秋華賞の由来を徹底解説!歴史と2025年展望

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秋華賞の由来や、そもそも秋華賞とは何か、その読み方について調べている方も多いでしょう。この記事では、秋華賞がクラシックじゃないと言われる理由、レースが行われる場所、そして詳しい出走条件を解説します。また、秋華賞のトライアルレースや優先出走権の仕組みから、過去の結果、特に過去10年や過去20年のデータを秋華賞の結果として過去一覧で振り返ります。さらに、秋華賞の過去最高配当といった波乱の歴史にも触れつつ、2025年競馬日程の中での位置づけ、桜花賞 2025やオークス2025を踏まえた秋華賞 2025の展望、注目の秋華賞 2025 出走予定馬まで、ファンが知りたい情報を網羅します。

  • 秋華賞の由来と「クラシックではない」理由
  • 出走条件や優先出走権を獲得するトライアルレースの仕組み
  • 過去20年のデータ分析と歴代最高配当レース
  • 2025年の主要レース結果と秋華賞の展望

目次

牝馬三冠最終戦、秋華賞の由来と基本情報

  • 秋華賞とは?読み方とレースの歴史
  • 秋華賞の場所となる京都競馬場の特徴
  • なぜ秋華賞はクラシックじゃないのか
  • 秋華賞の出走条件とトライアルレース
  • 秋華賞の優先出走権を獲得する方法

秋華賞とは?読み方とレースの歴史

秋華賞(しゅうかしょう)は、毎年10月に開催される3歳牝馬限定のG1レースです。これは、春に行われる桜花賞(G1・1600m)優駿牝馬(オークス)(G1・2400m)に続く、3歳牝馬三冠レースの最終関門として位置づけられています。

このレースは、1996年に新設された比較的歴史の浅いG1競走です。それ以前は、エリザベス女王杯が3歳牝馬三冠の最終戦でしたが、1996年にレース体系が変更され、エリザベス女王杯が3歳以上の古馬にも開放されることになりました。この変更に伴い、新たな「3歳牝馬限定のチャンピオン決定戦」が必要となり、秋華賞が創設されたのです。

名称の由来

「秋華」という名称は、一般公募によって選ばれました。「華」は名誉や美しさを意味し、「秋」は実りの季節を示します。中国の詩人である杜甫や張衡が用いた「あきのはな」という言葉にも通じる、3歳牝馬の集大成にふさわしい優雅さと格調高さを兼ね備えた名称として採用されています。

このように、秋華賞は伝統あるクラシックレースとは異なる経緯で誕生しましたが、現在では世代最強牝馬を決める上で欠かせない、非常に重要な一戦となっています。

秋華賞の場所となる京都競馬場の特徴

秋華賞が開催される場所は、原則として京都競馬場・芝2000m(内回り)です。ただし、2021年と2022年は京都競馬場の大規模改修工事に伴い、阪神競馬場の芝2000m(内回り)で代替開催されました。

京都競馬場の芝2000m(内回り)コースは、非常にトリッキーな舞台として知られています。主な特徴は以下の通りです。

特徴1:スタートと第1コーナー

スタート地点は、かつて「淀の坂」と呼ばれた第3コーナー手前の坂の頂上付近です。スタート直後から第1コーナーまでは距離が短いため、特に外枠の馬はポジション争いが激しくなりがちです。ここでスムーズに内側へ潜り込めるかが鍵となります。

特徴2:短い直線

最大のポイントは、ゴール前の直線が約328mと非常に短いことです。これはJRAの主要競馬場の中でも特に短い部類に入ります。そのため、後方からの追い込み一辺倒では届きにくく、勝負どころは第3コーナーから第4コーナーにかけてとなります。

このコースでは、瞬発力はもちろんのこと、コーナーをロスなく立ち回り、勝負どころで機敏に動ける「器用さ」や「レースセンス」が強く求められます。スピード(桜花賞)とスタミナ(オークス)に加え、総合力が試される舞台です。

