やはり、早期の「仕上がり具合」、レースに行っての「気性」、そして「レース展開への適応力」など、実際に走ってみないと分からない要素がいかに多いか。それを改めて痛感させられる、厳しい序盤戦の結果ですね。

結果で見る新馬戦 2025 注目馬

ここまでは「期待」が先行した馬たちを見てきましたが、ここからは「期待」よりも先に「結果」で世代のトップに名乗りを上げた、新馬戦 2025 注目馬たちにフォーカスします。

新種牡馬コントレイル産駒の衝撃

2025年シーズンを語る上で、POG戦略の最大のカギを握っていたのが、この三冠馬コントレイルの産駒でした。結論から言えば、この新種牡馬は「明確な当たり」だったと断言できます。

デビュー前から「父コントレイル自身がサンデーサイレンス系であるため、配合相手は外国血統や非サンデー系が中心になる」と言われていました。そのため、産駒のタイプも多様になり、傾向が掴みづらくなるのでは?という見方もあったんです。

しかし、蓋を開けてみれば、POG指名者にとって最も嬉しい「芝の中距離路線(1600m~2000m)で、即座に結果を出した」のが衝撃的でした。

【筆頭】バドリナート(牡)

コントレイル産駒の評価を決定づけたのが、この馬の活躍です。11月上旬の段階で、早くもリステッド競走の「萩ステークス(L)」を快勝しました。

POGにおいて、2歳戦の早い時期に賞金の高い「ステークス(重賞・L)」を勝つことは、ポイントを一気に稼ぐ上で非常に重要です。バドリナートは、まさにその王道を突き進み、クラシック戦線にいち早く名乗りを上げました。

バドリナートだけでなく、他の産駒も芝の王道で存在感を見せています。例えば、注目の牝馬グラシアムヘール(母カレドニアロード)も、CWでの抜群の調教タイム(終い11秒台)を叩き出し、芝1800mでデビューを迎えました。

これら成功例に共通するのは、事前の分析通り「外国血統や非サンデー系」の母との配合である点です。それでも、コントレイル自身の持つ「芝・中長距離」の適性が、産駒に強く遺伝していることが証明されました。

【今後の展望】真の快進撃はこれから?

私がさらに期待しているのは、今後の配合です。現在は「非サンデー系」との配合が中心ですが、これで結果が出たということは、今後、父ディープインパクト系の良血牝馬(つまりコントレイルにとって近親配合になりすぎない良血馬)との配合が解禁されれば、想像以上の「ニックス」が生まれる可能性があるということです。

コントレイル産駒の快進撃は、まだ始まったばかりかもしれません。

ダートの新種牡馬と注目株

POG(ペーパーオーナーゲーム)の戦略は、なにも芝のクラシック(皐月賞・ダービー・オークス)だけを狙うものではありませんよね。特にPOGのルールによっては、ダート戦のポイント比重が高かったり、短距離重賞もクラシックと同じポイントが設定されていたりします。

ライバルが少ない(あるいは見落としがちな)ダート路線や短距離路線で、「確実にポイントを稼ぐ」という戦略は、POGで上位に行くための非常に重要な戦術です。2025年シーズンは、まさにその戦略にうってつけの新種牡馬が登場しました。

【ダートの核】クリソベリル産駒

まず、ダート路線でPOGの「核」として期待されたのが、クリソベリル産駒です。

父ゴールドアリュール系のダート王で、その実績は誰もが認めるところ。初年度産駒は113頭と、十分な数が揃っています。これは「数の力」で勝ち上がり馬を多く出す可能性が高いことを意味します。

POGルールでダート戦の比重が高い場合、このクリソベリル産駒は「最優先で指名すべき」新種牡馬だったかもしれません。芝の良血馬に指名が集中する中で、あえてダートのトップ種牡馬の産駒を狙う。これは非常にクレバーな戦略です。

特に年末の地方交流G1「全日本2歳優駿(川崎)」などは、クラシックレースに匹敵する高額賞金が設定されています。クリソベリル産駒から、このダート王道路線の主役が誕生する可能性は非常に高いと見ています。

【早期のスピード】ダノンスマッシュ産駒

次に、短距離路線です。ここで注目すべきはダノンスマッシュ産駒ですね。

父は世界のロードカナロア。その父譲りの「絶対的なスピード」と、何より「仕上がりの早さ」が期待できます。POGは早期デビューが非常に有利。6月~8月の2歳ステークス(1200m~1400m)でポイントを一気に稼いでくれる、まさにPOG戦略の「切り込み隊長」として最適です。

さらに、ダノンスマッシュ産駒のすごいところは、その配合相手です。彼自身が「非サンデー系」種牡馬であるため、日本の宝とも言える「サンデー系」の良血牝馬と多数配合されています。

