ターコイズステークスは荒れる!波乱の法則と激走穴馬を徹底攻略

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こんにちは。Asymmetric Edge、運営者の「K」です。年末の足音が聞こえ始めると、私たちの競馬魂を揺さぶる特別なレースがやってきます。そう、ターコイズステークスですね。有馬記念を翌週に控え、「ここで軍資金を増やしたい」「今年の負けを一気に取り戻したい」という熱気と焦燥感が入り混じる独特の雰囲気。あなたも今、パソコンやスマホの画面とにらめっこしながら、「なぜこのレースはこんなに難しいんだ」と頭を抱えているかもしれません。あるいは、高配当を演出する運命の穴馬を探して、血眼になって情報を集めている最中でしょうか。安心してください。このレースが荒れるのには、単なる偶然や不運では片付けられない、明確で構造的な理由が存在します。

  • ターコイズステークスが毎年必然的に荒れる構造的な3つの理由
  • 過去10年のデータから読み解く波乱のパターンと配当傾向の真実
  • 危険な人気馬を排除し激走する穴馬を見つけ出す具体的なフィルター
  • 冬の中山芝コースに特化した血統傾向と狙うべき騎手

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目次

ターコイズステークスが荒れる3つの構造的理由

まず最初に、なぜターコイズステークスがこれほどまでに「荒れるレース」として認知されているのか、その根本的なメカニズムを解剖していきます。多くの人が「運が悪かった」で済ませてしまう波乱の結果も、コース形態、季節特有の馬場状態、そしてハンデ戦という3つの要素を掛け合わせることで、論理的に説明がつきます。これらを知ることは、闇雲な穴狙いから脱却し、根拠のある高配当狙いへとシフトするための必須科目です。

過去10年の波乱傾向と配当データ

まずは、私たちが立ち向かおうとしている「ターコイズステークス」という敵の正体を、客観的な数値データで明らかにしていきましょう。「荒れる」という感覚は主観的なものですが、数字は嘘をつきません。過去10年以上のレース結果を詳細に分析すると、JRAで行われる他の重賞競走と比較して、明らかに異質な傾向が見えてきます。

通常、芝のマイル重賞において、1番人気に支持される馬は「現時点で最も能力が高い」と判断された馬であり、その勝率は概ね30%前後、複勝率(3着以内に入る確率)は60%を超えてくるのが一般的です。しかし、ターコイズステークスにおいてはこの「常識」が全く通用しません。過去10年のデータを見ると、1番人気馬が勝利したケースは極めて稀で、それどころか馬券圏外(4着以下)に沈むケースが頻発しています。

具体的には、1番人気の勝率は10%台に低迷しており、これは他のG3競走と比較しても異常な数値です。逆に目立つのが、単勝オッズ20倍、30倍、時には50倍を超えるような二桁人気の馬の激走です。「まさかこの馬が」と思うような伏兵が、毎年のように馬券に絡み、3連単の配当を数十万円、時には数百万円へと押し上げています。

分析項目ターコイズSの傾向一般的なJRA重賞平均
1番人気の勝率約10%〜15%(極めて低い)約32%
1番人気の複勝率30%台〜40%台約60%以上
3連単の平均配当20万〜30万円台(波乱含み)約10万円前後
二桁人気馬の好走3回に1回以上の高頻度10回に1回未満

この表が示唆している事実は一つです。ターコイズステークスにおける「人気」とは、実力の反映ではなく、単に「直近の成績が良かった」「有名な騎手が乗っている」という表面的な要素で作られた「虚像」である可能性が高いということです。オッズという数字に惑わされず、大衆心理の逆を行く勇気を持つことが、このレースを攻略する最初の一歩となります。

中山マイルの枠順不利と対策に関する考察

次に、物理的な環境要因である「コースレイアウト」について深掘りします。舞台となる中山競馬場芝1600m(外回り)は、日本の競馬場の中でも屈指の「トリッキー」なコースとして知られています。その最大の要因は、スタート地点の特殊性にあります。

このコースのスタート地点は、1コーナー横のポケットと呼ばれる場所に設置されています。ここから最初のコーナー(2コーナー)までの直線距離は、わずか約240mしかありません。これはJRAのマイル戦の中でも極めて短い部類に入ります。これが何を意味するか、想像できるでしょうか?