なぜ秋華賞はクラシックじゃないのか

競馬ファンやメディアの間で「秋華賞はクラシックじゃない」と言われることがありますが、これは事実です。その理由は、このレースの創設経緯にあります。

日本の競馬における「クラシック(三冠)競走」とは、イギリスの伝統的なレース体系をモデルに設立された、特定の5つの3歳馬限定G1レースを指します。

競走名性別開催時期
皐月賞牡馬・牝馬4月
東京優駿(日本ダービー)牡馬・牝馬5月
菊花賞牡馬・牝馬10月
桜花賞牝馬限定4月
優駿牝馬(オークス)牝馬限定5月

ご覧の通り、この5レースの中に秋華賞は含まれていません。前述の通り、秋華賞は1996年にエリザベス女王杯の番組改編に伴って新設されたレースです。伝統的な経緯で設立されたクラシック競走とは異なり、後から牝馬三冠の体系を整備するために作られたため、「クラシックレース」とは呼ばれないのです。

ただし、これはあくまで「設立経緯上の分類」に過ぎません。秋華賞は桜花賞・オークスに続く牝馬三冠の最終戦として、クラシックレースと同等、あるいはそれ以上の重要性を持つG1レースであることは間違いありません。

秋華賞の出走条件とトライアルレース

秋華賞に出走するためには、いくつかの条件を満たす必要があります。世代最強牝馬決定戦であるため、誰でも出走できるわけではありません。

基本的な出走条件は「サラブレッド系3歳牝馬」であることです。フルゲート(最大出走可能頭数)は18頭と定められています。

出走馬の選定は、大きく分けて「優先出走権を持つ馬」と「収得賞金順の馬」の2パターンで決まります。その中でも最も重要なルートとなるのが、秋華賞トライアルレースです。

関東圏トライアル:紫苑(しおん)ステークス (G2)

9月上旬に中山競馬場・芝2000mで行われるトライアルレースです。2016年に重賞(G3)となり、2023年からはG2に昇格しました。秋華賞本番と同じ距離で行われるため、直結しやすい重要なステップレースとされています。

関西圏トライアル:ローズステークス (G2)

9月中旬に阪神競馬場・芝1800mで行われる伝統的なトライアルレースです。かつてはエリザベス女王杯のトライアルでしたが、秋華賞創設後は本レースの最重要前哨戦として機能しています。

これら2つのG2トライアルレースで3着以内に入った馬(合計6頭)には、秋華賞への「優先出走権」が与えられます。

秋華賞の優先出走権を獲得する方法

秋華賞への出走切符を手に入れる方法は、前述のトライアルレースだけではありません。優先出走権を獲得するルートは複数存在します。

まず、最も格が高い優先出走権は、春のクラシックレースである「桜花賞」「優駿牝馬(オークス)」の1着馬に与えられます。桜花賞馬とオークス馬は、トライアルレースを使うことなく秋華賞に直行することが可能です。

次に、前項で解説したトライアルレース(紫苑ステークス、ローズステークス)での3着以内入着馬(計6頭)です。

これらの優先出走権を持つ馬を除いた残りの枠(18頭のフルゲートから優先出走馬の頭数を引いた数)は、「収得賞金」の多い順に出走馬が決定されます。

出走馬決定の仕組み

  1. 優先出走馬:桜花賞1着馬、オークス1着馬
  2. 優先出走馬:紫苑ステークス(G2)の3着以内馬(3頭)
  3. 優先出走馬:ローズステークス(G2)の3着以内馬(3頭)
  4. 上記を除く馬:収得賞金順(多い順に出走枠が埋まる)

近年、特に春の実績馬がトライアルを使わずにオークスから直行するケースが増えており、収得賞金での出走ボーダーラインは高くなる傾向にあります。ボーダーライン上の馬たちは、最終的に抽選で出否が決まることも珍しくありません。


データで読み解く秋華賞の由来と未来展望

  • 秋華賞の結果と過去一覧で見る名勝負
  • 秋華賞過去20年と過去10年の傾向
  • 秋華賞の過去最高配当と波乱の歴史
  • 2025年競馬日程と秋華賞2025出走予定
  • 桜花賞とオークス2025から紐解く秋華賞の由来

秋華賞の結果と過去一覧で見る名勝負

秋華賞は1996年に創設されて以来、3歳牝馬三冠の最終関門として、数多くの名勝負と歴史的なドラマを生み出してきました。春のクラシック二冠(桜花賞・オークス)を戦い抜いた実績馬と、夏を越して急成長を遂げた上がり馬が世代の頂点を懸けて激突する、まさに集大成の舞台です。