インプットされた情報によれば、ディープインパクト牝馬(13頭)やハーツクライ牝馬(12頭)といった、芝の中長距離で活躍した超良血牝馬と配合されているんです。これは「父のスピード」に「母系のスタミナや底力」が加わる可能性を秘めており、POG的な「当たり」を引く確率が非常に高い配合と言えます。

【マイル路線の注目株】インディチャンプ産駒

最後に、短距離~マイル路線で、この世代最大の注目を集めている新種牡馬産駒を1頭。インディチャンプ産駒の「ロカの2023」(牝、母ロカ)です。

この馬、血統がとんでもないことになっています。兄姉にG1馬レガレイラ(ホープフルS)、ドルチェモア(朝日杯FS)がいる、あの「ロカ」の仔です。そこに新種牡馬インディチャンプが配合されました。サンデーレーシング所属、木村厩舎という超王道ラインで、POGドラフトでも最上位の人気を集めました。インディチャンプ産駒の「顔」となる存在であり、マイル路線でどれほどの走りを見せるか、注目ですね。

G2圧勝ダイヤモンドノットの強さ

さて、ここまで「期待」が先行した注目馬たちの「苦戦」について触れてきました。ですが、競馬はPOGは、それだけではありません。期待馬たちが足踏みをしている間に、「本物」は既にはっきりと「結果」を出しています。

まさに本日(11月8日)、東京競馬場で行われた「京王杯2歳ステークス(G2)」を制した、ダイヤモンドノット(牡、父ブリックスアンドモルタル)。この馬こそ、現時点での「世代トップ」と呼ぶにふさわしいパフォーマンスを見せました。

叔父に日本ダービー馬マカヒキを持つ良血馬。9月の新馬戦(阪神 芝1400m)をきっちり勝ち上がってきた実力馬ですが、今回のレース内容がとにかく圧巻でした。

【京王杯2歳S レース内容】

単勝1.8倍という圧倒的1番人気に支持されると、レースは2番手追走から。直線で軽く仕掛けられると、まるで格が違うとばかりに鮮やかに抜け出し、後続に3馬身差をつける「楽勝」でした。

鞍上のC.ルメール騎手も「楽勝でしたね」「(2番手で)リラックスしていたし、能力がありそう」と絶賛。同騎手はこのレース5勝目というおまけつきでした。

この勝利が持つ意味は、単なる「G2勝利」以上に大きいと私は考えています。

1. 新開業・福永祐一厩舎のG2制覇

まず、このダイヤモンドノットが所属するのは、あのG1ジョッキー・福永祐一調教師が2025年に開業したばかりの栗東・福永祐一厩舎です。新開業の厩舎が、その年のうちに、しかもクラシックを見据える2歳重賞(G2)を制覇するというのは、本当にすごいことです。これは厩舎の育成力、マネジメント能力が非常に高いことの証明であり、POG指名者にとってもこの上なく心強い要素です。

2. 「結果」で世代トップに立った

エムズビギン(5.9億)やプロメサアルムンド(アーモンドアイ産駒)が、「Hype(期待)」の面で世代の主役だったとすれば、このダイヤモンドノットは「Result(結果)」で世代のトップに立った最初の馬と言い切れます。

高額馬たちがデビュー戦で苦戦する中、POGリストにも名前が挙がっていた良血馬が、新馬戦(1着)→ G2(1着)と、無敗で突き抜けた。この「2戦2勝・無敗のG2馬」という肩書は、POGのポイント争いにおいても、来年のクラシック戦線においても、絶大な価値を持ちます。

3. 今後の展望

新馬・G2と1400m戦を連勝したことで、次走の最有力候補は年末の2歳マイルG1「朝日杯フューチュリティステークス(G1)」となるでしょう。現時点での完成度とスピード能力は、間違いなく世代トップクラスです。叔父マカヒキのように距離が伸びて真価を発揮するかは未知数ですが、まずはマイル路線で世代の頂点を獲りにいく。その資格を十二分に示した一戦でした。

G3制覇フィロステファニの適性

牝馬路線も「本物」が登場しています。世代最初の牝馬重賞「アルテミスステークス(G3)」を制した、フィロステファニ(牝)です。

7月27日の新潟・芝1600mの新馬戦を勝ち上がってきた馬ですが、アルテミスステークスも完勝。これでマイル(1600m)は2戦2勝となりました。

マイル適性に関しては、現時点の2歳牝馬でトップクラスと評価でき、年末の「阪神ジュベナイルフィリーズ(2歳牝馬G1)」の最有力候補に名乗り出ましたね。

注目厩舎とクラシックへの道

POGドラフトで馬を選ぶ際、血統や馬体と同じくらい…いや、もしかするとそれ以上に重要なのが、「どの厩舎に預けられるか?」という「厩舎力」のファクターです。

クラシックという長丁場を見据えた場合、馬の能力を最大限に引き出す「育成プラン」、最適な「レース選択」、そして「仕上げ(調教)」の技術が、勝敗を大きく左右します。

2025年世代の注目馬たちも、まさに世代を代表するトップ厩舎に集結しています。

栗東・友道康夫厩舎(代表馬: エムズビギン)