致命的な「外枠」の不利

スタートからコーナーまでが短すぎるため、外枠(特に8枠)に入った馬は、物理的に内側へ切れ込むスペースと時間がありません。その結果、1コーナーから2コーナーにかけて、馬群の外々を回らされる「距離ロス」を強いられることになります。競馬において、コーナーで外を回る距離ロスは、直線の数馬身分の不利に相当します。

もし、外枠の馬がこの距離ロスを嫌って、スタート直後に無理やり位置を取りに行こうとすればどうなるでしょうか?前半で過剰に脚(スタミナ)を使ってしまい、中山名物の最後の急坂で余力がなくなり、失速してしまいます。つまり、外枠を引いた時点で「距離ロスを受け入れる」か「スタミナロスを受け入れる」かの二者択一を迫られるのです。

一方で、内枠の馬はこのリスクがありません。最短距離をスムーズに回るだけで、外枠の馬に対して数馬身分のアドバンテージを得ることができます。人気馬が外枠に入り、人気薄が内枠に入った時、能力差がコースバイアスによってひっくり返る。これこそが、ターコイズステークスで頻繁に起きる「ジャイアントキリング」の正体です。予想をする際は、能力比較の前に必ず「枠順の並び」を確認し、外枠の人気馬を疑う視点を持ってください。(出典:JRA公式サイト『中山競馬場 コース紹介』

牝馬限定ハンデ戦の斤量差による逆転現象

コースに加えて、このレースをさらに複雑怪奇にしているのが「ハンデキャップ競走」というルールです。特に、ターコイズステークスは「牝馬限定」のハンデ戦であることが重要です。一般的に、牝馬は牡馬に比べて馬格(体重)が小さく、450kg前後の馬も珍しくありません。体重が軽い分、背負う斤量(負担重量)の1kgの違いが、パフォーマンスに与える影響比率は牡馬よりも大きくなります。

ここでは「実績馬に対する見えない壁」が存在します。ヴィクトリアマイルやエリザベス女王杯などで好走した実績のある馬は、ハンデキャッパーによって56kg、あるいはそれ以上の重い斤量を課されます。平坦なコースであればスピードで押し切れることもありますが、パワーを要する中山の急坂コースにおいて、この1kg、2kgの加重は、レース終盤でボディブローのように効いてきます。

斤量マジックの具体例

例えば、56kgを背負った実績馬と、53kgで出走できる3歳馬や条件戦上がりの馬がいたとします。その差は3kg。これは単純計算で約1馬身〜1.5馬身程度の差を生むと言われていますが、タフな冬の中山ではそれ以上の差となって現れます。

特に注目すべきは、「3歳馬」や「格上挑戦の軽ハンデ馬」です。彼女たちは実績が足りないがゆえに軽い斤量で出走できますが、その中には「まだ底を見せていない未完の大器」が紛れ込んでいます。実績馬が重い斤量に苦しみ、坂で脚色が鈍ったところを、物理的に身軽な軽ハンデ馬がスイスイと差し切ってしまう。これが高配当を生む黄金パターンです。「格」や「名前」で予想するのではなく、「今の時期の、このコースにおける物理的な有利不利」を冷静に計算に入れることが重要です。

冬の中山で注目の血統データと適性

競馬予想において血統は「過去の遺物」だと思っていませんか?確かに、現代競馬は調教技術の向上で血統の壁を越える馬も増えています。しかし、こと12月の中山開催、そしてこのターコイズステークスに関しては、血統こそが「最新の馬場トレンド」を読み解く最強の武器になります。

通常、日本の近代競馬は「高速馬場」での瞬発力勝負が主流です。東京や京都のG1を勝つような、ディープインパクト系に代表されるサンデーサイレンス系の「軽い」血統が圧倒的な強さを誇ります。しかし、冬の中山競馬場は、そのセオリーが通用しない「異界」へと変貌します。

この時期の中山は、秋開催で酷使されて路盤が踏み固められている上に、寒さで日本の野芝が休眠し、上からオーバーシードされた「洋芝(イタリアンライグラス等)」がメインの馬場状態となります。さらに、霜が降りては溶けるサイクルや雨の影響を受けることで、非常に「時計がかかる(タイムが遅い)」「パワーを要する」タフなコンディションになります。