その歴史の中で最も輝かしい瞬間は、やはり「牝馬三冠」という偉業が達成されたレースでしょう。

金字塔を打ち立てた歴代の三冠牝馬

秋華賞の創設以降、以下の5頭が三冠の栄誉に輝いています。それぞれの走りが、このレースの格式を決定づけてきました。

  • 2003年 スティルインラブ:無敗ではありませんでしたが、確かな実力で桜花賞・オークスを制覇。秋華賞でもその強さを見せつけ、史上2頭目の三冠牝馬となりました。
  • 2012年 ジェンティルドンナ:ヴィルシーナとの歴史に残る壮絶な叩き合いを、最後の最後でハナ差捉えきって勝利。見る者の魂を揺さぶる激闘の末、三冠を達成しました。
  • 2018年 アーモンドアイ:規格外と評された末脚はこの舞台でも健在。後方から他馬を圧倒的なスピードで抜き去り、衝撃的な強さで6頭目の三冠牝馬に輝いています。
  • 2020年 デアリングタクト:日本競馬史上初となる「無敗での牝馬三冠」という金字塔を打ち立てました。悪化した馬場をものともしない力強い走りは圧巻でした。
  • 2023年 リバティアイランド:世代を超えた能力を疑う者はいませんでした。他馬を寄せ付けない盤石のレース運びで勝利し、堂々と歴史に名を刻んでいます。

しかし、秋華賞のドラマは栄光ばかりではありません。春の二冠馬が絶対的な主役と目されながら、最後の関門で敗れるという波乱もまた、このレースの大きな特徴です。例えば2010年の二冠馬アパパネは3着に敗れ、三冠の難しさを改めて示しました。また、2021年にはそのアパパネの娘であるアカイトリノムスメが勝利し、母が届かなかった秋華賞のタイトルを手にするという感動的な母娘制覇も達成されています。

ここでは、データベースとして秋華賞の過去20年(2005年以降)の全結果を、3着までの入線馬および波乱の指標となる配当と共に一覧で紹介します。

開催年優勝馬 (人気)2着馬 (人気)3着馬 (人気)単勝3連単配当
2024年チェルヴィニア (1)ボンドガール (5)ステレンボッシュ (2)220円9,900円
2023年リバティアイランド (1)マスクトディーヴァ (3)ハーパー (2)110円730円
2022年※スタニングローズ (3)ナミュール (2)スターズオンアース (1)500円7,010円
2021年※アカイトリノムスメ (4)ファインルージュ (2)アンドヴァラナウト (3)1,000円34,650円
2020年デアリングタクト (1)マジックキャッスル (10)ソフトフルート (9)140円23,010円
2019年クロノジェネシス (4)カレンブーケドール (2)シゲルピンクダイヤ (10)680円30,190円
2018年アーモンドアイ (1)ミッキーチャーム (5)カンタービレ (6)130円13,670円
2017年ディアドラ (3)リスグラシュー (2)モズカッチャン (5)610円24,340円
2016年ヴィブロス (3)パールコード (4)カイザーバル (9)630円59,480円
2015年ミッキークイーン (1)クイーンズリング (5)マキシマムドパリ (10)260円23,590円
2014年ショウナンパンドラ (3)ヌーヴォレコルト (1)タガノエトワール (9)700円31,770円
2013年メイショウマンボ (3)スマートレイアー (5)リラコサージュ (15)570円223,800円
2012年ジェンティルドンナ (1)ヴィルシーナ (2)アロマティコ (10)170円7,270円
2011年アヴェンチュラ (1)キョウワジャンヌ (14)ホエールキャプチャ (2)230円51,510円
2010年アパパネ (1)アニメイトバイオ (5)アプリコットフィズ (3)180円※同着のため2通り
2009年レッドディザイア (2)ブロードストリート (5)(ブエナビスタ (1) 降着)460円68,910円
2007年ダイワスカーレット (1)レインダンス (10)アグネスレイピア (11)190円46,280円
2006年カワカミプリンセス (1)アサヒライジング (5)フサイチパンドラ (2)210円5,500円
2005年エアメサイア (2)ラインクラフト (1)ニシノナースコール (3)320円2,110円

※2021年、2022年は阪神競馬場で開催。※2010年はアパパネとアニメイトバイオが1着同着。3連単は(10)→(11)→(6) 13,010円、(11)→(10)→(6) 17,210円。※2009年は1位入線のブエナビスタが降着。※2008年は次項で詳述するため、ここでは割愛しています。

このように一覧で確認すると、三冠牝馬が誕生した年や、1番人気が順当に勝利した年は配当が堅実である一方、1番人気が敗れた年(2014年や2011年など)や、3着に人気薄が絡んだ年(2013年など)は配当が跳ね上がる傾向が見て取れます。単なる集大成ではなく、「秋に最も成長した馬が勝つ」レースであることが、このデータからもよく分かります。