言わずと知れた「クラシックディスタンス」、特に日本ダービーの育成に関しては現役最強格の名門厩舎です。マカヒキ、ドウデュース、ワグネリアンなど、数々のダービー馬を育て上げてきました。

5.9億円馬エムズビギンが、デビュー前から「緩い」「完成はまだ先」と言われながらも、この厩舎に入厩したこと自体が、「この馬はダービーや菊花賞を本気で狙う馬だ」という陣営の意志表示とも取れます。

じっくりと馬を作り、大舞台に合わせてピークを持ってくる厩舎だけに、エムズビギンのデビュー戦2着も「想定内」。POG的には焦れますが、クラシック本番での「巻き返し」を信じて待つ価値のある厩舎です。

栗東・中内田充正厩舎(代表馬: フィロステファニ)

友道厩舎とは対照的に、「早期の仕上がりの良さ」と「2歳戦・マイル戦での圧倒的な勝率」を誇るのが中内田厩舎です。POGの「早期ポイント獲得」戦略において、この厩舎の馬を指名するのは鉄板とも言えます。

フィロステファニが、7月の新潟新馬戦(芝1600m)を勝ち、間隔を空けて10月のアルテミスS(G3)も完勝する、という完璧なローテーションは、まさにこの厩舎の真骨頂です。牝馬マイル路線の主役として、完璧な育成プランが進んでいます。

栗東・福永祐一厩舎(代表馬: ダイヤモンドノット)

2025年シーズン、最大の注目を集めていたのが、この新開業の福永祐一厩舎です。POGドラフト時点では、調教師としての実績はゼロ。まさに「未知数」の存在でした。

しかし、蓋を開けてみれば、京王杯2歳S(G2)をダイヤモンドノットで圧勝。いきなり結果を出しました。これは単なるビギナーズラックではありません。

G1ジョッキーとして培った「レースの読み」や「馬の特性を見抜く目」が、即座に調教師としての「レース選択」や「馬の仕上げ」に活かされている可能性が非常に高いです。POG指名者にとっては「未知数」から一転、「最高の大当たり」となった厩舎と言えるでしょう。

美浦・国枝栄厩舎(代表馬: プロメサアルムンド)

アーモンドアイ本人を育て上げ、3冠牝馬アパパネなども手掛けた、関東を代表する名門です。プロメサアルムンド(アーモンドアイ産駒)が、この厩舎に所属するのは当然の流れでした。

そのプロメサアルムンドがデビュー遅延している点は気掛かりですが、裏を返せば「名門・国枝厩舎が無理をさせない」という判断を下したということ。これは馬の将来を第一に考えた、信頼できるマネジメントとも言えます。

ただし、POG的には「早期デビュー・早期ポイント」が最優先されるため、この馬本位のじっくりとした育成方針が、クラシック(特に皐月賞)に間に合うのか…という点では、POG指名者と厩舎の思惑がズレる可能性も秘めています。

POGは馬の能力だけでなく、厩舎の「特性」(早期仕上げ型か、大器晩成型か)を理解して指名することが、勝利への近道だと改めて感じさせられますね。

総括:新馬戦 2025 注目馬の今後

2025年の2歳戦線、ここまで「新馬戦 2025 注目馬」の動向を追ってきましたが、本当にエキサイティングなシーズンになっていると思います。

これからの注目ポイントは、デイリー杯2歳S(キャンディードなど)や、東スポ杯2歳S(チュウワカーネギーなど)、そして年末のG1(ホープフルS)に向かう既走馬たちと、これからデビューする「最後の大物」(ダノンプレサージュなど)たちが、どこでどうぶつかるか、ですね。

私なりの結論としては、新馬戦 2025 注目馬を見極める上で、POG指名者としては以下の点が重要かなと思います。

POG戦略の最終チェック

  1. 「期待」より「結果」を重視する エムズビギンやブラックオリンピアの敗戦は、POGの難しさを象徴しています。一方で、ダイヤモンドノットは既にG2を制しています。血統や価格に惑わされず、レース内容を精査する必要があります。
  2. 「遅延」は「赤信号」と認識する プロメサアルムンドのように、夏のデビュー予定が秋になっても未定の馬は、クラシック参戦(特に皐月賞)に黄信号が灯っていると判断すべきです。
  3. 新種牡馬の傾向を掴む コントレイル産駒は芝中距離の「買い」、クリソベリル産駒はダートPOGの核、と傾向がはっきりしてきました。

POGは結果がすべて。ダイヤモンドノットのような「本物」をしっかり見抜く目が試されている、そんなシーズンかもしれません。

本記事で紹介した情報は、2025年11月上旬時点のものです。馬の体調や出走予定は非常に流動的です。

POGの指名や馬券の購入に関する最終的な判断は、ご自身の責任において、JRA公式サイトや各メディアの最新情報をご確認の上、行ってください。

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