このような馬場で、水を得た魚のように躍動するのが、「非主流血統」と呼ばれる、欧州や北米のパワーとスタミナに特化した血を持つ馬たちです。具体的にどの種牡馬を狙うべきか、私の分析ノートから主要なデータを公開します。

冬の中山を庭にする「ロベルト系」の破壊力

まず真っ先にチェックすべきは、馬力とスタミナの塊である「ロベルト(Roberto)」の血を持つ馬です。彼らは、他馬が苦にして失速するような荒れた馬場を、むしろ推進力に変えてグイグイと登坂する「四駆」のような走りを見せます。

狙い目のロベルト系種牡馬

  • モーリス産駒: グラスワンダーからスクリーンヒーローへと受け継がれたロベルトの直系。現役時代同様、中山マイルのようなパワーコースでは無類の強さを発揮します。少しズブい(反応が遅い)面があっても、最後は力でねじ伏せます。
  • エピファネイア産駒: 特に牝馬は、芝のマイル戦で高い適性を示します。気性が勝ったタイプが多いですが、消耗戦になりやすいターコイズSでは、その前進気勢とスタミナが活きます。
  • スクリーンヒーロー産駒: 人気薄での激走が最も多い種牡馬の一頭。人気が落ちた高齢馬でも、冬の中山なら復活するケースがあります。

タフな馬場の守護神「欧州型ノーザンダンサー系」

ロベルト系と双璧をなすのが、欧州の重厚な芝で育まれた「ノーザンダンサー系」の血です。特に、時計のかかる馬場への適性が高い種牡馬には要注目です。

筆頭はハービンジャー産駒です。有馬記念でもブラストワンピースなどが好走しているように、冬の中山の芝とハービンジャーの相性は抜群です。キレ味勝負では分が悪くても、上がりが35秒〜36秒かかるような消耗戦になれば、彼らの独壇場となります。

また、父系だけでなく、母の父(BMS)にサドラーズウェルズ(Sadler’s Wells)系ヴァイスリージェント(Vice Regent)系を持っている馬も評価を上げてください。これらは「底力」の象徴であり、ゴール前の大接戦で競り負けないための「エンジンの排気量」を底上げしてくれます。

主流血統の取捨:ディープ系でも買える馬・買えない馬

「じゃあディープインパクト系は全部消しでいいの?」と聞かれれば、答えはNOです。ただし、選別が必要です。純粋なディープインパクト産駒(キレ味特化型)は、馬場が悪化するとノメって力を出せないリスクがあります。

しかし、ディープ系の中でも「パワー型」に分類される種牡馬は例外です。

種牡馬タイプ代表種牡馬ターコイズSでの評価
パワー型ディープキズナ、リアルスティールプラス評価:パワーとスタミナを継承しており、荒れた馬場もこなせる。
スピード型ディープディープインパクト(直仔)、ミッキーアイル割引必要:綺麗な馬場でのスピード勝負が得意。タフな馬場は苦手な傾向。

特にキズナ産駒は、牡馬・牝馬問わずパワーと精神力を兼ね備えており、非主流血統に近いタフさを持っています。ディープの孫世代にあたる彼らは、今の荒れた中山にも十分対応可能です。

結論として、血統表を見る際は「スマートな良血馬」よりも、少し泥臭い「パワーとスタミナの血」が騒いでいる馬を探してください。人気薄の馬の母系に「ロベルト」や「欧州ノーザンダンサー」の名前を見つけた時、それがあなたの高配当へのパスポートになるかもしれません。

危険な人気馬の共通点と消去法

構造的理由の最後として、「なぜ人気馬が飛ぶのか」をさらに具体的に掘り下げ、あなたの馬券から「買ってはいけない人気馬」を炙り出すための消去法を伝授します。多くのファンは、専門紙の◎印や単勝オッズを見て安心感を得ようとしますが、難解なターコイズステークスにおいて、思考停止で人気馬に乗ることは自殺行為に等しいと言わざるを得ません。

過去10年のデータを解剖すると、馬券圏外(4着以下)に沈んだ1番人気〜3番人気の上位馬たちには、驚くほど明確な「敗走の共通項」が存在しました。これを知っているだけで、無駄な馬券を減らし、その資金を本当に狙うべき穴馬に回すことができます。

【パターン1】「東京・新潟マイル」での好走実績がアダになる

最も多くの人が陥る罠がこれです。前走や近走で、東京競馬場や新潟競馬場のマイル戦において「上がり33秒台の末脚」を使って好走した馬は、新聞の見栄えが良く、過剰に人気になります。

しかし、直線の長いコースで求められるのは「トップスピードの持続力(キレ味)」ですが、冬の中山マイルで求められるのは「コーナーを器用に回る機動力」と「急坂を駆け上がるパワー(トルク)」です。これらは全く別競技と言っても過言ではありません。

ここが落とし穴!