秋華賞過去20年と過去10年の傾向

秋華賞の馬券を攻略する上で、過去のデータ傾向を分析することは非常に重要です。特に近年はレースのトレンドも変化しており、過去10年、さらに範囲を広げた過去20年のデータを多角的に見ることで、いくつかの明確な攻略の糸口が浮かび上がります。ここでは「人気」「枠順」「前走ステップ」「脚質」、そして「血統」という5つの切り口から、秋華賞の傾向を徹底的に分析します。

人気別データ:信頼すべきは1番人気

まず注目すべきは人気別の成績です。秋華賞は牝馬三冠の最終戦ということもあり、春の実績が素直に信頼されやすい傾向にあります。特に1番人気の信頼度は他のG1レースと比較しても高く、馬券の軸としてまず検討すべき存在と言えるでしょう。

人気1着-2着-3着-着外勝率連対率複勝率
1番人気5-0-1-450.0%50.0%60.0%
2番人気0-3-2-50.0%30.0%50.0%
3番人気3-1-2-430.0%40.0%60.0%
4番人気2-2-0-620.0%40.0%40.0%
5番人気0-2-1-70.0%20.0%30.0%
6番人気以下0-2-4-880.0%2.1%6.4%

※データは2015年~2024年の10年間

ご覧の通り、過去10年で勝ち馬はすべて5番人気以内、その中でも1番人気が5勝と圧倒的な成績を残しています。一方で、2番人気は1勝もできておらず、勝ちきれない傾向が見られます。馬券戦略としては、1番人気を信頼しつつ、相手には伏兵まで手広く流す形が有効かもしれません。

枠順別データ:内枠有利セオリーの嘘

前述の通り、京都内回りコースは直線が短く、一般的には「内枠有利」とされがちです。しかし、秋華賞のデータを見ると、そのセオリーが必ずしも当てはまらないことが分かります。

枠番1着-2着-3着-着外勝率連対率複勝率
1枠0-0-1-160.0%0.0%5.9%
2枠2-1-0-1610.5%15.8%15.8%
3枠2-0-1-1710.0%10.0%15.0%
4枠1-2-1-165.0%15.0%20.0%
5枠1-2-2-155.0%15.0%25.0%
6枠0-1-1-180.0%5.0%10.0%
7枠2-3-3-1210.0%25.0%40.0%
8枠2-1-1-1610.0%15.0%20.0%

※データは2015年~2024年の10年間(阪神開催の2年間を含む)

驚くべきことに、最も成績が悪いのは1枠です。これは、スタート直後のポジション争いが激しく、内で包まれて動けなくなるリスクがあるためと考えられます。逆に、最も好成績を収めているのは7枠で、外枠の馬がスムーズに良いポジションを取れる傾向にあります。内枠有利という先入観は捨てるべきでしょう。

前走ステップ別データ:新時代のローテーション

過去20年で見ると、伝統のトライアルであったローズステークス組が中心でした。しかし、近年は外厩施設の充実や調教技術の向上により、レースのローテーションに大きな変化が起きています。

現在の最重要ステップは、間違いなく「オークスからの直行組」です。夏を休養に充て、万全の状態で臨む春の実績馬が結果を出しています。ただし、オークスで大敗した馬は評価を下げるべきで、最低でも掲示板(5着以内)に入っていることが好走の条件となります。

もう一つ注目すべきは「紫苑ステークス組」です。G2に昇格してからはレースのレベルが格段に上がり、本番と同じ2000mという距離を経験している強みもあって、オークス直行組に次ぐ有力なローテーションとなっています。一方で、伝統のローズステークス組はやや苦戦傾向にあり、かつての「王道」とは言えなくなっています。

脚質別データ:差し有利は本当か?

コース形態から先行有利と思われがちですが、実際のデータは全く逆の傾向を示しています。多くの騎手が直線の短さを意識して早めに仕掛けるため、ペースが速くなりやすく、先行馬には厳しい展開となることが多いのです。

4角位置1着-2着-3着-着外複勝率
1~4番手1-3-3-2919.4%
5~9番手6-4-3-3228.9%
10番手以下1-1-2-3610.0%

※京都開催の8年間(2015-2020, 2023-2024)

データを見ても、中団あたり(5~9番手)で脚を溜めていた「差し馬」が6勝と圧倒的な成績を収めています。勝つためには、ある程度の位置から鋭い末脚を使えることが絶対条件と言えます。ただし、極端な追い込みは届きにくく、後方すぎる馬は割引が必要です。

血統傾向:近年注目の種牡馬は?

秋華賞の血統傾向も時代と共に変化しています。かつては絶対的な存在だったディープインパクト産駒ですが、近年は勝ちきれないレースが目立っています。

代わって台頭しているのが、キングカメハメハハーツクライ、そしてその後継種牡馬たちです。これらの血統は、スピードだけでなくパワーや持続力も兼ね備えており、タフな流れになりやすい秋華賞の舞台に適性があります。特に近年はエピファネイア産駒の活躍が目覚ましく、2020年デアリングタクト(母父キングカメハメハ)、2022年スタニングローズ、2024年チェルヴィニアと3頭の勝ち馬を出しています。

これらのデータを総合すると、「上位人気で、オークスから直行、もしくは紫苑Sを好走した差し馬。枠は中~外枠が理想で、父系にキングカメハメハやロベルト系(エピファネイアなど)を持つ馬」が、秋華賞で狙うべき馬のプロファイルと言えそうです。

秋華賞の過去最高配当と波乱の歴史

秋華賞は上位人気が強い傾向があると述べましたが、歴史を紐解くとG1レース史に残る大波乱が起きていることも事実です。

秋華賞の歴史、ひいてはJRAのG1レース史上における過去最高配当として語り継がれているのが、2008年の第13回秋華賞です。

この年は、桜花賞馬レジネッタ、オークス馬トールポピーが揃っていましたが、レースはとんでもない結末を迎えます。

勝ったのは、16頭立ての11番人気だったブラックエンブレム。2着には8番人気のムードインディゴ、そして3着には最低16番人気のプロヴィナージュが入り込みました。

この結果、3連単の配当は「10,982,020円」という衝撃的な金額を記録しました。これは当時のG1史上最高配当であり、いまだに破られていない大記録です(重賞全体ではさらに高額配当が存在します)。

このレースは、春の実績馬が必ずしも秋にそのまま通用するとは限らないこと、そして夏を越して急成長する伏兵馬の台頭が、牝馬限定戦の難しさであり面白さであることを象徴する一戦となりました。

2025年競馬日程と秋華賞2025出走予定

2025年の競馬日程において、牝馬三冠の最終戦となる第30回秋華賞(G1)は、2025年10月19日(日)に、伝統の舞台である京都競馬場・芝2000m(内回り)で開催される予定です。

2025年の3歳牝馬路線は、春のクラシック二冠を異なる馬が制する結果となりました。これにより、秋華賞は「三冠馬誕生」のレースではなく、春の女王たちが世代の真の頂点を懸けて激突する「真・女王決定戦」としての色合いを濃くしています。ここでは、確定した情報と今後の展望を詳細に分析します。

2025年 牝馬クラシック戦線の動向

春の二冠は、それぞれ異なる適性を持つ女王を戴く結果となりました。

  • 桜花賞(G1・4月13日):阪神マイルを舞台に行われた第一冠は、鋭い瞬発力を発揮したエンブロイダリーが優勝。世代屈指のスピード能力を証明しました。
  • オークス(G1・5月25日):東京2400mというスタミナが問われる舞台で、桜花賞馬が距離の壁に泣く中、別路線から挑んだカムニャックが樫の女王に輝き、世代随一のスタミナと持続力を見せつけています。

この結果、スピードの桜花賞馬とスタミナのオークス馬という、全くタイプの異なる二頭のG1馬が誕生しました。秋華賞の京都内回り2000mという舞台は、この両馬にとって試金石となり、どちらの適性が上回るのかが最大の見どころとなります。

最重要ステップ:トライアルレースの分析

秋を迎えた3歳牝馬戦線は、本番への優先出走権を懸けた2つの重要なトライアルレースによって、勢力図が大きく塗り替えられます。

紫苑ステークス (G2) の結果(9月7日 確定)

中山競馬場で行われた紫苑ステークスは、夏を越して成長した馬たちの激突となりました。このレースを制し、本番への切符を掴んだのは以下の3頭です。

  • 1着:ケリフレッドアスク
  • 2着:ジョスラン
  • 3着:ダノンフェアレディ

特に優勝したケリフレッドアスクは、本番と同じ2000mの距離で強い勝ち方を見せており、一気に有力候補へと名乗りを上げました。春の実績馬たちを脅かす新興勢力の筆頭として注目されます。