「東京でキレキレだった馬」が中山のタフな馬場に来ると、勝負所の3〜4コーナーでスピードに乗り切れず、直線の急坂でエンジンがかかる前にゴールを迎えてしまうケースが多発します。「脚を余して負ける」典型的なパターンです。

【パターン2】「G1組」の過大評価と距離短縮のショック

次に警戒すべきは、秋華賞やエリザベス女王杯といった「秋のG1戦線」を戦ってきた馬たちです。「G1に出ていたのだから、G3のここでは格が違うだろう」という安易な思考は危険です。

特にエリザベス女王杯(2200m)からの直行組には細心の注意が必要です。2200mという中長距離戦から、一気に600mも距離が短縮されるマイル戦への転換は、馬にとって相当なストレスになります。マイル特有の速いペースについていけず、なし崩しに脚を使わされて凡走する「距離短縮のショック」は、実績馬であっても抗い難い生理現象です。

さらに、G1の激戦による「目に見えない疲労(メンタル面の消耗)」が蓄積している場合も多く、調教時計は出ていても、レース本番で闘争心を見せずに終わるケースが後を絶ちません。

【ケーススタディ】過去に消えた人気馬の実例

論より証拠。実際にどのような馬が期待を裏切ってきたのか、具体的な事例を見てみましょう。

馬名(人気)着順敗因分析
2020年ドナアトラエンテ(2番人気)8着前走・前々走が東京1800mでの好走。中山マイルの忙しい流れに対応できず、位置取りが悪くなり不発。適性のミスマッチ。
2019年エスポワール(1番人気)9着秋華賞9着からの参戦。過剰人気していたが、外枠気味の枠順と、G1激走の疲労、初の中山マイルへの戸惑いが重なった。疲労と経験不足。
2017年ワンブレスアウェイ(2番人気)8着エリザベス女王杯からの大幅距離短縮に対応できず。追走に手間取り、持ち味を出せずに終了。距離短縮の失敗。

【結論】心を鬼にして切るべき「危険な人気馬」チェックリスト

以上の分析に基づき、今年の出走馬で以下の条件に1つでも当てはまる人気馬がいれば、勇気を持って「消し」または「評価ダウン」の判断を下してください。

  • 外枠(7枠・8枠)に入った差し・追い込み脚質の人気馬
    (物理的な距離ロスを挽回するのは至難の業)
  • 前走が「東京芝1600m」で上がり最速をマークした馬
    (中山適性への疑問符。人気先行の可能性大)
  • エリザベス女王杯から直行で、馬体重が減っている馬
    (ペース戸惑い+疲労残りのダブルパンチ)
  • 初の古馬対戦となる3歳馬で、54kg以上のハンデを背負わされた馬
    (ハンデの恩恵がなく、古馬のタフさに屈するリスク)

たとえ鞍上がルメール騎手や川田騎手であっても、この「構造的な不利」を覆すのは容易ではありません。人気馬が飛ぶ瞬間こそが、私たちが待ち望む高配当の瞬間なのです。

ターコイズステークスで荒れる馬券を獲る予想

ここまで、ターコイズステークスが荒れる構造的な理由を解き明かしてきました。理論武装は完了です。ここからは、その理論を実際の馬券戦略に落とし込み、高配当を獲りに行くための実践的なアプローチについてお話しします。私が普段行っている、少しマニアックですが実用性の高い予想プロセスを共有しましょう。

今年の予想で狙うべき穴馬の条件

私がこのレースで最も重要視し、穴馬候補としてピックアップするのは、「鮮度」と「勢い」を兼ね備えた馬です。具体的には、3勝クラス(準オープン)を勝ち上がってきたばかりの馬(昇級初戦)、あるいはリステッド競走で堅実に賞金を加算してきた馬たちです。

なぜ彼女たちが狙い目なのか?それは「疲労の少なさ」と「ハンデの恩恵」の掛け合わせにあります。G1戦線を戦ってきた馬たちは、心身ともに消耗していますが、下級条件から上がってきた馬たちは、まだ能力の底を見せておらず、精神的にも充実期(フレッシュな状態)にあります。人間で言えば、激務続きのベテラン社員と、やる気に満ち溢れた新入社員のような違いでしょうか。

さらに、実績がないためハンデは52kg〜53kg程度に設定されることが多く、軽量を活かしたスピード勝負に持ち込むことができます。「格下だから通用しない」という固定観念を捨ててください。ターコイズステークスは、格下の馬が格上の疲労馬を食う「下克上」の舞台なのです。特に、「昇級初戦で全く人気がないが、前走の勝ち方が強かった馬」は、絶好の狙い目となります。

激走する前走ローテーションの分析

次に、馬が「どこから来たか」というローテーションを分析します。一般的に距離短縮(2000m→1600mなど)は好材料とされがちですが、ターコイズステークスにおいては、「同距離(1600m)」または「若干の距離延長(1400m→1600m)」組、そして「小回りコース経験馬」に妙味があります。

特に注目してほしいのが、福島競馬場や中山競馬場といった「小回りコース」での好走歴です。例えば、前走が福島記念(G3)や、中山のオープン特別だった馬は、既にコーナーのきついコースでの立ち回り方を体得しています。逆に、広い東京コースや新潟コースだけで良績を残してきた馬は、中山の急なコーナーワークに対応できず、スムーズさを欠くリスクがあります。

敗因分析の重要性

また、「前走の着順が悪かった馬」を無条件に切ってはいけません。前走が「大外枠で不利を受けた」「直線で詰まった」「展開が向かなかった」といった明確な敗因がある場合、それは実力負けではありません。オッズが下がった今回こそが、本当の買い時なのです。近走の着順というノイズを取り除き、純粋なパフォーマンス能力を評価しましょう。

中山巧者の騎手を見抜くポイント

競馬界には古くから「馬7:人3(勝敗の要因は馬が7割、騎手が3割)」という格言があります。しかし、ことトリッキーな中山マイル、しかもハンデ戦のターコイズステークスにおいては、この比率は崩壊します。私は、「馬5:人5」、あるいはそれ以上に騎手の腕が問われる舞台だと考えています。

ここで狙うべきは、全国リーディング上位のルメール騎手や川田騎手だけではありません(彼らは人気になりすぎて妙味がありません)。注目すべきは、美浦(関東)を拠点とし、毎週のようにこの難コースと格闘し、その癖を知り尽くした「中山マイスター」たちです。彼らが人気薄に乗っている時こそ、高配当への扉が開かれます。

なぜ「中山マイスター」が穴をあけるのか?その戦術的理由

人気馬に乗る騎手と、人気薄に乗るマイスターたちでは、レースにおける「リスク許容度」が全く異なります。

  • 人気馬の騎手(安全策):「飛んだら叩かれる」というプレッシャーがあるため、詰まるリスクのあるインコースを避け、安全に外を回そうとします。しかし、中山マイルで外を回すことは、致命的な距離ロスにつながります。
  • 穴馬のマイスター(ギャンブル):「一発ハマれば御の字」という心理で乗れるため、リスクを承知でインコースの狭い隙間に突っ込んだり(イン突き)、ペースが緩んだ瞬間に後方から一気にまくったりと、大胆な奇策を打てます。

混戦になればなるほど、外を回した人気馬が伸びあぐね、インを突いた穴馬がスルスルと抜けてくる。これがターコイズステークスの「荒れる」正体の一つです。では、具体的に誰を買えばいいのか?私が全幅の信頼を置く「中山の職人」たちを紹介します。