ローズステークス (G2) の展望(9月14日 開催予定)

この記事を執筆している9月9日現在、もう一つの最重要トライアルであるローズステークスは開催を控えています。阪神芝1800mで行われるこの一戦は、残る3枚の優先出走権を懸けた最後の戦いであり、本番の行方を占う上で絶対に見逃せません。

最大の注目点は、オークス馬カムニャックがここに出走してくるかどうか、そして春のクラシックで上位を賑わせた実績馬たちが、どのような仕上がりで登場するかです。ここで圧倒的な強さを見せる馬がいれば、春の女王2頭を脅かす存在として一気に主役候補に浮上します。

2025年秋華賞 有力馬の適性考察

現時点での有力候補について、秋華賞(京都内回り2000m)への適性を考察します。

エンブロイダリー(桜花賞馬)
最大の武器は桜花賞で見せた瞬発力です。オークスは距離が長かったと明確に判断でき、2000mへの距離短縮は間違いなくプラス材料でしょう。課題は、直線が短く器用さが求められる京都の内回りコースで、持ち味の末脚を最大限に発揮できるかどうかにかかっています。

カムニャック(オークス馬)
世代随一のスタミナは証明済みです。しかし、今回の舞台はオークスから400mの距離短縮、かつ瞬発力勝負になりやすい内回りコースへの条件替わりとなります。いかにスムーズに流れに乗り、持ち前の持続力を活かせる展開に持ち込めるかが最大の鍵となります。

2025年の秋華賞は、タイプの異なる春の女王2頭と、紫苑S・ローズSを勝ち上がってきた上がり馬が激突する、まさに大混戦模様です。どの馬にもチャンスがあるからこそ、秋華賞の由来である「秋に最も成長した牝馬」が真の女王となる、非常に見応えのある一戦となるでしょう。

桜花賞とオークス2025から紐解く秋華賞の由来

桜花賞とオークス2025の結果を踏まえると、秋華賞の由来、すなわち「3歳牝馬の集大成」というレースの存在意義がより鮮明になります。

桜花賞(1600m)はスピードと瞬発力が問われるレースであり、2025年はエンブロイダリーがその頂点に立ちました。一方、オークス(2400m)はスタミナと底力が求められる舞台であり、カムニャックがその適性を示しました。

しかし、秋華賞が行われる京都内回り2000mは、これら二冠とは全く異なる適性が求められます。単なるスピードだけでも、スタミナだけでも勝てません。両方の要素を持ちつつ、レースセンスや器用さを兼ね備えた馬こそが、最後の三冠目を制することができるのです。

2025年のように桜花賞馬とオークス馬が異なる場合、秋華賞は「真の世代女王決定戦」としての色合いを強く持ちます。これこそが、エリザベス女王杯から独立し、3歳牝馬限定戦として秋華賞が創設された由来、すなわちレースの核心的な存在価値と言えるでしょう。

春の実績馬がその実力を見せつけるのか、それとも夏を越して急成長した馬が新たなヒロインとなるのか。秋華賞の歴史は、常にその両方の可能性を秘めています。

  • 秋華賞は1996年に新設された3歳牝馬限定のG1レース
  • 読み方は「しゅうかしょう」
  • エリザベス女王杯が古馬開放されたことに伴い創設された
  • この経緯から伝統的な「クラシック競走」には分類されない
  • しかし牝馬三冠(桜花賞・オークス・秋華賞)の最終関門である
  • レースの由来は中国の詩にちなむ「秋の花」を意味する
  • 開催場所は京都競馬場の芝2000m(内回り)が基本
  • 直線が約328mと短く器用さやレースセンスが問われる
  • 出走条件は3歳牝馬でありフルゲートは18頭
  • 主なトライアルレースは紫苑ステークスとローズステークス
  • 上記2レースの3着以内馬に優先出走権が与えられる
  • 過去にはアーモンドアイやデアリングタクトなど多くの三冠牝馬が誕生
  • 過去10年では1番人気が強い傾向にある
  • 過去20年で見ると差し馬の活躍が目立つ
  • 過去最高配当は2008年の3連単1098万円超え
  • 2025年の桜花賞はエンブロイダリーが勝利
  • 2025年のオークスはカムニャックが勝利
  • 2025年の秋華賞は10月19日に開催予定
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