騎手名特徴・狙い目のパターン
田辺 裕信【中山の魔術師】
このコースを知り尽くしたベテラン。展開を読む力が天才的で、逃げ馬がいないと見るや奇襲の逃げを打ったり、逆にインでじっと脚を溜めたりと変幻自在。特に「内枠に入った人気薄の田辺」は、黙って買い目に入れるべき最重要人物です。
津村 明秀【穴メーカー】
派手さはありませんが、コースロスのない経済コースを通る技術は一級品。馬の能力が多少足りなくても、エスコートの巧さで馬券圏内に持ってくる「ヒモ荒れの使者」です。重賞で人気がない時ほど不気味な存在。
横山 武史【積極策の若大将】
スタートセンスが抜群で、良いポジションを取ることに長けています。中山マイルは「位置取り」が命。先行して粘り込む競馬が得意で、多少強引にでも前に行く姿勢が、タフな流れで活きます。
菅原 明良【剛腕の追える騎手】
最後の中山の急坂で、馬が苦しくなってからの「ひと押し」が利く騎手です。ズブい馬や、スタミナ型の馬を無理やり動かす腕力があり、混戦での叩き合いに強いのが特徴です。

「勝負気配」を読み取る:乗り替わりのサイン

もう一つ、騎手に関連して見逃せないのが「乗り替わり」のサインです。特に注目してほしいのが、「関西の騎手や若手騎手から、上記のような中山巧者へ乗り替わったタイミング」です。

陣営(調教師・馬主)がわざわざこのレースのために、中山を得意とする騎手を確保したということは、「ここは本気で勝ちに来ている(あるいは一発狙っている)」という無言のメッセージです。特に、前走で凡走して人気を落としている馬が、鞍上強化(中山適性の高い騎手へのスイッチ)で臨んでくる場合は、激走のフラグが立っています。

結論

予想に迷ったら、馬の能力比較を一旦脇に置き、「誰が乗るか」で選んでみてください。「内枠の田辺」「混戦の津村」「先行の横山武史」。このキーワードを頭の片隅に置いておくだけで、難解なターコイズステークスのゴール前が、歓喜の瞬間に変わる確率はグッと高まるはずです。

オッズの歪みと買い目の工夫

最後に、馬券の買い方、マネーマネジメントについてです。ターコイズステークスで勝つためには、市場心理(オッズ)の歪みを利用する必要があります。この時期は有馬記念直前ということもあり、多くのファンが「確実に当てたい」という心理状態にあります。そのため、新聞に重い印がついている「知名度のある実績馬」の馬券が過剰に売れ、オッズが低くなる傾向があります。

これこそがチャンスです。実力はあるのに地味な馬(前走条件戦勝ち馬や、地味な騎手の馬)が、過小評価されておいしいオッズで放置されています。私たちは、この歪みを突くのです。

フォーメーション戦略の推奨

具体的な買い目としては、1番人気を1着固定にするような買い方は推奨しません。「ヒモ荒れ」だけでなく「大波乱」まで想定し、3連単や3連複のフォーメーション馬券を組みましょう。1列目(軸)には、これまで挙げた条件を満たす「期待値の高い穴馬」を据え、2列目・3列目に人気馬と手広い穴馬を配置する。これなら、人気馬が飛んだ時の爆発力を最大限に享受できます。100円が数万円、数十万円に化ける夢を見られるのが、このレースの最大の魅力なのですから。

ターコイズステークスが荒れる傾向のまとめ

長くなりましたが、ターコイズステークス攻略の旅も終着点です。このレースが荒れるのは、中山マイルという特殊なコース、冬のタフな馬場、そしてハンデ戦という要素が複雑に絡み合った必然の結果であることを、ご理解いただけたでしょうか。

過去のデータや配当傾向を単なる数字として見るのではなく、その背景にある「なぜ」を理解することで、あなたの予想の精度は格段に上がります。「外枠の実績馬を疑い、内枠の元気な格下馬を狙う」「瞬発力血統よりもパワー血統を評価する」「中山マイスターの一発に賭ける」。これらの視点を持って出走表を眺めれば、今まで見えなかった「激走馬」の姿が浮かび上がってくるはずです。

今年のターコイズステークスが、あなたにとって最高の「ボーナス」となることを心から願っています。冷静な分析と、少しの勇気を持って、波乱の結末を楽しみましょう。

※本記事のデータや予想に関する情報は、過去の傾向や個人的な見解に基づくものです。競馬に絶対はありません。馬券の購入はご自身の判断と責任においてお願いいたします。正確な出馬表やオッズ、レース結果についてはJRA公式サイトをご確認ください。

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